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居酒屋さすらい 1540 - 希少な酒に酔う - 「壌(じょう)」(千代田区大手町)

2019-09-28 20:36:57 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

ライフワーク、「立ち飲みラリー」は、約10年かけて東京メトロ東西線の終点まで歩いた。といっても、全駅を制覇した訳ではなく、まだ道半ばといったところ、日本橋から西をまだ残している。東京駅界隈は、山手線編などで、かなり歩いたから、今回から新たなステージとして、大手町を舞台に立ち飲みを探していくこととして、日本橋から大手町まで歩いた。

さて、大手町は厄介だ。網の目のように張り巡らされた地下の店をどのように探していくか、かなり骨が折れる作業である。本来、ネット検索はタブーなのだが、大手町立ち飲みで探してみることにした。すると、引っ掛かったのは、「壌」という店。パークビルディングの階下にあるらしい。

メトロの通路から歩き、ビルのエスカレーターを上がったら、店は目の前にあった。格子天井、枠の大きな格子戸とやけに大きい欄間はちとやりすぎじゃないかと。完全に和テイストの店舗を見て安心した。バルのような騒がしい店かと思ったが、しっとりと落ち着いた印象。早速、カウンターにポジショニングした。

メニューを見ると、ほぅクラフトビールもある。しかも、「サンクトガーレン」の樽生が。昔から一度行ってみたかった厚木のマイクロブルワリーが、まさかここで飲めるとは。

「さくら」(800円)をいただく。

生ビールは、この「サンクトガーレン」と「スーパードライ」、そして、「ヱビス」の「琥珀」。渋いチョイスだ。しかもボトルビールが、また豊富。じっと30種類はありそうだ。これだけラインナップしている立ち飲みって、あまりないんじゃないか。

つまみも多種多様。「国産ビーフジャーキー」という簡易なものがあったかと思えば、「煮物」みたいなものまで、幅が広い。その中から、「チーズの醤油づけ」をオーダーした。一見、チーズと醤油はミスマッチかと思いきや、これが意外にオツな味。

お店の店員さんは若いのだが、付かず離れずで落ち着いている。

「会社、お近くですか?」。

「今日はたまたま、このあたりまで来て」。

ポツリポツリと会話が続く。

ビールも豊富だが、日本酒やワインもかなり取り揃えている。

さぁ、次は日本酒にしようか。

「辛い奴をください」とリクエストすると、出てきたのは、「ばくれん」(500円)。

まさか、この希少な酒にありつけるとは。「くどき上手」の亀の井酒造が研究を重ねて辿り着いた超辛口の純米吟醸。早速、ちびりとやると、なるほど辛いが、ただ辛い訳ではない。ふくよかな柔らかさの余韻を楽しむことができる。

さぁ、こうなってくるとあてだな。

「おばんざい 3点盛り」(500円)で勝負。

なすの煮物、ひじきなど、酒に合うあてがてんこ盛り。これはいい。もう一杯、「ばくれん」をお代わりして店を後にした。ビールと酒、申し分のないラインナップ。この店、結構使い勝手がよさそうだ。

帰りに「壌」が入る、地下の飲食店街、「よいまち」を眺めていると、公共の通路に、時折立ち飲み用のテーブルが置いてある。どこかの店のテーブルかと思ったが、どうやらそうでないらしい。あちこちの店舗から酒やつまみを買って、テーブルで楽しめるらしい。これは今までにないパターン。さて、果たしてこれをどう攻略すべきか。立ち飲みラリーは新たな段階に入ったと思う。

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