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『戦争で得たものは憲法だけだ』 落合恵子、佐高信・編

2017年02月17日 | 読書日記

『戦争で得たものは憲法だけだ 憲法行脚の思想』 落合恵子、佐高信・編
¥1,200+税 七つ森書館 2006/8/1発行
ISBN978-4-8228-0624-8

執筆者
落合恵子・香山リカ・姜尚中・斎藤貴男・佐高信・城山三郎
辛淑玉・高橋哲哉・高良鉄美・土井たか子・三木睦子・森永卓郎

> 「戦争で得たものは憲法だけだ」とズバリ言い切ったのは城山さんである。(162頁)

> <言論統制を伴う有事法制などと言い出す連中の気が知れない。核戦争の今日、有事となれば破滅しかない。日本を守るには、有事にならぬようにすることしかないのに。>(89頁:城山三郎著『私の情報日記』よりの引用)

> 私は、憲法九条が「武力を放棄しろ」と言っているとは全く思えません。それは「口だけで国を守れ」ということを言っているのです。要するに、うまい外交の仕方であったりとか、交渉であったりとか、ネットワークであったりとか、そういうことによって人々の命を暴力以外のもので守り切れということなのです。(93頁:辛淑玉)

> 自助努力を政治家が言うのは政治家の自己否定なんですよね。自助努力で物事が成れば国家はいらない。自分たちで自分たちをいらない、と言っている矛盾に全然気付かない。(108頁:佐高信 姜尚中との対談で)

> 「要するに日本の近代は、大の虫を生かすために小の虫を殺してきた。無数の虫の魂をね」(118頁:姜尚中 室原知幸の言葉を引用)

 


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