ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

ROSEMARY SQUIRES

2008年03月02日 | 私的Rare盤
MGM/E3597/ROSEMARY SQUIRES/MY LOVE IS A WANDERER/1957

ずっと以前に本アルバムを日本ポリドール盤で紹介したのですが、MGM盤を入手したので全面的に書き換えました。彼女のMGM盤は入手したいなと思うようになって数年は見かけなかったのですが昨年末に二度海外で見かけることができました。最初に見た時は“おぉ~、これが青のロージーと言われているアルバムMGM盤かぁ~”という気分で初めてデートした時のような気分でした。価格(安くはなかったです)は?送料は?などと自分で確認して所用でパソコンを離れ、しばらくしてもう一度確認しようとするとそのアルバムはもうどこかへ消えていました。売れたのか、売り手が自身で取り下げたのかは判りません。こうして初めて見かけた“青のロージー”はいなくなりました。それから数ヶ月後に某ショップから連絡がありWANTSで依頼していた本アルバムが入荷しますがまだ必要ですか?という内容でした。まだ僕は見放されてはいなかったのだと救われたような気持ちで即決でいただきました。その後に再び海外で消失したアルバムの同じセラーからもう一度本アルバムを見かけましたしたが(信用なし)時既に遅しで、さらに昨日頃から国内の某サイトにも出品されていますがこれは相当高額で出品されているように思います。
彼女は1928年イギリス・ブリストル生まれでライナーノートによると彼女は子供の時からタレントとして活躍、20歳になった時に初のプロとしての仕事をしました。バンドシンガーとして実力をつけソロとなってからもBBC放送のラジオやテレビで活躍したという事です。彼女の声はA面最初のMY LOVE IS A WANDERERの冒頭の彼女のボーカルを初めて聴いた時は回転数を間違えて聴いているんじゃないかと一瞬思えるほどに幼いようなキュートな声質です。でもそれがやがて彼女の持ち味とわかってくると、今度は彼女の大人の女性として持つ甘さや落ち着きが感じられ, 適度なハスキーボイスが心地よくなってきて, さらにキュートさが増してくるでしょう。
再発盤の写真も撮り直して載せてみました。オリジナルはいわゆる額縁ジャケットですが再発のジャケットは一枚仕立てとなっていいます。ジャケットの色感などは再発の常で少し色が濃いようです。再生音は日本ポリドールの盤もMGM盤もあまり変わりがないようにも思えますが、ポリドール盤は高音が強めに入って、MGM盤に比べると音が若干硬いというか金属的に感じます。MGM盤はそれに比較すると自然な音色のように僕には思えます。

FRANK SQUIRESの指揮によるオーケストラ伴奏
収録曲
A面
1, MY LOVE IS A WANDERER
2, JUST ANOTHER DAY WASTED AWAY
3, APRIL HEART
4, WHER LOVE LIES WAITING
5, EARLY AUTUMN
6, WHEN YOU KISS BACK
B面
1, MEAN TO ME
2, SUMMER IS A-COMIN' IN
3, SATUEDAY FREINDS
4, LAZY MOON
5, MY WAYWARD HEART
6, I'LL GET BY

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ジャケ (azumino)
2008-03-03 21:47:06
kuirenさん こんばんは

僕は日本盤のLPは持っています。

しかし、このMGM盤のジャケットは日本盤とは全く別物のようにみえます。街燈ばかりでなくて全体が素晴らしい。ため息がでるくらいですね。
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ありがとうございます (kuiren)
2008-03-03 22:57:31
azuminoさん

こんばんは
最上のお褒めの言葉をいただき本当にただ素直に嬉しいです、ありがとうございます。
求め探し続けいるといつかは出会えるというのが実感できました。

こういう喜びがあるのでレコード収集からはボケがくるまでは卒業できないと思います。
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