御徒町ガードの橋脚補強工事が真っ盛りである。
現在入居するテナントを仮の店舗に移して現在工事を行っている。
あの「味の笛」も昨春仮店舗に移って営業を行うと、いつもの店舗よりも多くの客で賑わった。
それが御徒町駅南口すぐ横の一等地だった。
従来の店舗と比較すれば延床面積で仮店舗の方が断然広い。
店は3分の2が座り、3分の1が立ちスペースとなっている。
「味の笛」のグレートな点は生ビールが250円。
「タカラ焼酎ハイボール」が200円。
ずっと変わらないこの姿勢。
肴も揚げ物あり、刺身あり、煮物あり。
さすが吉池グループ。
そして、お店を担当するおばちゃんがいい演出をしてくれる。
その手際のよさがまさに店のダイナモだ。
ボクはいつも生ビールを1杯とあの緑の小瓶「越の白鳥」(300円)を1本。
それに「メンチカツ」と「まぐろぶつ」。
これで1,000円しない(多分)。
多分ていうのは、いつもボクはsuicaを使っているから、よく分からないのだ。
ボクはもちろんいつも立ちスペースに陣取る。
ある日、こんなことがあった。
取引先のIサカ、I田さんが偶然隣で飲んでいた。
「え?何でこんなところにいるの?」
とI田さん。
いえ、会社が近くですから。
「そういえば、お互い会社が近いんですよね」。
道産子のI田さんは酒が強い。
緑の小瓶を何度も注いでは、カウンターに買いに行ってくれる。
いいよなぁ。
自然に友が集まる酒場って。
現在、「味の笛」は仮店舗を退去した。
噂では来春のオープンに向け、準備をしているという。
早く戻ってきてくれ、御徒町の「味の笛」よ。