草花好きのひとりごと

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さくらそうの栽培方法を考える6~肥料

2010-01-16 | さくらそうの栽培方法を考える
さくらそう(日本桜草)は、肥料を施さなくても育てることができますが、肥料を施すことで花数が多くなったり、芽の成長が良くなったりする効果があるようです。

用土に混ぜておく元肥には、油かすや骨粉などの有機質肥料を植え付けの1ヶ月以上前に土に混ぜておく方法と、効果が長く持続する元肥用の化成肥料を混ぜたり、根に直接触れないように鉢底の方にばら撒いておく方法があります。
化成肥料は早めに混ぜておいても構いませんが、発酵していない有機質肥料は根を傷めるとされており、植え付け直前に混ぜる事は避けた方が良さそうです。

元肥を用いる際の欠点を挙げれば、量が多過ぎたときに取り除くのが難しいことです。
いずれにしても元肥は控え目にしておき、追肥を併用するのが無難かと思います。

生育中に施す追肥には、液体肥料や早く効果が現れる粒状の化成肥料などがあります。
こちらは他の草花と同程度かやや少ない程度の量を施せば良いでしょう。
油かすや骨粉が混ざった有機質の固形肥料や2~3ヶ月効果が持続するタイプの化成肥料も使ってみたことがありますが、効果が現れるのが遅く、花後2ヶ月ほどで葉が枯れてしまう桜草には向かないようです。

施肥の時期は、葉が出てから蕾が色づくまでの期間と、花が咲き終わってから葉が枯れ始めるまでの期間の二つに分けられます。
開花前は花数を増やし、葉を大きく育てる目的があります。
葉の大きさは開花期の鑑賞価値を左右する要素となりますので、大き過ぎず小さ過ぎず好みに合うように調節します。

花後は、葉を育てて翌年の花や葉となる芽を充実させ、数を増やす目的があるようです。
花が咲き終わった後の鉢を鑑賞することはまずありませんから、葉が大きく育っていても良いので、積極的に肥培すると良いと思います。ただ、肥料が多いと小さな芽ばかりが多く増える性質の品種もあるようですから、品種に合わせて調節することも必要です。

秋には葉が枯れていますが根は育っていて、芽が大きく成長する季節とされ、この時期にも肥料を少し施した方が良いと言う説もあるようです。
私は葉が枯れてからは全く施肥をしていませんが、特に問題を感じたことはありません。
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