うーん、多くのコメントをいただいていますが、さすがに「お願い!ランキング」を保存している人は他にはいないみたいですねぇ。ただ、どうやらCinaviaDRMの存在は確実のようです。このDRM、公式サイトなどから情報を読む限り、以下のようになるようです。
・動画に仕込まれ、主に再生を阻害するために利用される。
・信号自体に邪魔する機能はないが、再生機に反応する機能が搭載されていると再生を停止する、どちらかと言えばCGMS-Aに近い仕様。
・対応するのは、ブルーレイディスクプレイヤー。
・仕込まれるのは音声トラック内。
・音声をエンコードしても消えない。
というもののようです。CinaviaDRMでは長いし入力しにくいので、とりあえずここでは「シナビたこと」と呼ぶことにしておきます。
国内ではこれまで全くその存在が明らかにされず、過去のPS3のファームウェアアップデート時に一度たりとも言及されることはありませんでした。海外では一部でその存在が知られていたようですが、SCEIが海外でのみ発表したとは思えないので、別の方法によって発覚したものでしょう。日本国内では今回のような偶然がなければ、いよいよと言うまで隠蔽され続けたものと思われます。
日本サイトでは情報は皆無なため、海外サイトに頼るしかないのですが、それによるとシナビることが発覚したのは、今年の3月以降のこと。ですから、例の外部OS機能削除と同時の可能性が高いと思われます。それ以前の最新ファームウェア、3.15が2009年12月ですので、おそらくこの時ということはないでしょう。外部OS削除という巨大な機能変更のドサクサに紛れてこんなことをSCEIはやっていたのでしょうか。もしもこれが海賊版対策だと言うのならば、OS削除機能のようにどうどうと語ればいいではないですか。一切情報を漏らさなかったところに、SCEIの体質が感じられます。
なお、やはり海外サイトによると、現在存在するBDプレイヤーのうち、シナビるのはPS3だけと言うことです。
ただ、おそらくPS3で録画を行うtorneや、DTCP-IP経由の再生ならばシナビることは無いと思われます。今回の場合、PT2で録画したもののため、DLNA経由での再生でした。DLNAは一切のガードがかかっていないものしか通さないために機能が発動したでしょうが、ガードが掛かっていることを前提として再生する日本地上デジタル放送とDTCP-IPならば機能を発動させる必要がないからです。
この件でもっとも恐ろしいのは、音声をエンコードした動画でもシナビてしまうことにあります。それによって、BSやCSに存在する専門チャンネルなどでソースとしてBDのものを使った動画を自由化したファイルは、今後一切PS3で再生できなくなってしまうかも知れません。なにせどうエンコードしても消えないのですから、例えBS/CS向けに処理したものでも消えないのは当然です。これはTSそのものだけでなく、HDMIやS/PDIF経由で取り込んだものでも同じことになるでしょう。赤白コードによるアナログ取り込みならばひょっとして回避できるかもしれませんが、シナビる可能性の方が高いです。今後PS3はDTCP-IP経由ならばともかくDLNAメディアプレイヤーとして役立たずになってしまうかも知れません。ただ、先にも書きました通りシナビるプレイヤーはPS3しか現状ありませんし、BDに今後利用され続けるとは限りませんので、結局搭載されなくなる可能性がわずかながら残ってるため希望はありますが。
メディアプレイヤーとしてのPS3の優秀性はあえて語るまでもないでしょう。その最大の特徴は強力な処理能力を持つソフト処理で動画を取り扱うことにありました。そのため、WindowsPCに匹敵する柔軟な対応を動画に対して行うことができたのです。その能力をこのような形で使うとは・・・。もうわたしたちにすばらしい動画環境を提供してくれたSCEIは死にました。顧客として末端のユーザーを大切にしてきた会社ではなく、ソフト開発のメーカーの言うことしか聞かないようになっているのです。体質は変わってしまったのです。
動画の録画や処理はPCでも、再生出力はやっぱりテレビ。そういう人は多いと思います。わたしもそういう考えでPS3を愛用してきましたが、SCEIはファームウェアを3.15以下にとどめておくと、将来的メディアプレイヤーとしても活用できなくなることを明言しています。その時がくるまで、可能ならばPS3のファームウェアは3.15以下にとどめておくべきでしょう。SCEI自らの意志によってメディアプレイヤーとして無敵の存在だったPS3の王者転落の日は近いことでしょう。穴を埋められるのは、やっぱりPCしかないのでしょうか?
・動画に仕込まれ、主に再生を阻害するために利用される。
・信号自体に邪魔する機能はないが、再生機に反応する機能が搭載されていると再生を停止する、どちらかと言えばCGMS-Aに近い仕様。
・対応するのは、ブルーレイディスクプレイヤー。
・仕込まれるのは音声トラック内。
・音声をエンコードしても消えない。
というもののようです。CinaviaDRMでは長いし入力しにくいので、とりあえずここでは「シナビたこと」と呼ぶことにしておきます。
国内ではこれまで全くその存在が明らかにされず、過去のPS3のファームウェアアップデート時に一度たりとも言及されることはありませんでした。海外では一部でその存在が知られていたようですが、SCEIが海外でのみ発表したとは思えないので、別の方法によって発覚したものでしょう。日本国内では今回のような偶然がなければ、いよいよと言うまで隠蔽され続けたものと思われます。
日本サイトでは情報は皆無なため、海外サイトに頼るしかないのですが、それによるとシナビることが発覚したのは、今年の3月以降のこと。ですから、例の外部OS機能削除と同時の可能性が高いと思われます。それ以前の最新ファームウェア、3.15が2009年12月ですので、おそらくこの時ということはないでしょう。外部OS削除という巨大な機能変更のドサクサに紛れてこんなことをSCEIはやっていたのでしょうか。もしもこれが海賊版対策だと言うのならば、OS削除機能のようにどうどうと語ればいいではないですか。一切情報を漏らさなかったところに、SCEIの体質が感じられます。
なお、やはり海外サイトによると、現在存在するBDプレイヤーのうち、シナビるのはPS3だけと言うことです。
ただ、おそらくPS3で録画を行うtorneや、DTCP-IP経由の再生ならばシナビることは無いと思われます。今回の場合、PT2で録画したもののため、DLNA経由での再生でした。DLNAは一切のガードがかかっていないものしか通さないために機能が発動したでしょうが、ガードが掛かっていることを前提として再生する日本地上デジタル放送とDTCP-IPならば機能を発動させる必要がないからです。
この件でもっとも恐ろしいのは、音声をエンコードした動画でもシナビてしまうことにあります。それによって、BSやCSに存在する専門チャンネルなどでソースとしてBDのものを使った動画を自由化したファイルは、今後一切PS3で再生できなくなってしまうかも知れません。なにせどうエンコードしても消えないのですから、例えBS/CS向けに処理したものでも消えないのは当然です。これはTSそのものだけでなく、HDMIやS/PDIF経由で取り込んだものでも同じことになるでしょう。赤白コードによるアナログ取り込みならばひょっとして回避できるかもしれませんが、シナビる可能性の方が高いです。今後PS3はDTCP-IP経由ならばともかくDLNAメディアプレイヤーとして役立たずになってしまうかも知れません。ただ、先にも書きました通りシナビるプレイヤーはPS3しか現状ありませんし、BDに今後利用され続けるとは限りませんので、結局搭載されなくなる可能性がわずかながら残ってるため希望はありますが。
メディアプレイヤーとしてのPS3の優秀性はあえて語るまでもないでしょう。その最大の特徴は強力な処理能力を持つソフト処理で動画を取り扱うことにありました。そのため、WindowsPCに匹敵する柔軟な対応を動画に対して行うことができたのです。その能力をこのような形で使うとは・・・。もうわたしたちにすばらしい動画環境を提供してくれたSCEIは死にました。顧客として末端のユーザーを大切にしてきた会社ではなく、ソフト開発のメーカーの言うことしか聞かないようになっているのです。体質は変わってしまったのです。
動画の録画や処理はPCでも、再生出力はやっぱりテレビ。そういう人は多いと思います。わたしもそういう考えでPS3を愛用してきましたが、SCEIはファームウェアを3.15以下にとどめておくと、将来的メディアプレイヤーとしても活用できなくなることを明言しています。その時がくるまで、可能ならばPS3のファームウェアは3.15以下にとどめておくべきでしょう。SCEI自らの意志によってメディアプレイヤーとして無敵の存在だったPS3の王者転落の日は近いことでしょう。穴を埋められるのは、やっぱりPCしかないのでしょうか?
ここまでひどくなっているとは知りませんでした。PS3には絶望ですね。
でも、まぁPCでもキレイですよ
特にWMP12のデコーダーは高画質ですし、インターレースの処理もしてくれます。
間違って、ファームウェアのアップをしてしまっては困るので今度ルータの設定でWANから隔離しようと思います。
萎えますね変わりに中指を立てるとしよう、持ってないけどw
そうなると、変わりの物をどこかから探してがねたになってくるのか最近はHDMI付きの物とか出てますけど、結局は新IONなのかな
そう言えば例のあやしげな3波USBカドリーダ兔さんでも勇者さん募集だそうですけど売れるのかな? 先週買い物したのでパスだな何を買ったかは他でこれから打ちます
やっぱりプラネックスは易しくない、お金を払っているのだし谷底に突き落とさんで欲しいよ
SCEIは死にましたっていうのは、どうなんだろ…
SCEIというか今は単純にSONYと言っていいのかもしれないけど、SONYとしては著作権対策のされていないただのDLNA再生に対してやるべきことをやっただけとも言えますし。
DTCP-IPなどの著作権対策された方法で見てくださいと言われればそれまでですからねぇ。
CinaviaDRMも従来とはやり方が異なるにせよ数あるDRMの一つに過ぎないわけですから、これをもってSCEIは死にましたはちょっと違うかなと個人的には思います。
今後、どうなるか注意深く見守る必要がありそうです。
SONYはやることやってるだけだとは思いますが(我々には残念な方向に進んでいるのですが)、もうちょっとスマートにできないかなと思います。最近の変なCMといい、ユーザーに自分の考えをちゃんと伝えるのが下手だと思います。
>naked emergencyさん
ひどくなっているというか、知らせずにこっそりとなっていたところに失望した、という感じです。
PCはPCで置いておいて、かつテレビで見る方が楽で集中できるんですよ、わたしの場合。
>emanonさん
新IONか、あるいはAthlonの低電圧版+780Gとか、そういうリビングPCが一番でしょうね、操作性は劣りますし、まだ先の話でしょうけど。
例のUSBものは、PT2×2の例もありますし、みんな慎重になっちゃうのでなかなか手を出さないかも。
>容堂さん
わたしが「死んだ」と書いたのは、動画の再生に関してこれでもか、というくらい利用者の要望をかなえ、便利な環境を用意してくれていたころのSCEIです。もうこれからのSCEIは末端のユーザーよりもソフト開発メーカーなど、ソフト販売の会社の都合や要望を優先する会社になることでしょう。
>2010-06-14 23:49:37さん
そんな単純なものじゃないですよ。でも、もう期待できないとは思っています。
>2010-06-15 00:17:18さん
BDAは関係ありません。そういうことを誰にも知らせずにやった、というSCEIの隠蔽に対する怒りです。
>naoさん
もうユーザーの方を向くつもりがないのかも知れませんよ。「だまって着いてくればいい」って考えでは。
>sildraさん
わたしとしてはあくまで失望感で書いたつもりだったのですけど、先日の外部OS機能削除と合わせた分どうしても悪意がにじみ出ていたかも知れません。すみません。選択肢を奪われるのは残念ですね。
いつもためになる話を有り難うございます。
シナびるメディアプレーヤーのことで盛り上がっていますが、BLディスクプレーヤーでは、パイオニアのBDP-V6000が搭載していることを取扱説明書でうたっています。
http://pioneer.jp/biz/catalog/pdf/dvd-video/bdp_v6000.pdf
自由化したファイルをブルーレイに焼いて、このようなプレーヤーで再生すると、シナびてしまうのでしょうかね?
だとすると、「お願い!ランキング」等のシナびているファイルを持っていて、ブルーレイを買うときには、店頭で確認する必要があるかも知れませんね。
最悪、D->A->Dでパス出来ないこともないけど手間がかかり
ますね。でも誰かに破られるでしょう。