ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

やっと2枚目で心落ち着いたHELEN MERRILL

2012年02月17日 | 私的Rare盤
伊CETRA EPD46/HELEN MERRILL/JAZZ IN ITALY N.8/7inch

このCETRA盤のJAZZ IN ITALYシリーズは最初にN.4のFATIMA ROBINを渋谷JAROで入手したのが最初。お店へ行き始めて数回目だったかにEP盤の中に混じって置かれていたのを入手したのが最初で持ち帰って聴くと録音が非常に良い盤だなぁと感じた。と同時にスリーブのデザインもさすがイタリアで白黒基調に真っ赤なアクセントとお洒落な感覚が気に入っている。当時からN.8のHELEN MERRILLも求めていたが全く入手までに至らなかったEPだった。一度も見かけたことすらない年が続いたのだ。N.4のFATIMA ROBINを入手してからこのN.8を入手するまでに少なくとも5年以上はかかったと思う。それからここに掲載のHELEN MERRILLは実は2枚目なのだ。つまりどの廃盤店でもネットでも縁もなく出会いもない中で、ある日海外から入手できたのが最初の1枚目。しかしその入手したものはスリーブの状態が良くなくどうしようかと随分と悩んだが入手欲には勝てなかった。しばらくは聴いていたもののやはりスリーブ状態に我慢できなかった。縁というのは不思議なもので一度入手するとまた出会いが続くことになる。という流れで海外オークションで2枚目を入手した。それでやっと納得できる所に落ち着いた。今更だがこの経験以降は状態の良くないジャケや盤には二度と手を出さなくなった。結局追い銭が要って高くつくという事になるからだ。もはや新たに購入する余力はないが本EPがもしスリーブも盤もピカピカという状態で東京の廃盤専門店の壁に飾られている場合はいったいいくらの値がついているんだろうかと余計な事を考えてしまう。それからFATIMA ROBINにしてもHELEN MERRILLにしてもこういう発売枚数が少量のEP盤はもうコレクターの棚に収まってしまい世に出てくる事がますます少なくなるのだろうか?それともコレクターが年老いてもう聴けなくなった時には家族が売りに出すのだろうか?僕の友人は自分が聴けなくなっても手放すな蔵に納めておいてくれと奥さんに伝えてあると言っていた。僕はどうしたいのだろうかまだ考えも決まっていない。
パーソナル;HELEN MERRILL (vo), GIANNI BASSO (ts), DINO PIANO (tb), RENATO SELLANI (p), GIORGIO AZZOLINI (b), FRANCO TONANI (ds) 
(収録曲)A1. EVERYTHINGS HAPPENS TO ME /A2.THE MORE I SEE YOU /B1. I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN
さて彼女がイタリア滞在中に録音された本盤、当然のように彼女のボーカルのバックを受け持つのは当時のイタリアを代表する面々だがそれぞれのメンバーについて僕は詳しくない。本盤のHELEN MERRILLのボーカルだが収録順にEVERYTHINGS HAPPENS TO MEから聴き始めるのが絶対のお薦め。というのは本曲は彼女がまず歌い始めてからバックがついてくるのだが、その彼女の静かな歌い出しとボーカルには聴いた瞬間に鳥肌物というか秒殺されるんじゃないかと思う言いようの無い魅力が濃縮されている。そのボーカルを活かしきるバックの演奏も見事。EVERYTHINGS HAPPENS TO ME とTHE MORE I SEE YOUで彼女のボーカルをじっくりと味わって、I'VE GOT YOU UNDER MY SKINではそれに加えてバックの演奏を更に楽しむ事ができる。録音も良くEP盤とはおもえないほどの輪郭くっきりの再生音でたとえ音量を上げてもいささかの崩れもない。なお本EP盤の収録曲を収めたCDもあり僕も以前に入手したが再生音はアナログ盤と比べられない。

追記)あくまで僕の所見ですが本ドーナツ盤は一般的ドーナツ盤より中心部のホール径が気持ち大きい(0.5ミリちょい大)ので、手持ちのドーナツ用アダプターではやや径が不足の場合もある。この点に無頓着だと中心がブレて再生に悪影響があると思う。僕は大昔から使っているアルミのアダプターと7年前に買ったアダプターと2個あって新しい方が気持ち径が大きい。この二つあればどのドーナツ盤に対してもどちらかが適切に合うので助かっている。大昔から使っているからすり減ったなどという事はないと思うが、なぜ径が幾分でも違うのかは不思議に思う。
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やっと出会えた7インチ盤 KARIN KROG

2011年01月29日 | 私的Rare盤
(Norway)SONET/T-9541/KARIN KROG/BREAK OF DAY OF MOLDE/7inch/stereo/1969年

この7inch盤はかなり長い間探し続けました。多分5年か6年ぐらいは時を要したと思います。その間店頭でもネットでも一度も見かける事はなかったのですが、ついに本当に我が家へやってきたのです。どうして欲しかったのか、演奏者が好きとかあるいは演奏が良いとかは聴いた事がないので無知なままで厚顔にも実はジャケットの景観がノルウェーらしく感じて欲しかったのと、探しても探しても見つからないのでますます欲しくなったわけです。アルバムのタイトルはBREAK OF DAY IN MOLDE, 日本語で直訳すれば, MOLDEの夜明けという事でしょうが、この収録がなされたのは7月末頃ですから北欧は白夜のシーズン。いつも夜明けみたいなもんだったでしょうか? MOLDEというのはノルウェイーの観光地のようで島並の様や海と山々がきれいなところらしいです。ちょっと瀬戸内海のイメージを重ね合わせてみたくなりましたが山の景観が違いますね。山の峰が鋭いです、ノルウェーの方は。MOLDEというのはCITYの名称でノルウェイーでも夏に観光客が集まる町という事で、毎年夏にはジャズ・フェスティバルがいまでも催されるという事です。そういう時期のある日に山の上のキャビンにてジャズ・セッションがおこなわれ、そのセッションから2曲が収められ本EP盤の発売というわけです。僕はジャケット写真の左端に写っている白い建物でセッションがおこなわれたと思い込んでいます(真偽は確かではない)。

ジャケット裏の写真を眺めながらメンバー紹介です。後ろ左から JON CHRISTENSEN(ds), ARILD ANDERSEN(b), KARIN KROG(vo), BERNDT EGERBLADH(organ), 前列左から TED CURSON(tp), ELISABETH SONSTEVOLD(harp)。KARIN KROGとELISABETH SONSTEVOLD似ていませんか? 眼鏡をかけ替えるとどちらがどっちか分からなくなりそうです(笑)

この7inch盤に収められているのは、CARLA BLEYの“BREAK OF DAY IN MOLDE”と、KARIN KROGによる“BLUES EYES”の2曲だけ。僕はBLUES EYESのやや黒っぽくて気だるいムード漂う演奏が騒いだ前夜の夜明けを象徴しているようで気に入っています、当時はまだ若くて精悍なTED CURSONのミュートをきかせたトランペットもいい味だしています。BREAK OF DAY IN MOLDEは小鳥の鳴き声から始まりハープがそれにかぶって演奏が始まります、ちょっとスピリチャル系とでも表現すればいいんでしょうかね。あまり僕好みではありませんでした。入手できて嬉しさ指数上昇しBLUES EYESを聴いて指数は維持、タイトル曲を聴いて指数がちょっと下がった一枚でした(苦笑)。
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セット揃ったMONICA ZETTERLUND

2011年01月08日 | 私的Rare盤
(Denmark)COLUMBIA/SEGK1040/MONICA ZETTERLUND/SWEDISH SWEET vol1/7inch

彼女のEP盤はこのSWEDISH SWEETシリーズとSWEDISH SENSATION, LARS GULLINとの共演盤あたりが人気がある。ジャケ写真だけならPHILIPS/433-452 PE/MONICA ZETTERLUNDの後ろ姿と鏡に写った顔のジャケ写真も悪くない。彼女のEP盤ではこのSWEDISHI SWEETを2枚揃えるまでには時間かかりました。5年ぐらい費やしたような気がします。結局こちらのvol.1は海外オークションで入手した一枚。こちらのvol.1の方が見かける回数は圧倒的に多かったのに比べ vol.2の方は全く見かけない日が長く続いた。昔, 渋谷のディスク・ウニオン(byラズウェ細木氏)ではどちらも一枚5万という高額で売られていたが手が出なかった記憶もある。でも後日には売れていました。
伴奏はGLINDEMANNオーケストラ
収録曲/ OPUS SEX, I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS, YESTERDAYS/




Denmark COLUMBIA/SEGK1044/MONICA ZETTERLUND/SWEDISH SWEET vol2/7inch

VOL.1はあまり苦労せずに入手できたのだが、こちらのVol,2はvol.1入手から4〜5年後にやっと満足できるものが入手できた。最初の一枚はヤフオクで入手したのだが届いた一枚は盤面の一部が発送前から欠けていて聴けない状態でがっかりした(もちろん返金してもらいました)。2枚目にやっと満足できたのが写真のもの。こちらは国内の通販ショップから入手。
伴奏はGLINDEMANNオーケストラ
収録曲/ LOVE FOR SALE, DARN THAT DREAM, HE'S FUNNY THAT DAY/

2枚が揃うとやはりやっと揃ったかという達成感はあった。又ある程度廉価で入手できたとも思っている。この2枚は彼女の録音としては初期のものとなる1958年録音。このEP盤に収録されている曲を別物で聴くなら、SWEDEN/BMGから1995年に発売された彼女のCD6枚組BOXセットのvol.1で聴く事ができる。ちなみにこのBOXセット重複するので購入を迷ったあげくに結局買ってしまった(苦笑)。この当時の彼女のヴォーカルは初々しく朴訥とも言えそうな歌い口で僕はどっちが好きかというと初期の頃の彼女のが好きなんだな、やっぱり。

MONICAとは別の話なんですが、昨年の11月末頃の海外オークションでSWISS/DISCO-TONのELSIE BIANCHIのEP盤が1500ドル弱で落札された。円高なので12万〜13万円というところだろうか。15万前後と言われている相場より安い事になるがそれにしても高額だ。SWISSのセラーの話では発売枚数は100枚だけだとさ(やれやれです)。15万出費すれば他に欲しいLPの大抵のものは入手できそうな気もする。見かけたのは2度目だけど、いつも超高額で全く手が届きません。ギリギリィ.......そのうちに奥歯がすり減ってしまうかも。
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一音一声が心に届くAUDREY MORRIS

2010年07月31日 | 私的Rare盤
X/LXA-1028/AUDREY MORRIS/BISTRO BALLADS/1955

まず独り言です。最近僕のブログにコメントしてくれたApril Amesさん、この方はご本人だろうか気になっています。返事しようかとも思ったんですが本人かどうか確認できないので、保留状態です。彼女が健在かどうか僕には分かりません、健在なら77歳という事なんですがネットできるんでしょうか????。

2月末から出産で帰省してきていた長女が東京へ帰りました。ほぼ5ヶ月ぐらい家にいた計算ですが長く実家へ帰らせてもらって有り難いことだと思います。同じく出産で帰省していた次女も来週には同じく東京へ帰ります。孫がいなくなると、もとの静かな生活へ戻りますが家内と二人だけだと(長男は大体は家にはおりません、ほとんど行方不明状態)侘寂の世界となります。レコードはゆっくりと聴ける状態にはなるはずです。


本題へ戻ります。これは彼女のデビュー・アルバム。以前はFS盤で聴いていたのだが運良くオリジナルが入手できた。(注:僕が本ブログで入手価格をある程度具体的に記している時はすべて本人が安く入手できたと思っている場合で、入手価格に言及していない時は高価格で入手しているか、或いは更に相当に高価格で入手していると本人が自覚している場合です。苦笑) かなりレアな部類に入るアルバムと思う。彼女のアルバムではやはり初期の頃のアルバムの方がより彼女の持ち味が発揮されていると思う。このシカゴのXレーベル僕が持っているのは本アルバムだけ、詳しい事は知らないが1950年から1960年台まで存在していたようだ。彼女オードリー・モリスはシカゴ出身でクラブシンガーとして5年ほど歌った後に本アルバムの収録に至ったとノートにはある。ジャケットの彼女の大写し写真は眼チカラがあって良いのだが、ブルーと赤の割り付けがダサい感じがあってあまり好きじゃない。割り付けが横ではなく縦にブルーと赤で構成されているのがATLANTIC/JOHN LEWIS & SACHA DISTELのAFTERNOON IN PARISこれもダサいと思う。こちらは仏盤や英盤はそういう色の割り付けをしていないので、かすむエッフェル塔がバックで生きて雰囲気のある良い出来栄えだ。ただ彼女の本アルバムは仏盤や英盤は見た事がないので多分発売されてないんだろうと思う。
本アルバムを自宅で聴くとまるで彼女が一人で自室に来てくれてピアノを弾き語りしているような錯覚におちいるほど、ほぼ彼女のピアノ弾き語りのみといった内容。再生音は良いのでそばで歌ってくれているような気分になる。ベースはほとんど目立たず遠慮して引っ込んでいる。シンバルにいたってはアルバム全体を通してもその存在が感じられにくいほどに粛々とブラッシングしている。
本アルバムでの彼女の弾き語りですが、ピアノは長弾きせずに単音の積み重ねに歌い慣れた曲を丁寧に歌い綴っている。アルバム・タイトルでもあるバラードで全曲が構成されているので、やや一本調子に感じるのは致し方ないところかな。彼女の得意な分野がバラードを主体としたゆったりとした曲調なのだろう。彼女のアップ・テンポな曲があったかなと記憶を巡らしているのですが、すぐに出てこない。彼女のBETHLEHEMのTHE VOICE OF AUDREY MORRISの方がMATY PAICHのアレンジ指揮という事もありアルバムの構成はこちらが良いとは思うが、本アルバムは彼女の素のままのヴォーカルが味わえる1枚という事で満足しておこう。

パーソナル:AUDREY MORRIS(vo), JOHNNY PATE(b), CHARLES WALTON(cymbals)

収録曲/A面/1, NOBODY HEART BELONGS TO ME/2, WHERE ARE YOU/3, GOOD MORNING HEARTACHE/4, COME IN OUT OF THE RAIN/5, SWEET WILLIAM /B面/1, BLAH,BLAH,BLAH/2, GUESS WHO I SAW TODAY/3, GUESS I'LL HANG MY TEARS OUT TO DRY/4, APRIL FOOL/5, THE END OF A LOVE AFFAIR/
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黒光りしてる GLORIA STEWARD

2010年05月27日 | 私的Rare盤
独ELITE SPECIAL/SOLPS-283/GLORIA STEWARD/JAZZ FOR DANCING/Stereo

本アルバムのシンガー、グロリア・スチュワードの事は僕は全く知りません。DU系列のTHINK RECORDSでしたっけ, そこからCDが出ているのは知っているのですが、LPを入手したのが先で, 後からCDを買うつもりもなくCDのライナーを読めば何か情報があるのかも知れませんが、今のところ僕の情報元は本アルバムだけです。が裏面にはこのELITEの他のアルバムが列記されているだけで彼女について何も触れられてはいません。ネットの数少ない情報では、本アルバムはスイスで録音されドイツのELITEから発売されたのですが、彼女のアルバムはこれ一枚っきりという一発屋的シンガーです。あまり見かける事がないアルバムで売物があると、それなりの値段で販売されているようです。といっても僕も今までに2回見ただけで2回目で入手した物です。

ジャケットの写真の質感も高く彼女の黒光りする肌の色艶が表現されていて、体温さえも感じられるようなジャケットです。このジャケの写真を見ながらアルバムを聴くと音の良さにまた感激します。特にA-1の最初ヴィブラフォンから演奏が開始されるのですが、鉄琴の音の鋭さと厚みにこのアルバムは聴けそうと思える一枚です。彼女のボーカルが始まるとその瞬間にちょっと粘っこいんじゃないかと思いましたが、それ印象は1曲目が終わる頃にはやがて薄れていき2曲目からは黒人特有の過度な粘っこさも感じられなくなって、中音域を中心に歌い綴る部分に危なっかしいところもなく、時には可愛らしさも感じさせるボーカルという印象で、アルバムの最後まで聴き通す事ができます。本アルバムをLPとCDで聴き比べてはないのですが、今までに聴いた範囲ではCDとレコードでは特にボーカルの場合、一番おいしい中音域の厚みという点では、CDはまだまだレコードに及ばないのではないでしょうか。これからも僕は耳が聞こえる限りはレコードで聴き続けていきます。ただ敢えて難を言うとスローな曲とアップ・テンポな曲とで彼女の唄い口に少し差が感じられるのですが、僕にとってはスローな曲の時が魅力を感じます。B-2のAUTUMN LEAVESの出だしが、BLUE NOTEのSOMETHIN' ELSEと非常に良く似ていて、パクったとか言う意味ではなく微笑ましいところです。

パーソナルは;GLORIA STEWARD(vo), MANFRED BURZLAFF(vib), BOB DEGEN(p), MICHEAL BAHNER(b), MICHEAL DENNERT(ds),

収録曲/A面/1, I'M GETTING SENTIMENTAL OVER YOU/2, FLY ME TO THE MOON/3, ALMOST LIKE BEING IN LOVE/4, GIVE ME THE SIMPLE LIFE/5, GET OUT OF TOWN/6, I LEFT MY HEART IN SAN FRANCISCO/7, I'LL REMEMBER APRIL/B面/1, THEY CAN'T TAKE THAT AWAY FROM ME/2, ONE NOTE SAMBA/3, AUTUMN LEAVES/4, DAY IN DAY OUT/5, BY MYSELF/6, PLEASE DON'T TALK ABOUT ME WHEN I'M GONE/7, THE LADY IS A TRAMP/

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若いSONIA ROSA ティーンゆえの無垢で可愛ゆい声

2010年05月19日 | 私的Rare盤
(Brazil)CONTINENTAL/PPL-12.343/SONIA ROSA/A BOSSA ROSA DE SONIA/1967年

僕も含めて50歳台や60歳台の加齢族には懐かしさを覚える方もかなりいるはずのソニア・ローザのファースト・アルバムです。国内ではCDも発売されているので、すでにお聴きの方もいらっしゃると思います。僕は3年前ぐらいに新宿のHAL'Sへ訪問した時に店主殿がこういうのもあるよと示してくれたのですが、その時は他に探して入手願望がより強いアルバムがあったのと、SONIAのアルバムも買い求めると予算オーバーしてデフォルテ(一家債務不履行)になりそうだったので欲しかったけれど我慢したのでありました。翌月にまた上京する機会があり再びHAL'Sへ行って、多分もう販売済みだろうと思いながら店主殿にSONIAのアルバムは未だありますか?と尋ねたのですが、店主殿は“あれは売れちゃったよ。だから最初に見せたんだけどねぇ〜”と言われ、僕は努めて涼しい顔して“それは分かってますけど買いたい優先順位もあってその時は買えなかったんですよ”と答えたのですが内心では相当落胆しました。HAL'Sに置いてあったそのアルバムはジャケットも新品かと思うようなそれはそれは超美品でしたから、もうあんな美人には出会えないかもと思いました。それ以後は国内で一度見かけましたがそれもタッチの差で僕の物にはなりませんでした。
本アルバムはブラジルで見つけて送ってもらった一枚です。HAL'Sで見たほどキレイではありませんが、まずまずの美品だと満足しています。実はこのアルバムのジャケットは元来が艶消し調というか安物仕立てというかそういうジャケ仕立てになっていてぺらぺらの紙質にカラー印刷されていて、それにコーティング無しという代物ですから、ジャケが非常に痛みやすくジャケのキレイなのを探すのは相当にレアです。本アルバムをネットで見かけるまでに一度やはりブラジルで見かけましたがレコードの四隅をテープで補修してありました。そういうジャケットなので僕もめったにはしないジャケットをカバーする為のビニール袋をジャケに自分流で装丁して保護しています。というわけでジャケ写真にはそのビニールも一緒に写っています。
僕は本アルバムのCDも持っていてCDで聴いていたのですが、このCDの中原仁氏のライナーによると彼女は本アルバムを出した後に小野リサの父親である小野敏郎氏(サンパウロでクラブを経営)によって日本の音楽関係者に紹介され、フジテレビの招きで初来日する運びになったんだとか。日本滞在半年の間に人気が出て渡辺貞夫と共演してセンシティブ・サウンドを録音したという事ですが、こちらの“センシティブ・サウンド・オブ・ソニア・ローザ”も内容の良いアルバムです。

彼女が18歳でレコーディングした本アルバムでは12曲が収録されていますが、これはLPもCDも同じになっており、最近ではCDの場合はボーナス・トラックが加えられているのが当たり前みたいになっている事を考えると珍しいです。これも当時の彼女の収録が少なかったんでしょうね。最初の収録曲で彼女の息継ぎが気になったのですが、彼女のCDライナーノートの回想録によると、自分の最初のテイクで自分の曲が収録される事に感激して涙が出てきてそれを啜りながら歌ったという事ですが、何とも純真な乙女心ではありませんか。彼女の作曲そして可憐なボーカルに癒されるアルバムですが、聴くのはもっぱらレコードの方でCDはBGMとして聴く時ぐらいです。

収録曲/A面/1, OLHE MEU BEM/2, MARAMBAIA/3, VOLTAR PRA FICAR/4, QUEM TE VIU, QUEM TE VE/5, PARQUINHO DO MEU BAIRRO/6, LATA D'AGUA/B面/1, ADEUS GUACYRA/2, MAS NAO DA/3, CHEIRO DE SAUDADE/4, ....E FIM/5, CAMINHEMOS/6, RESSALVA/
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あんまりジャズっぽくはないけど, 美人だから許す BARBARA LYON

2010年05月08日 | 私的Rare盤
英COLUMBIA/SEG7640/BARBARA LYON/MY FOUR FRIENDS/7inch・1956年

イギリスの女優兼シンガーのBARBARA LYONです。このアルバムを最初にどこで見たのかが記憶がないのですが、どこかで見てへエーこういうアルバムもあるのか探してみよう聴いてみようと、探し回わり検索し続けて求めたのですが(ネットのみですが) まぁ〜ないですわ。それも理由がありまして、まず彼女はEP盤のシングルを10枚、SP盤を1枚、そして4曲入のEXTEND盤である本アルバムはこの一枚だけというわけでLPはおろか10inch盤もありません。どの盤もほとんどが英COLUMBIAから1955年から1958年に発売されていて、1960年に英TRIUMPHからシングル盤が1枚出されているのみです。活動期間も短かったんですね。このBARBARA LYONといいLINDA MERRILLといい, 出会う確率が極めて低いのを探したあげくに聴けない事もあり得ますものね。LINDA MERRILLは幸いにSSJよりCDとして販売されましたので音源として聴けるようになりました。 (僕のお願いとして)三具さん、早く10inch盤としてのLINDA MERRILLの販売を何卒お願いいたします。
彼女は1932年米国カリフォルニア州ハリウッド生まれ。BARBARA LYONは本名です。両親はBEN LYONとBEBE DANIELSといい二人とも映画俳優だそうです。元来この一家は英国系なんでしょうね。後に米国から英国へ戻っています。彼女の父親のBENは母親のBEBEの死後再度米国へ戻って再婚したらしいですが、アメリカとイギリスは近いし隣町感覚なんでしょうかね。本アルバムは彼女の一番充実していた1956年のもので英国でもレアと評されてはいますが、レア盤というのは入手難だからそう呼ばれるのですから入手難度は相当高いアルバムの一枚です。ただし入手難度が高いからといって高額とは限りません。求めている人がすくなければ値段は低値安定となります。コレクター業界用語で“いっちゃってる”人しか求めないのかも知れません(こういう用語はありません)。ちなみに僕はいって狂っちゃってる部類です。話を戻して、両親が映画俳優というだけあってジャケットの彼女も正統派美人という印象で、ジャケを眺めるだけでも苦労が報われたような類いの満足感があります。残念ながら彼女は1995年に英国WEST MIDDLESEXで亡くなっています。本アルバム探すのはちょっと苦労しますが、僕の場合は入手価格は込込でタバコ8箱分ぐらいだったと記憶してます。(僕の感覚では安かったです)。
アルバムのタイトルをご覧になってお分かりのとおり、本アルバムは男性を思い歌う曲が4曲収録されています。JIMはお馴染の曲で僕はEMARCY/SARAH VAUGHANを思い浮かべていつの間にか聴き比べしてました。彼女のヴォーカルは正統派シンガーっていう感じでしょうか。くずさずフェイクもさせずスコアーどおりに正確に歌っているという印象です。と書くとややもすると少し冷たいように受け取られるかも知れませんが、そうではなく適度なウォー厶感もあって決して悪くはないです。音程もしっかりしているし長けたシンガーです。ただ本アルバム、ジャズ・テイストという点については弱くなるのは否定できません。そういう不満な点はジャケットの彼女の美しさに免じて許しちゃいます。

収録曲/Side1/ JIM/ I'M JUST WILD ABOUT HARRY/Side2/ JOHNNY IS THE BOY FOR ME/ BILL/
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出会うまでに数年待ったLISA LINNです

2010年05月02日 | 私的Rare盤
(Denmark)DOMINO/DO1002/LISA LINN/KUINTETTEN/7inch

僕の2008年の記事で, Dee Bee'sが閉店という話題にふれたのですが、jazz funさんからまだ営業しているというコメントをいただきました。僕の感覚では店は閉めたという事だと思うのですが、気になったので検索してみると通販専門で営業しているようです。Dee Bee'sのサイトはここです。常連さんには対面販売しているのかも知れません。通販リストをザッと見たのですが、決して安くはないけれど飛び抜けて高いとも思えませんでした。同じような価格帯で販売している通販店は他にも数店はあります。しかし、そのリストの中でもBENGT HALLBERGのAT GYLLENE CIRKELN/METRONOME盤は高いなぁと思いました。桁を間違えているんじゃないのと思えるぐらいですが、これが本来のDee Bee'sらしいところでしょうか。いくらの値段か興味のある方はどうぞ。あらためて, jazz funさん情報をどうもありがとうございました。


今日のレコードは探し始めて入手までに数年かかったLISA LINNです。僕が気にかけて数年間、店頭やネットで一度も見かけた事がなかった物です。彼女の別のEP盤は1枚所有しているのですが、それは本アルバムの後年に発売になったものでジャズではなくポップ調のでした。ですからこのアルバムを見つけた時はやっぱりある時はあるもんだなぁと嬉しかったです。本アルバムはDO1002ですが、彼女のアルバムはこのシリーズとしてあと3枚あります。それはDO1001, DO1003, DO1004の番号となっていて主な収録曲を挙げるとDO1001はMAD ABOUT THE BOY,LOVE FOR SALE, DO1003にはI COULD HAVE DANCED ALL NIGHT, 'S WONDERFUL, DO1004だけは英語で歌われているかどうかわかりませんがVENUSやMARINAがそれぞれに収録されています。残念ながら僕は彼女の本アルバム以外のアルバムは未聴ですが、一度海外ネットですべてのシリーズのジャケットを見たのですが、どれも魅力あるものでした。いつかは残りの総てを入手したいシリーズの一つです。
本アルバムの正確な録音年は分かりませんがMARINAという曲が、車のMORRISの宣伝曲として使われそのシングル盤が1964年に発売になっていますので、本シリーズは1960年から1964年にかけて録音販売されたものと思っています。ジャケット裏に、他のアルバムも表記されていますのでご覧ください(読み取れますでしょうか、画像が小さいですかね)
パーソナルは、LISA LINN(vo), PREBEN TEFTEGAARD(p), BO SYLVEN(g), HENNING CHRISSTENSEN(b), FLEMMING JERGENSEN(ds)

収録曲は、MY FUNNY VALENTINE, TAKE THE “A” TRAINE, MOONLIGHT IN VERMONT, EARLY AUTUMの4曲
彼女のボーカルですが、静かな歌い口で各フレーズをしっかりと且つしっとりと歌います。ジャケットの彼女の写真から想像したボーカルとレコードを聴いてのイメージとがかけ離れていないのが僕には嬉しかった。 4曲ともバックの演奏もしっかりしていて楽しめるアルバムです。
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このモニカもいいでっすぅよ

2010年04月21日 | 私的Rare盤
(Sweden)BFB/BFB1040/MONIKA WAHLBERG/MONIKA WAHLBERG/7inch

スエーデンのモニカと言えば誰しもMONICA ZETTERLUNDがすぐ思い浮かぶとおもいますが、スエーデンにもう一人いるモニカ(MONIKA)です。彼女の事は調べても分かりませんでした。どうもLPの発売もないようです。もしLPが有るとどなたかご存知なら教えていただきたいと思います。彼女モニカのボーカルは、MONICAに決して負けてない魅力有るものです。人によってはMONICAよりこちらのMONIKAの方が好きという人もいるのではないでしょうか。歌唱力もしっかりとしています、そして彼女の最大の魅力は可憐で可愛らしい歌声でしょう。英語で歌っているアルバムが少ない中で、本アルバムは全曲英語で歌っているのも馴染み易いです。ジャケットは一部ラミネートが浮いてやや白濁しているのが惜しいのですが、それでもこのジャケットも雰囲気のあるジャケットです。本アルバムは国内専門店で入手しました。ジャケットの浮きで比較的廉価な設定だったように思います。


GOSTA THESELIUS指揮のオーケストラ或はROLF LARSSON QUARTETT
収録曲/BLUES IN THE NIGHT/CHEEK TO CHEEK/TOO CLOSE FOR COMFORT/IT'S D'LOVELY/
スタンダードを歌っていてどれもいい出来ですよ。あえてお気に入りを言えば僕はCHEEK TO CHEEKとかIT'S D'LOVERYが中でも好きです。
以下はついでに僕の現在所有の彼女のアルバムを列記します。彼女の未入手はあと1枚でBFB1048/ALDRIG PA EN SONDAGですがそのうちにはなんとか入手できるんじゃないかと期待してます。冒頭のアルバムがあれば僕としてはかなり満足できています。


BFB1029/番号からいっても彼女の最初のアルバムでしょう。このアルバムの中では何といってもLET'S LOVEとP.S. I LOVE YOUがお気に入りです。ただし全曲がスエーデン語で歌われています。でも歌い口ガしっかりしてるのに加えてかわゆいんですよね。収録曲/ LET'S LOVE/ DU AR KAR I MEJ/ P.S. I LOVE YOU/ FORST NAR JAG MOTTE DEJ/(注/実際の収録順と表記順が異なります)

こちらはBFB1042/僕の所有MONIKAアルバムの中ではジャケが一番傷んでいる一枚です。収録曲は, MILORD/ OH OH BABY/ TIDIG SERENAD/ NAR NAN GAR IFRAN EN/ このアルバムも全曲スエーデン語で歌われています。ジャケ写真の中でもMONIKAの若さと若い時の美しさが際立つジャケだと感じます。収録曲もどちらかと言うと溌剌としたボーカルです。

BFB1035/このアルバムは、ジャケットも気に入っています。スエーデンってこんな感じなのかと思えるようなジャケ写真という印象です。収録曲は, DET KARLAK/ LULLABYE IN RAGTIME/ SOUVENIRS/ KARLEKSPRAT/ 僕としては4曲中では断然映画“五つのの銅貨”挿入歌として知られている LULLABYE IN RAGTIME が宜しいです。全曲スエーデン語で歌われています。


以上、ジャケットも秀逸で魅力的な彼女のアルバムでした。どのアルバムも20ドルから50ドルぐらいの適価で入手できるんじゃないかと思いますので、どこかで見かけられたら是非聴いてみては如何でしょうか。
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ANN BURTONのデビュー盤

2010年04月04日 | 私的Rare盤
蘭DECCA/BU70017/ANN BURTON/7inch/

(追記です)
ちょっと驚いた事があります。本アルバムが海外のオークションでなんと1600ドルで落札されていました。(1300ドルは間違いでした) もちろんスリーブも傷みがなく盤は新品同様というセラーの説明内容の8掛で受け取ったとしてもかなりの美品美盤でしょうが、それにしても1600ドルとは。1600ドル出せば赤のROSYも青のROSYもMILLICENT MARTINも楽々入手できるのではと思うのですが、どうしても入手したい人が最低2人いて競うと予想ももしない高額落札となるんでしょうね。多分セラーもビックリそして大喜びしているのではと思います。こういう落札があると二匹目のドジョウ狙いの出品が続きますから、それを安く入手しましょう。


今日のレコードも先日に続いてEP盤です。アン・バートンと言えば蘭ARTONEのBLUE BURTONとBALLADS & BURTONが人気盤でもあり、この2枚があればかなりに足りるのではとも思いますが、本EP盤はそのスリーブ写真の可愛さもあって、これまた人気があるEP盤です。彼女は高田敬三氏の評によると大変芯の強い頑固な面も感じられたと言われていますが、BLUE BURTONジャケ写真の彼女の眉間の皺を見ると頑固そうな印象も受けますし, BALLADS & BURTONの寡黙だけど芯の強そうな感じも同感できる気がするわけです。高田敬三氏といえばつい先日新宿のレコード・ショップで僕が店を出るのとすれ違いに入店されていました。お知り合いのお客と待ち合わせだったようです。氏の見かけた情報はさておき、そういう芯が強く音楽の事では妥協はしない頑固とも言える生真面目な彼女という事らしいですがBLUE BURTONとBALLADS & BURTONの2枚のジャケ写真にはそういう部分が感じられて印象がやや固いんですよね。それに比べると1965年録音の本EP盤の彼女の表情は魅力的で大袈裟に言えば愛くるしささえ感じてしまいます。1965年録音と言えばデビュー盤と言われているBLUE BURTONが1967年ですからLPとしてはこれがデビュー盤でしょうがEP盤も含めたものでは本EP盤がデビュー盤となるわけです。
彼女の歌い口はいつも自然体で感情豊か且つどこかしら温かかみが有ると思うのですが、本EP盤でもその印象は変わりませんが、ちょっと若い彼女を感じることができます。
バックはFRANS ELSENの指揮アレンジによるオーケストラ伴奏ですがジャジーに仕上がっています。SING A RAINBOWは歌詞を噛み締めるように歌われていますが歌詞をとても大切にしたという彼女の持ち味がここでも既に発揮されています。THE WILDEST GAL IN TOWNとMISS ORTIS REGRETSは後の2枚のLPに繋がるような語り歌いで聴けば聴くほどに味が出てくるような2曲で彼女の渋さが感じられます。KANSAS CITYは力強いドラムに乗ってややパンチを効かせて歌っています。この1曲もジャジーで良いのですが彼女らしさという点で言えば少し持ち味からは外れているかもしれません。
が、このジャケ写真と内容だったら納得できるEP盤ではないでしょうか。

収録曲/A面/1, SING A RAINBOW/2, THE WILDEST GAL IN TOWN/B面/1, MISS ORTIS REGRETS/2, KANSAS CITY/
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MILLICENT MARTINの麗しさ

2009年07月10日 | 私的Rare盤
英COLUMBIA/33SX1145/MILLICENT MARTIN/MILLICENT/

今までにこのアルバムをブログで取り上げられているのを見かけた事は記憶がありません。唯一Tempo氏のHPでその素晴らしさを伝えておられるコメントを拝見したのみです。このアルバムは入手した経緯が記憶に深く残っているので紹介します。過去に一度見かけた事がある本アルバムですが価格が高すぎてその時は諦めました。それ以降全く出会えなかったので縁がないのかと半分諦めかけていた頃に、全く別のアルバム(EVE BOSWELL)をネットで入手してPAYPALを通じて支払いをしたのです。支払いをしてから1週間ほどたってEVEのアルバムが英国から届きました。それから3週間後すなわち支払い約1ヶ月後にPAYPALからメールが届き支払いは相手が受け取っていないので返金しますとの事。しばらくして売り手から自分の処理ミスで支払いを受け取る事ができなかったので、改めて支払って下さいという内容。確かに以前の支払いは返金処理になっているので、支払う事にしました。が相手のメール・アドレスに送金手続きしても相手からは本当に送ってくれたのか何にも見えないという返事が来たので、別のメール・アドレスを教えてもらい先に送金したアドレスへの送金をキャンセルして再度送り直ししました。そうすると数時間後に受け取りができたTHANKS YOUと返事が来たのですが、そのメールへ添付されていたのがM MARTIN LPのジャケ写真とレーベルの写真で、もしこのアルバムが必要なら君に譲るから価格をオファーしてくれとの内容でした。突然の話でしたが、M MARTINのアルバムならそりゃ〜欲しいですから価格をオファーする事にしたのですが、さていくらでオファーすれば良いものかと参考価格を調べて(過去の落札価格等)オファーしたわけです。するとしばらくして返事が来て長々と書いてあります。かいつまんで言うとこのオファー値はないだろう。直近の相場はGBP○○○はしたんだとか、所有のアルバムはジャケ盤共にミント・コンディションでこれ以上の状態のはないと思えるとかです。要するにもう少し高い値をつけろというわけです。それでどうしたものかと考えましたがGBP○○○を上乗せして返事するとTHAT'S FINEとなって取引成立して僕の手元に届いたというわけです。探していた時は縁がなかったアルバムが先方から売り込んで来たのは僕にとっても初めての事だったのですが、入手出来る時は想定外にすんなりとまとまるものですね。この売り手D氏は英国盤ならまず持っていない物は無いと言えるぐらいアルバムが有るので、まだ他に欲しいものがあれば言ってくれとメールして来ましたが、ボーカルに関しては生憎英国盤はもうだいたいの所はこのM MARTINのLPでほぼ入手できたと思うので、いまの所譲ってくれとメールする事はないと思います。D氏もイタリア盤は持ってないだろうしなぁ〜・・・。
           
届いたアルバムはD氏が言うとおりジャケも盤も美品で、今となっては誠実な人だったんだなと有り難く思っています。このMILLICENTという女性は1934年英国ROMFORD生まれで最初は1950年代にブロードウェイの舞台女優として、また後には映画やTVで出演したそうです(今も活動しているかも知れません)。が僕には女優としての彼女を鑑賞した記憶はありません。本アルバムは彼女の初リーダーLPでスタンダード曲が収録されています。これ以外の彼女のアルバムはミュージカル等のアルバムは有りますがいずれも共演盤のようででジャズ・アルバムではありません。
           
彼女の声質はかなりのハスキー・ボイスです。そのハスキー・ボイスにビブラートを加えてゆったりと歌い綴ります。彼女にとっては歌を唄うのも演芸の一つなのでしょう。歌が上手いと感嘆するよりも、何とも言えない落ち着いた大人のボーカルの味わいを感じさせてくれます。出だしのAT SUNDOWNではミュートをきかせたトランペットでいきなり始まるのですが、録音も良いのでそのトランペットの音色にカウンター・パンチを喰らいます。収録されている曲はどれもスロー・ナンバーでゆったりとした曲調にアレンジされています。DREAMなどはまるで雲の中を浮遊しているような心地で歌われます。ゆっくりと語るかのように歌われるIN THE BLUE OF EVENINGが彼女の持ち味がよく表れている1曲かなと思います。続くWHEN I'M NOT NEAR THE BOY I LOVEは本アルバムで一番元気の良い曲ですがラテンのリズムで唄われるからそう感じるのでしょうか、この曲では僕は可愛らしさを感じます。I GOT IT BAD ANDからIMAGINATION〜YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO辺りまでは歌い口はもちろん同じですが僕の好きな曲も歌われていてお気に入りでもあります。特にIMAGINATIONは『想い』という感情が伝わってくるような気がします。YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TOこの曲を知らされずに初めて聴かされるときっとヘレン・メリルとかなり似た部分もあり全く違う部分もありで、きっと誰だと思い悩むことになるんじゃないかと思います。MILLICENTのボーカルには聴く者の心の奥底をくすぐるような魅力があります。もしどこかで見かけた時は是非入手してお聴きいただきたい1枚だと思います。
           
TONY OSBORNE指揮によるオーケストラ伴奏ですが、ギターやトランペット・ドラムの演奏も効果的に入りジャズ・テイストに不満を感じる事はありません。下はネットで公開されている彼女の写真を拝借して添付させてもらっています。この写真を見るとやはり品のあるキレイな女性ですね。特に気づくのは首が細くて長いという事です。ジャケ裏の右上の横顔の写真を見ていただくと彼女の首の長さが判ると思いますが、そういう部分にも品の良さを感じるのは僕だけでしょうか?

収録曲/A面/1, AT SUN DOWN/2, WHEN YOUR LOVER HAS GONE/3, SAND IN MY SHOES/4, DREAM/WHEN THE WORLD WAS YONG/B面/1, IN THE BLUE OF EVENING/2, WHEN I'M NOT NEAR THE BODY I LOVE/3, I GOT IT BAD AND( THAT AIN'T GOOD)/4, IMAGINATION/5, YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO/6, I'LL NEVER BE THE SAME/
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TEST盤

2009年06月27日 | 私的Rare盤
英EMI/ROSEMARY SQUIRES/EVERYTHING'S COMING UP ROSY

テストと言うと小学生の時から嫌いだった僕です。理由はただシンプルに勉強があまり好きではなかったからで、嫌々する事柄に成果が上がるわけもなく小学生から大学を卒業するまで成績はいつも低迷でした。そういう勉強嫌いの僕も高校の時に担任の先生に褒められたのは“kuiren君は毎期成績が芳しくないけど落第するほど悪くないね。このやり方もいいけどもう少し成績を上げて欲しいなぁ〜”と言われた事。これはとても効率の良い今でいうエコ的成績の出し方ではなかったかと自画自賛してます(アホです)

そういうテスト嫌いの僕が好きなのは同じテストでもレコードのテスト盤。といっても一般に量産されているレコードと比べるとテスト盤は数枚しかないわけですから、そうそうお目にかかれる代物ではありません。僕が所有しているテスト盤は本アルバムともう1枚RED GARLAND/GROOVYですが、こちらは近年に制作されたACOUSTIC SOUNDS社45回転盤のテスト盤、オリジナルじゃないけどこれもテスト盤の内です。でオリジナルのテスト盤と言えるのはこの赤のROSY1枚きりです。本アルバムの僕なりの感想は、こちらのEVERYTHING'S COMING UP ROSYでご覧下さい。リンク先のアルバムを入手してから半月後ぐらいにこのテスト盤の売物があったのですが先に入手した盤とくらべると価格も似たようなものだったので聴いてみようと買ったわけです。よくテスト盤は音が良いとか言われますが、僕にはその違いは全く判りませんでした。装置のせいかも知れませんがそういうようにしか聴けませんでした。今日あらためて再聴しましたが大差ないです。やっぱり収録内容は抜群に素晴らしいとしか言えません。青のROSYより赤のROSYの方が僕は気に入っているような気がする今日この頃です。
          
テスト盤によく見られるレーベルは手書きの部分が多い簡単なものです。HIS MASTER'S VOICEレーベルではなくEMIレーベルとなっていますが、EMIはElectric and Musical Industries Ltdのことで英コロンビアと英グラモフォン(HMV)が合併してできた会社です。本テスト盤はそのEMIレーベルとなっています。
          
本アルバムは多くのテスト盤がそうであるように片面のみにプレスされています。したがって2枚組です。裏面は上の写真のようにのっぺらぼうな状態。
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続 EVE BOSWELLです。

2009年06月26日 | 私的Rare盤
英PARLOPHONE/PMC1038/EVE BOSWELL/SENTIMENTAL EVE/

今日のアルバムも先日に続いてイブ・ボスウェルです。本日のアルバムを持ってイブの代表的な3部作品はほぼ完了と思います。3部作とは、本アルバムとFOLLOWING THE SUN AROUNDSUGAR AND SPICEの3アルバムを意味しているのですが、僕としては本アルバム“SENTIMENTAL EVE”の入手に一番手間取りました。手間は取りましたが価格はリーズナブルな範囲で納得できています。というような経緯でこれを私的レア盤とさせてもらっています。英盤SENTIMENTAL EVEを入手する以前に友人から米CAPITAL/THE WAR YEARSを譲ってもらいそれを聴いていましたので、そちらのアルバムのジャケ写真も下に載せておきます。PARLOPHONE盤とCAPITAL盤どちらも収録内容は同じですが曲順が違います。
          
彼女は1922年ハンガリーのブダペスト生まれで両親がミュージシャンだった為ヨーロッパ中をついて回り、主に学校はスイスで学び第二次大戦の時は戦火を避ける為に南アフリカで移ったとか、その南アフリカでボスウェル・サーカスで働いた時にボスウェルの親族と結婚してイブ・ボスウェルの誕生となり、当地のダンスバンド楽団で歌い始めたのがシンガーとしての始まりです。1950年台初頭にイギリスへ迎えられ後にソロ・シンガーとして英国での地位を確立したのですが、島国の日本ではまず想像できないキャリアです。
          
本アルバムに収録されている曲は第二次大戦中にヒットしたラブ・ソングが歌われています。それで米盤CAPITALではアルバム名もTHE WAR YEARSとして発売されたのでしょう。録音は1957年にロンドンのアビー・ロード・スタジオで行われたと坂田氏が国内盤のライナー・ノートで述べられています、同ライナー中で坂田氏も書かれていますが、彼女の日本での人気がいま一つ上がっていないのはなぜなんでしょうか? 僕が想像するにあまり聴く機会が少なかったからではと想像しています。聴けばその上手さや味わいが理解できると思いますので、きっと日本では紹介される事も少なかったのでしょう。そう言う僕も幼少の頃からドリス・ディーはラジオで聴いて知っていましたし、ルイ・アームストロングも父親の電蓄SP盤でよく聴かされて知っていました。が英国の女性シンガーは今から思えば一人も知りませんでしたしラジオでも英国女性シンガーのはあまり流されていなかったように思います。当時英国のシンガーで知っていると言えばポップ歌手のクリフ・リチャードぐらいでした。(1960年台のお話でした)
 話題が少し外れましたが本題に戻します。本アルバムに収録されている曲は聴きやすく馴染みのある曲が多く、また僕にとってはどこか懐かしいという気持ちになります。彼女の滑らかなボーカルでSENTIMENTAL JOURNEYやAS TIME GOES BYや IT'S BEEN A LONG, LONG TIME等の心温まる曲を聴くと癒されますが、僕はそれらの中でも I'LL BE SEEING YOUやYOU'LL NEVER KNOWを聴くと揺り籠の中でゆったりと揺られながら母親の歌を聴いているような気がしてきます。いいですねぇ〜 イブ・ボスウェル.。
          
米CAPITOL/T10140/THE WAR YEARSのジャケット写真で下がそのジャケ裏の写真です。所有のCAPITOL盤は黒レーベルにレインボウ・バンドの米オリジナルかもと思います。ちなみに英盤も米盤も再生音はあまり変わりません。強いて言えば米盤の方は音が少しまろやかかなぁ〜と思える程度です。ジャケットは英盤の方が僕は好きですね。米盤のは演出味が強すぎて自分の好みではありません。
          
例によってREG OWEN指揮によるオーケストラ伴奏。
収録曲/A面/1, SENTIMENTAL JOURNEY/2, A LITTLE ON THE LONELY SIDE/3, IT'S BEEN A LONG, LONG TIME/4, I'LL BUY THAT DREAM/5, BESAME MUCHO/6, AS TIME GOES BY/B面/1, I'LL WALK ALONE/2, I KNOW WHY/3, THERE I'VE SAID IT AGAIN/4, YOU'LL NEVER KNOW/5, AMORE/6, I'LL BE SEEING YOU/

(注) 収録曲順は英PARLOPHONEのものです。米盤は, I'LL WALK ALONEで始まりAS TIME GOES BYが最後の曲になっており曲順は全く異なっています。
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ANNIEの特にお気に入りジャケ

2009年06月06日 | 私的Rare盤
英NIXA/NJE.1035/ANNIE ROSS/NOCTURNE FOR VOCALIST/7inch

このEP盤は2連続KO負けをくらって三度目にベルトを奪還したというような一品です。というのは国内で最初に見かけた時は高額で手が出せずに見送りで初戦敗退。二度目は海外遠征したけれど敢えなくアウェーでノックアウト負けという感じ。三連続KO負けは引退を意味するという事で三度目の試合でようやく辛勝できたというような戦績で入手できました。(大きな声では言えませんが僕が入手した7インチ盤では2番目の高額入手盤でした) 誰がなんと言っても、僕にはこのモノクロのスリーブ写真には引き込まれるような魅力を感じます。
本盤は1956年の8月28日録音と記されてしますが、その前日にはNIXAの“ANNIE BY CANDLELIGHT”に収録された曲の録音が行われています。メンバーも全く同じなのですが, “BY CANDLELIGHT”には収録されていない4曲が本盤には収録されているわけです。その4曲の内容ですが、1曲目のPLEASE DON'T TALK ABOUT ME WHEN I'M GONEはスイング感に溢れた1曲でノリ良く歌われています。最後に彼女がGOOD BYEと裏声で叫ぶのが泣かせます。2曲目の“SKYLARK”抑えた曲調で歌われています。3曲目のMANHATTAN、リー・ワイリーが歌う同曲とは味の異なる小気味よいアニー姐の曲も聴き応えがあります。特にアレンジに特徴があるように思います。4曲目のI'VE TOLD EVERY LITTLE STARは曲の終盤に同じようなフレーズを繰り返しながらエンドとなるのですが単語を少しずつ変えて歌っているというか語っているように歌っているのが歌詞の内容と相まって魅力的です。それぞれに聴けるのですが、このAサイドとBサイドのどちらかだけしか聴けないとなれば、僕は迷うながらもBサイドを所望すると思います。
パーソナル:ANNIE ROSS(vo), TONY CROMBIE(p), ROY PLUMMER(g), BOB BURNS(clr), LENNIE BUSH(b)
収録曲/A面/PLEASE DON'T TALK ABOUT ME WHEN I'M GONE/ SKYLARK/B面/ MANHATTAN/ I'VE TOLD EVERY LITTLE STAR

*追記:NOCTURNE FOR VOCALIST/7inch盤とANNIE BY CANDLELIGHT/10inch盤のを合わせて収録したLPがPYE GOLDEN GUINEA/GGL0316/ANNIE BY CANDLELIGHTとして発売されています。下にそのジャケットの写真をつけ加えておきます。

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深夜に一人で聴きたいMURIEL SMITH

2009年05月06日 | 私的Rare盤
英PHILIPS/BBR8000/MURIEL SMITH/I'M IN THE MOOD FOR LOVE/10inch/

ブログの更新が約一ヶ月滞ってしまいました。その間に豚インフルエンザのニュースが次々と報道されていますが、新型インフルエンザで思い出すのはSARSです。僕の苦い経験談ですがもう6年前になるのですね、そのSARSも今は完全に忘れ去られたような感じです。思い出せばSARSが既に広東省で流行の兆しを見せていた2003年の3月に僕はその情報も知らないまま広州と桂林に旅行に行ったのですが何事もなく無事に帰国できたわけです。中国で情報公開されたのが4月頃だったのですが5月に中国に行っていつものように行動していたのですが、知らず知らずにストレスと緊張が蓄積されていたのだと思います。滞在後半になって微熱を出して部屋から一歩も出られない状況になってしまいました。部屋から出ると体温測定がどこでもありますので熱があるという事になると、当時は即SARS扱いされて隔離病棟(小湯山に専門病棟がありました)行きになってしまいます。そこへ移されるとSARSじゃなくともSARSに感染するのが予測できて本当に怖かったです。3日間部屋に篭って安静にしていたのですが微熱は下がらず、そのうちに回りの人から部屋から出ない僕を訝しがる雰囲気が感じられてきてせっぱ詰まった状況に追い込まれました。もう強行突破して帰国するしかないと決意して、JALに飛行機の確認をすると日本への帰国便は成田へ週2便しか運航されていないという事、その2便も来週からは1便になるやに聞かされ翌日の飛行機で帰るしかないと決意したのです。当日の朝心配であまり眠れなかったベッドから起きて体温を測るとやはり体温は37.5度前後。もし38度以上になると飛行場へも入れてもらえないし、その場で拘束される可能性すらあります。朝11時になって解熱薬をがっぽりと飲んでタクシーに乗り飛行場へ走らせました。入り口の体温測定は無事パス。搭乗手続きをして出国審査の前の体温測定も無事パスして搭乗口に着いた時にほっとしたのか緊張がとけたのか今までに経験がないぐらい汗が吹き出てきました。あ、これで体温も下がったと思い実に爽快な気分と安堵感に浸っていました。ところが飛行機が飛び立ち名古屋上空あたりにさしかかると、またもや熱が出てきました。このまま黙っていて本当にSARSだったら家族や会社で感染させることになると思い、客室乗務員に熱があるのですがと申し出ると一番年長の多分チーフでしょうがそういう感じの乗務員が来て、色々と質問されそれから乗客が全くいなかったファースト・クラスに移動させられました。成田へ着いて到着ゲートへ着いた時にもっと前の乗務員が座る椅子に座らされ待機していると、ドアが開いた途端に白い医務服を着てマスクに手袋をした検疫官が二人入って来て僕に次々に質問し始めます。その間に他の乗客は哀れんだような表情で僕を見ながら飛行機から出て行きます。結局SARSではなく今もレコードを聴いているわけですが、当時の事を思い出すと恐怖の記憶が蘇ってきます。皆さんも渡航自粛勧告が出た国には行かないようにしましょう。軽い熱でも発症者扱いされて大変な目に遭いますから、ご注意くださいませ(今でこそ苦笑)

本アルバムも僕にとってはかなりのレアな感覚があります。探してもなかなかに出会えなかった一枚です。彼女が歌っている他のアルバム例えば“THE GLORY OF CHRISTMAS”などはいつでも入手できそうなほど目に付くのですが、このスタンダードを歌ったアルバムは簡単にはお目にかかれませんでした。いつも思うのですがもう入手できないのじゃないかと思い始めた頃に諦めないで求めT続けていると入手できる機会が訪れたように思います。またもやマーフィーの法則でした。
彼女はミュジカルのシンガーだったようですから本来の歌い口は溌剌としたものなんでしょうが、本アルバムでは深夜に一人で酒でも飲みながら聴けばより味わえるようなアルバムになっています。すなわち全体を抑えて歌い、またある時は囁きかけているようにも歌います。収録された曲の中ではジュリー・ロンドンが歌っているMAKE LOVE TO ME、ジュリーのがかなり濃厚な印象がありますがミュリエルはもう少しさっぱりと歌っています。収録曲は冒頭に書いたように総てスタンダードでよく知られた曲ばかりでこれも聴きやすいでしょう。録音はさすが英国PHILIPSで実に高品質な再生音だと思います。

今日はレコードの事よりもインフルエンザの話が多くなってしまいました。

収録曲/A面/1, I'M IN THE MOOD FOR LOVE/2, THE NEARNESS OF YOU/3, I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN/4, YOU GO TO MY HEAD/B面/1, PLEASE DO IT AGAIN/2, MAKE LOVE TO ME/3, EMBRACEABLE YOU/4, BODY AND SOUL/
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