録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

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このブログは、PCでテレビ番組を快適に録画し、自由な形で好きなように活用するための実験結果報告をメインとしたものです。ですが、その自由を奪い、不自由を売りつけて無制限の利権を得ようとするものたちが、現在のテレビ界では勢力争いをしています。そういう連中とは断固戦い続けます。それが、ここのテーマです。
2011年7月24日まで続けることを目標にしていましたが、2011年いっぱいまで延期いたします。 ・・・の、予定でしたが、衛星放送の行く末が気になりますので、それまでは続けます。ああ、意志薄弱。



特殊なコンテンツ
・SpursEngine H.264エンコーダ 実験プログラムサポート&他ソフト紹介ページ
Lalfさんが作られている、SpursEngineで使えるエンコードソフトのリンク先の紹介などをしています。CUI版とAviUtlのプラグインの二種類があります。 また、それ以外に同じくLalfさんの作られたCodecSys Personal向け参照AVI、ravi2や、BOさんの開発されたLinux用HD PVRコントロールソフトのリンクもおいています。

※10/07/01 se_h264enc_auo ver 0.09、se_mpeg2enc_auo ver 0.05、Seche Technical Preview2 リリース

・スカパー!e2 各チャンネル解像度・ビットレート一覧表
独自の調査による、スカパー!e2とBSデジタル放送の解像度とビットレートの一覧表です。多少の間違いはご了承ください。

・意外とある、デジタル放送録画可能キャプチャーボード・ユニット
外部入力を用いて、デジタル放送のチューナーやレコーダーから出力される番組を、自由に扱える形式で録画可能なPC用のキャプチャーボードおよび外部ユニットの情報を集めたものです。

SkyLake/KabyLakeのHT問題

2017-06-28 18:48:34 | 意味なしレビュー
父の見舞いに行った帰りに、この間有機ELテレビ4社の画質チェックができた店に行ってきました。あの時は4台とも同じ映像、それもBSデジタルの映画で、デジタル圧縮が目立ちやすいという絶好の機会だったので、各テレビのモードチェックまでは手が回りませんでした。なので、今回はぜひモードも切り替えつつ放送画質をチェックしたいなぁとの思いでいったのですが・・・。

全部別々の専用デモムービー映像に差し替えになってました`orz

ひょっとしてわたしのせいかな(^^;)4台のテレビの前を蟹歩きで数分間も行ったり来たりしながらメモを取るなんていう人間がいたら、そりゃ怪しんで放送画質を流すのやめよう、となっても全然不思議かありません。汚く見えてますしね。
有機ELは素晴らしい画質を実現する反面、汚い映像もその汚さをハッキリ表現してしまう欠点もあります。正直従来型のデジタル放送みたいな細部がつぶれている映像を視聴するのなら、同じ4K対応テレビなら有機ELより技術が枯れている液晶の方がマシに見えますね。しかし、デジタル放送を汚い映像と表現してしまうなんて、贅沢な話ですよね。ほんのちょっと前まで、我々はにじみやザラザラノイズだらけで解像度も低いボロボロの映像を、3次元Y/C分離だ、ゴーストリデューサだ、と無理矢理補正する回路を搭載した装置で映し出された映像をキレイだ、キレイじゃないと評していたのに、それよりは少なくとも画質面では優れている現行放送にケチをつけているんですから、ただ、あの頃はその代わりに技術の進歩と製品の個性を肌で感じ、自由に遊べる楽しさがありましたが。テレビの画質チェックはそれに似た感触があるのですが、さすがに複数台持つにも限界がありますしねぇ。

さて、最近話題・・・というより問題になっているのが、Intel・AMD両社のCPUのエラー問題。AMDのRyzenがエラーを吐く問題は、基本Lynuxでのことで個体差が大きく、かつ条件が一致しないらしくて、無理矢理エラー吐かせるのを楽しんでいる人もいるらしくてそう大きな問題にはねっていないようですが、Intelの方は若干深刻なようです。

IntelのSkylake&Kaby Lake世代のCPUにはハイパースレッディング有効でデータ欠損やプログラムエラーにつながる重大なバグがあると判明

単なる疑いではなくはっきり「判明」と書かれているうえ、指摘している団体がDebianを開発しているプロジェクト、という専門家集団ですから、これは確実に存在する問題だと言っていいでしょう。しかもRyzenのようにLinuxだけでなく、Windowsでも出る、とされています。しかも"データの破損やデータ損失につながる可能性がある"というかなり深刻な問題。この現象が発生する可能性があるのは現行のKabyLakeだけでなく、先代のSkyLakeも含めたIntelCPUの、仮想スレッドであるHTを有効にした場合、とされています。それほどの問題ならなんでSkyLakeしかなかった時点でわからなかったのか、をIntelに問い詰めたい気持ちはありますが、問題は現行だけにとどまりません。Intelはモバイルはともかくデスクトップ向けに関しては次世代のCPUであるCoffeeLakeでもCPU部分に関してはほぼそのまま、製造プロセスの改良やGPU部分の改良にとどまるという話であり、このままではそのエラーを引きずった新CPUになりかねません。もっと問題なのは間もなく登場する初めてi9の型番まで用意されたハイエンドCPU、SkyLake-Xの方で、こちらは絶対にハードウェア的な改善は間に合いませんから、確実にエラーを持ったままの登場となることです。発売前のフラグシップモデルに暗雲が立ち込めることになってしまいました。

CPUのエラーというのは決してありえない話ではありません。過去にもありますし、特にAMDの初代Phenomのもつエラーは大きく、BIOSでその部分を停止させることで回避はできたものの、パフォーマンスに影響するという事態を招きました。そのため、AMDは大急ぎでPhenomIIを作らざるを得なかったのですが、あの時は出荷してすぐに分かった欠点でしたが、今回は発売してから一年以上たってようやくわかった欠点で、すでに多くの製品が出回ってしまっているため、誰も身動きできない状況になっている点が厄介です。OSの改良やBIOSからの機能制限で回避できればいいのですが、その場合でもパフォーマンスへの影響は少なからずあるでしょう。
現状、確実にそのエラーを回避する方法として推奨されているのは、HTを無効にすることです。Intel系のマザーボードのUEFIメニューにはほぼ確実にこの項目が存在しますので、割と簡単にできます。が、その場合ワンランク下のCPUと同等の性能になってしまいます。実際どの程度低下するのか、動画エンコードで試してみましょう。

手持ちのSkyLake、i7 6700を使い、Windows10で1440x080、約48分という普段ベンチマーク代わりに使っている動画をMediaCoderの64ビット版でH.264に速度Mediumで変換して比べてみます。

HT有効
1.6x 48.4fps 1866.3sec(31分6.3秒)

HT無効
1.2x 36.4fps 2463.1sec(41分3.1秒)

i7 4770
1.3x 38.9fps 2283.5sec(38分3.5秒)

参考としてSkylakeよりCPUの世代が一世代古く、HTエラーの対象ではないHaswellでも同じ条件で計測してみましたが、SkylakeはHTを切ると一世代前のCPUにも負けてしまうほど性能が低下するのです。IntelCPUはSkyLake世代からKありとなしのクロック差を大きく取るようになったため、さらに上の6700KやKabyLakeの7700Kならもう少し上になると思いますが、それでもせいぜいHaswellの4770と同程度と思われます。ソフト的な改良だけでエラーを回避するのなら、ここまでパフォーマンスの差が出ないようにしてほしいものです。

ただ、考えてみればSkylakeが出て一年以上もたってからやっと見つかったということは、それほど滅多に出ないエラーであるということです。実際、それが原因と思われるデータ破壊の経験がある、という人は少ないでしょう。もうSkyLakeやKabyLakeを持っていて、今まで使ってきて不具合の感じられないで使い慣れたソフトをそのまま使う、という人ならそれほど気にしなくてもいいかも知れません。これから出るソフトはそこらへんを考慮に入れて開発するでしょうし~その場合パフォーマンスが低くなる可能性もありますが~。
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今日から地上波テレビの画像が乱れる場合があるそうです

2017-06-22 21:04:24 | 次世代ビデオへの懸念
わたしの地元などは割としつこく告知していましたが、そうでない地区もあるでしょう話を、せっかくなので取り上げておきたいと思います。

本日6月22日からモバイル通信向けに700MHz帯が解禁になり、モバイルインターネットの混雑解消と速度アップに期待が持てるようになった代わりに、その帯域が地上デジタル放送の帯域に非常に近いため、影響を受けて乱れる場合がある、とのことです。
あくまで可能性がある、というだけで乱れない場合もあります。と、いうのも、もちろん帯域自体は干渉しにくいように最低限の隙間は空いているのですが、放送対応ブースター、特にアナログ放送対応のブースターをそのまま使っている場合、少し多めに電波を増幅するため、モバイル通信用700Hz帯の部分まで増幅してしまい、結果映像に悪影響が出る可能性がある、とのこと。どちらかというと影響を受けるのは通信の方という気がしますが、影響が利用者にはっきり感じられるのはテレビの方ということなんでしょう。
この告知をするため、ウチにはもう3回も同じチラシを持った人が説明にやってきました。二回はお店の方に、もう一回は自宅の方に、ですが。ウチは町内の自治会長なので(厳密には我が父が、ですが)代表して説明を受けてほしい、あるいは回覧板に説明を入れてほしいということなんでしょう。が、我が町内が開発のおかげで市が認める地上波放送受信困難地帯。それゆえに補助金を加えて町内にはケーブルテレビが引かれており、たとえ有料契約をしてないにしても全家庭でケーブルテレビ経由で地上波は見ているんですよ。そうした場合でももちろん干渉して映像が乱れるケースはあるでしょうが、その場合でもすくなくともアンテナ工事でどうなるレベルではないのでケーブルテレビ配信側でどうにかしてくれないとどうしようもないんですよね。3回ともそうした説明をこっちからして帰ってもらいましたが。なんでそんなことも知らないんだろうと思ったのですが、この700MHzに関して告知を行っているのは一般社団法人の700MHz利用推進協会、総務省とかの公的機関の管轄じゃなくて、携帯電話事業者が設立したお役所とは無関係のグループでした。だから、難視聴地域などの情報を全く持っていなかったのです。ちなみに問題があった場合でも最低限の工事などで対処できるケースならば「費用を請求することは絶対にありません また、物品の販売をすることもありません」とチラシにはデカデカと書かれています。まだ例はないでしょうが、これからそうした売込みサギのようなものが出ないとも限らないので、警戒しているんでしょうね。

700MHzを通信用としてさらにつかうようになるのはこれからなので、今日無事でも来月再来月にはひょっとしたら、家庭によっては地上波の映りが悪くなることもあるかも知れません。その場合はとりあえず700MHz利用推進協会のほうに問い合わせてもいいかも知れません。受信不良と700MHzが関係ない場合は何もしてくれないかも知れませんが、調査は無料でしてくれるみたいですから。
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RyzenAPUは年内か? 

2017-06-19 22:07:52 | 次世代ビデオへの懸念
休日に時間があれば、とりあえず電気量販店に行くのが習慣になってます。この間、またしてもその習性のままに量販店のテレビ売り場をブラリと尋ねたところ、すでに発売中のLG電子・東芝・ソニーに新発売のパナソニックを加えた4社の55型有機ELテレビが並んでいました。しかも、ありがちなデモ動画を流しているのではなく、その時放送中だったBSプレミアムの映像がそのまま流されているではありませんか。しかも映像を見るとかなりブロックノイズなどデジタルノイズの出やすい映像。これは実際の利用に準じた画質の比較がこの目でできる絶好の機会とばかりに4機種を見比べてみました。
どうしようもないのがソニー、ブロックノイズが一番浮きまくっていて画面がブレブレです。LGもかなりひどい。デジタルノイズはそこそこに収まっていましたが、映像がベターっと塗ったようにハデになっており、作りすぎの印象です。残りの2社はまぁまぁで、地上波など従来映像の画質を売りにしている東芝はデジタルノイズが比較的少なく、落ち着いている代わりに主張が少なめです。パナソニックは東芝よりブロックノイズは多めですがあまり作った映像という印象は薄く、全部ほどほどに抑えている印象です。もちろんテレビのモードで大きく異なるでしょうが、デモムービーだと立体的に見えるほど強いソニーの画作りは、従来放送映像には全く向いてないという印象です。総じて言えるのは、有機ELは色のメリハリなどは優れていて液晶画質を好まない人には希望の星といっていいパネルですが、画質の悪い部分を適度にぼかしてうまく見せるブラウン管やプラズマと違ってむしろ強調して見える傾向が強く、どちらかと言えば液晶に近い画質になっています。これはもう液晶が画質の基準だ、というメーカーの主張もあるでしょうし、すでに液晶前提の画作りのノウハウしかないという理由もあるのでしょう。UltraHDBDをバシバシ買う映像マニア以外の、放送映像がライブラリの中心だという人にはまだ早いテレビなんでしょうね。

そのUltraHDBDの再生に使えるかどうかはわかりませんが、個人的に期待しているのが前から言っているAMDの新APU。残念ながら従来型の最終型コアを採用したBristol Ridgeは、どうやらこのまま単品販売はされない模様です。まぁ今更出たところで困るほど時間はたっていますし、もうしょうがないでしょう。ここまで来たのならCPU部分はRyzen、GPUにVegaという、どちらも新世代に切り替わるRaven Ridgeが早く出てくれることを期待するしかないですが、どうやら年内には出そうな雰囲気です。

Ryzen 3は7月、Threadripperは8月出荷 AMD CPUロードマップ

リンクには第三ページを貼ってありますが、そこには「第4四半期頃に予定されている」とあります。第4四半期というと年末に近い時期ですが、月に直せば10~12月。早いと三か月少々で姿を見せるということです。しかも、当初はモバイルが優先でデスクトップ向けは後回しと聞いていましたが、ほぼ同時になりそうともあります。モバイル版は出たところで我々が買えるとは限らない~なぜかPCメーカーは日本ではAMD採用ノートPCラインナップに加えないところが多い~ので、デスクトップ向けが出てくれないと使えませんし、うれしいところ。グラボをさす必要がなくなりますので消費電力も少なくなりますし、小型ケースでも必要な機能を全部備えたPCができるのは魅力ですね。具体的な機能は不明ですが
・Ryzen3GとRyzen5Gが登場しそう
・コアは4コアのみ
になりそうです。3と5の違いは、SMTの有無がメインとなりそう。ひょっとしたら3次キャッシュの容量にも差がつくかも知れませんが、それほど大きな違いはないでしょう。動画のエンコードをある程度考えるのなら4コア8スレッドになると思われるRyzen5G、必要と思わないなら4コア4スレッドのRyzen3Gがマッチするでしょうか。と、言っても3Gでも現行のKaveri/Godavariより動画エンコードは高速でしょうから実用になると思いますが。ただ、この時期の登場だとちょっと期待しているintelのHBM2技術を使ったAPUはないでしょうね。そこは残念ですが、とりあえずAPUを愛用している人は、いよいよ交換の秒読みに入ったといえるのではないでしょうか。
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Intel、次のCPUもマイナーチェンジ?

2017-06-13 22:39:16 | 意味なしレビュー
仕事用や離れで使うノートやタブレット、再生専用PCも所有していますが、それとは別に、部屋で使うPCを4台所有しているという典型的なそっちの人間のわたしですが、まぁ仕方がないと思ってます。普段使いはAPU、Kaveriを搭載したPCで、あまり重い作業はさせないので性能面では問題ないのですが、次のAPUはアーキテクチャが全面的に変更になりそうなので、出たらなるべく早く交換する予定でいます。あとは先日購入して今うち最速のRyzenに、こちらはまだまだ十分な性能でしょ、のSkylake搭載PC。この2機種で主に動画エンコードをやらせています。問題は最後の一台、IntelのHaswellを搭載したPCでして、さすがに旧式でもはや先のエンコード向けPCと比べると見劣りしてしまう性能しかありません。と、言ってもAPU機よりCPU性能だけなら上なんで、手が足りない時などはエンコード作業も行わせますし、確実な録画のためのサブ機として欠かせない存在ではありますが、そろそろ中身を変えたい欲求も同時に出てきています。これが趣味人の悪いクセなんですね。

もちろんCPUメーカーであるIntelも次のCPUを開発中で、間もなく姿を見せる予定ではあります。が、先日発表されたi9の型番を持つ、CoreXというあだ名もついている次のSkylake-X搭載のCPUはもちろんハイエンドではあるでしょうが、おそらくかなり高価で、とてもわたしらの手の出せるものにはならないでしょう。売ることよりも存在することが重要なフラグシップとなると思われます。他にはAMD製GPUを搭載したKaby Lake-G、なんて噂もありますが、一応Intelは否定しています(ただ、噂が独り立ちしないためと万が一の発売中止のことを考えてとりあえず否定する、なんてのはよくある話ですが)し、仮に出たとしてもCPU部分はSkylakeのマイナーチェンジであるKabylakeそのものになるのは間違いないので、もう一つ新鮮さがありません。そうなると、現行のKabylakeを入れ替えることになるアーキテクチャ、Coffeelakeに期待・・・となっていたのですが、これもKabylake同様、CPU部分はマイナーチェンジとなるようなのです。

第8世代Core iシリーズは年内投入 インテル CPUロードマップ

Intelはここ最近、製造プロセスの改良とアーキテクチャの改良を同時に行わず、どちらかを交互に優先させる戦略を取ってきていると言われています。ただし、最近は製造プロセスの改良はモバイル向けが優先されており、デスクトップ向けはCPU改良があるときに新製造プロセスとともに新型に入れ替わり、それまではマイナーチャンジのリフレッシュ版などが時間的な穴を埋めていました。HaswellからSkylakeへの世代交代はHaswell RefreshやBoradwell-Eを間に挟みながらそうした一気の交代が行われました。我々ユーザーの目から見れば今年発売されたKabylakeはそのSkylakeリフレッシュモデルとしか思えなかったわけですが、次もそのKabylakeRefreshに近いCoffeelakeになることは確実となったようです。それだけならまだしも、Coffeelakeの登場も来年の一月、つまりKabylakeの発売から一年たってからになるわけで、事実上三世代にわたってほとんど同じCPUが続くことになってしまいました。その代わりにGPU部分が強化される可能性が高い、とのことですが、IntelのGPUを目当てに買い替える人は少ないでしょう。OPEN CLへの対応などが進むこともあるでしょうからそうした意味でのパフォーマンス向上はあるでしょうが、期待されているものとは違いますしね。
ご存知の通り、AMDのCPU、RyzenがPC用CPUをひっかきまわしており、Intelほど他社を恐れるメーカーが本来放っておける状況ではないはずなのですが、どうもその危機感が感じられないのです。Intelは何を考えているのか、勝手に考えてみましょう。

1.AMDのCPUをそれほど脅威と感じていない
前にも書いた通りZenを搭載したAMDのRyzenは現行のIntelCPUを凌駕する性能を発揮しますが、それはあくまで同じ価格帯で、消費電力で、の話です。コストパフォーマンスは消費電力を無視し、絶対的性能だけを見ればIntelの方が上ですし、Ryzenは多コアゆえにクロックがそれほど上がらず、シングルだけの性能ならほぼ同価格帯で比べた場合もIntelが上回ります。Ryzenがもっとも勝る分野である動画エンコードに関してはQSVもありますし、総合性能で負けている部分はない、という判断がなされているのかもしれません。その分GPUの強化を重視しているのでしょう

2.新CPUの生みの苦しみ
AMDもRyzenが登場するまでは、Bulldozer/PiledriverのCPUを数年間、えんえんと売り続け、改良型はAPUにしか採用しませんでした。Intelはここ数年はCPUアーキテクチャは改良だけが行われ、それでパフォーマンスをアップするという方法がとられ続けていましたし、そろそろ能力の向上に行き詰っていてもおかしくありません。まだ第一世代ですでに改良点がいくつも羅列されているだろうZenと比べると、もうできることは少なくなっているはずですし。中途半端な改良でまともに比較されるより、大幅な強化ができるモデルが開発できるまで待っているのかも知れません。

3.他社の受け入れビジネスのためのサンプル作り最優先

最近、長年守ってきたIntelの半導体の売り上げがSamsungに抜かれた、あるいは抜かれるのではないか、という憶測が飛んでいます。PCの需要だけが大きく落ちたためか、それ以外の半導体の需要が増大しすぎたのかはわかりませんが、Intelと言えども他社の開発したチップの製造に乗り出さなければ現在の規模を維持しづらくなってきています。他の工場よりIntelの方が技術的に上、をアピールするために製造プロセスの改良とそれをモバイル向けに特化することが最優先課題となっており、結果発熱量や消費電力が高くてもどうにでもなるデスクトップ向けは二の次になっている、ということも考えられます。

わたしの素人考えではこの程度しか思いつきませんが、他にも理由は当然あるでしょう。どっちにしてもしばらくIntelの大幅にパフォーマンスがアップした新CPUは出てきそうにありません。QSVは限られた用途では威力を発揮しますが物足りない部分も多く、動画エンコードの性能をCPUの良さとするわたしにはCoffeeLakeはちょっと面白みに欠ける製品になりそうです。いっそ、GPU性能の面白そうなKabylake-Gが出たら、そっちに手を出す方が面白いかも知れません。
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父が入院しました

2017-06-09 16:33:17 | Weblog
タイトル通りの中身ですので、そうした話がキライな方はご遠慮ください。ただのグチです。また、汚い話も含まれています。

父の入院は正月以来となります。ただ、もともと今月の後半、父は入院の予定でした。ただし、その理由は、以前も除去した静脈瘤の、取り残りを除去する再手術のため、というものでした。父の静脈瘤は食道内にできているもので非常に小さく、適切に処理すればそれほど問題のあるものではありません。そのため、最短で一週間ほどで退院できるとされていました。わたしら家族としても、その点の心の準備はできていましたし、母などは「命に関わらない入院なら、むしろ骨休みできそうでほっとする」とまで言っていたほどです。ですから、入院の準備はほとんど済ませていましたし、一週間くらい早くなってもなんともありません。
今回父が予定より早く入院することになったのは、体調の不良を訴えたためです。おおよそ一週間ほど前に下腹部の腹痛を訴えたため、万が一を考慮して病院の予約を入れて送りました。その病状は、便秘。ただしレントゲンで大腸が真っ黒になって見えるほどの、かなり厄介な状態になっていたものです。もともと便秘がちな人ではありましたが、闘病生活で筋力、特に腹筋が衰えたこと、昨年後半から腹水が出たため、その再発を恐れて水をあまり取らなくなっていた(何度も指摘したのですが、全く聞く耳を持ってくれませんでした)ことなど複合的な理由が重なったためでしょう。病院で治療を受けましたが一部しか便が出ず、出やすくなる薬を出してもらって引き上げてきました。
そのあとは、今度は出ずっぱりの便との闘いになりました。今までたまりにたまっていた便が薬の影響で出やすくなったため、トイレが全く間に合わず、日に数回も服や下着を汚す日々が続きます。そうした精神的苦痛と肉体的疲労で、朝は調子いいのですが昼を過ぎると父はグッタリ。「便になるから食事もとりたくない」とさえ言いだしましたが、そこは無理矢理食べさせました。水を積極的に飲むこともここぞとばかりに解きましたが、どうも無視されたような。あまりに便がひどいので、とうとう紙製の介護用下着を使わないとどうしようもない状態にまでなってしまいました。そして便秘発覚後最初の検診で、入院を言い渡されたのです。便秘や薬による下痢がひどいため、それも仕方ないだろうと考えていたのですが、どうもそれだけではなさそうです。基本的な診察をしたところ、発熱があって体内の血が少なく、かなり血圧が低くなっており、検査と治療が必要と判断されたとのことです。どちらかと言えばそちらの要因の方が大きそうです。
父の体内の血が不足気味、と診断されたのは今回が初めてではありません。昨年の秋にも同様の診断がされ、その治療として何度か輸血が行われました。しかし、そうした血液の治療が行われてからあの腹水がたまる非常事態が発生、一度は末期とまで言われましたが、輸血をやめ、腹水を抜いたところそれ以降たまらなくなり、前回は無事退院することができたのです。因果関係は分からないのですが、病院では「輸血が腹水の原因となったのかも知れない」と判断するしかなく、それ以来輸血は行われなかったのです。そうして血圧の低下と、それに伴う心臓への負担増、発熱、さらには便秘・・・こうした複合的な理由で体調が悪化したようです。
わたしとしては、この症状に関しては、「まぁなんとかしてくれるだろう」という思いはあります。なにせもっとも懸念材料である癌に関しては「全く進行していない、心配はいらない」と断されたのですから。もっとも、今回の体調不良の直接的な原因は癌ではないにせよ、体を弱らせられたのは癌が最大の理由であることは間違いなく、そうした意味では病気が進行した、とも言えるのですが。もっと心配なのが、以前認知症のような症状を発覚させてから初めての入院であるという点です。あれ以後、あの時ほどひどい状態にはなっていません。が、ダメージはあったのか、会話が非常にヘタになりました。以前なら興味のある話なら立て板に水のごとく話始めたら止まらなくなっていた父が、そうした件でも一言二言話して終わりで先が続かなくなってしまいました。他人の話もあまり聞かなくなり、自分の言いたいことばかり話します。
一番変化が見られるのは、ある期間に達すると急激に怒りっぽくなることです。全体的にもかなり怒りっぽくなりましたが、その期間に達するとその基準が非常に低くなるのです。たとえば父にとって興味ない話がわたしと母の間で三言四言続くと「そんな話どうでもいい!」と怒り出すのです。だいたい二週間割と平常な状態が続いたあと、妙に精神的に不安定な状態に入るらしいのです。

父「今日、何時からだっけ?」
k「? 何が何時から、なの?」
父「いいから!何時からだって聞いてるんだ!」
k「いや、だから何を聞きたいのかわからないって」
父「分からねぇのなら母呼んで来い!」

などなど。これはかなりマシな部類です。精神的不安定さがピークに達すると物事の判別がつかなくなり、やたら思いつきで何かさせたがる上、暴力的になります。むやみに怒ること、自分の要求が通らないと暴力に訴える(痛くはないです、ちなみに)といった行動は、半年前の父からは想像もつかないことでした。ですが、このピークは数時間しか続きません。それが終わるとさーっと平常状態に戻るのです。この状態になるのは20日弱くらいの周期で訪れるみたいです。良いときは非常に良い時もあり、朝などはまるで若返ったかのようにハキハキとした声で、しっかりした会話ができることもあるのですが、これも3時間くらいしか続きません。
わたしの計算だと、昨日今日あたりが不安定さのピークでした。見舞いから帰ってきた母の話では、看護師に「あんなに怒りっぽい人でしたっけ」と不安そうに語られたそうです。今までピークをすぎると元に戻ったのは日常にいたから、ということも考えられます。最悪今度こそ戻らなくなってしまう可能性もあります。母の話ではかなり弱弱しくみえたそうで、最初は病室に入ってきたのが母だということに気が付かなかったほどのようです。ただ、今回はそういう形でピークを迎えたのかも知れませんが。

ここ最近の父は、闘病というより急速に進む老化の様を見ているようでした。今回の入院が良い方に向かうのか悪い方に向かうのか、それは分かりません。口にはしたくありませんが、その時は近づいているのかも知れません。ただ、意外と自分が落ち着いているのを感じています。それは病気発覚以来一年という時間がそうさせたのかも知れません。
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有機ELテレビに感じたこと

2017-06-07 22:20:40 | 次世代ビデオへの懸念
テレビと言えば液晶テレビ。こういう状況が長く続いていました。かつては王者ブラウン管をはじめ、複数のテレビの表示規格が存在したものですが、全て姿を消しました。小型から超巨大まで賄える生産効率の良さ、消費電力の低さという点で液晶方式は他を頭一つ以上上回っており、特に日本においては「短期間で地上デジタル放送を普及させる」という使命もあって液晶以外が主力になる選択肢はなかったといっていいでしょう。しかし、ことテレビという動画を再生する表示機器において、画質面では液晶は数ある方式のなかでも劣った方式としか、未だに思えません。静止画を表示する方式としては優れていると思いますが、残像・遅延・程よいにじみがなくデジタルノイズが目立つ・立体感に欠けると言った欠点は、代用が利かない小型サイズならともかく本格的に映画などを楽しむには向いていないと、わたしは今でも思っています。いくら最新の技術を使い、表現力を高めても、"平面""絵の延長"にしか見えないのですよ。もはやこうした拘りを持つ人も少ないのかもしれませんが、一定数は存在すると思います。だからパナソニックは、新しい液晶テレビを出すごとに「プラズマを超えた」って言を必ず加えてますのだと思います。テレビとして使う分には液晶よりプラズマの方がいい、そういう声が絶えていない、ってことなんでしょうね。

そうしたわずかでもしぶとく残り続ける液晶への不満を持つ人が期待していたのが、有機EL方式のテレビでした。きわめて小型ですがソニーからテレビが発売され、その後もスマートフォンのような端末、携帯ゲーム機への採用と少しずつ広がり始め、かつての液晶に似た展開は明るい将来を予感させました。特にパナソニックとソニーの有機ELへの共同開発は大きな期待が寄せられたものです。しかし、はたから見る分には大した成果もなく終了、同じく有機EL開発が期待されていたジャパンディスプレイも業績不振で国産パネルの道は前進どころか後退した感が強くなりました。そのジャパンディスプレイですが、有機ELの製造を切り離して子会社化し、立て直すという話が出ていましたが、資金繰りなどの問題もあり、実行が二度にわたって延期されています。

ジャパンディスプレイ 有機ELの子会社化計画を再延期

もっとも、これによって「悪い材料は出尽くした」とでも思われたのか、はたまた大きな再建計画を期待してのことか、株価は上昇したようですが、それはさておき。

ですが、現在有機ELテレビは日本でも複数のメーカーから発売されています。数少ない海外メーカーであるLG電子が筆頭でしたが、すでに店頭ではそれ以外に東芝とソニーの有機ELテレビが並んでおり、今月中にはパナソニックからも発売されます。ただし、パネルは国産ではなく、LG電子のものが使われているようです。メイドインジャパンにこだわりたがる人も多いかと思いますが、優れた技術者がいたところで投資もされず、老朽化した設備しか持たない国内工場を拡張するより、積極的投資によって最新の設備を持ち、生産ラインをすでに軌道に乗せている海外工場のメーカーから買ってきた方が質の面でも上になるでしょうし。液晶パネルもそうなってますし、当面有機ELもそうなるしかないかと。55型以上の超大型で4Kしか実質ないのが有機ELテレビの欠点ではありますが、逆にそういうテレビが欲しいという人には有力な選択肢となります。
そのテレビ、やっと見る機会ができました。地元の量販店にLG電子に続いてようやくソニーの有機ELテレビが入荷していたのです。他の有機ELや液晶と同じ映像を流していてくれればもっとよかったのですが、映っていたのは専用のサンプルのみ。それだけに有機ELの利点とされる暗さを表現する映像のみでしたが、なかなか衝撃的でした。LG電子と違い、映された映像が、3Dでもないのに飛び出して見えるような錯覚を覚えたのです。テレビの画質にはそれなりにこだわりがある自負はあるわたしですが、画質において一番衝撃を受けたのはデジタル化の時でもHD化の時でも、まして4K化の時でもありません。ブラウン管テレビのフラットなものを見たときです。それまで膨らんで少し湾曲したブラウン管テレビを"普通"と感じていたわたしの目にはまるで抉れているかのように見えたのですが、まるで別次元の映像機器にも見えました。あれがテレビの画質、に何かを見始めたキッカケだったかと思いますが、フラットな有機ELテレビはその逆を体感させることによって当時の感覚さえ思い出させてくれるものでした。逆を言えば、少し映像の自己主張が強すぎ、液晶とは別の意味で離れたくなる感覚を覚えます。なるほど、LG電子が当初有機ELテレビを内側に湾曲させたものしか出さなかったわけです。強力な表現力によって立体的な圧迫感さえ感じる有機ELの画質を少し和らげるため、という理由もあったのでしょう。ただ、「湾曲=悪」のイメージは強く、もう作らないとのことですが。まぁあの圧迫感も慣れの問題だと思いますが、有機ELテレビを買うなら、液晶テレビだともう一回り大きなサイズが置ける部屋でないと当分厳しいでしょうね。それだけに、ますます通常大型サイズの有機ELテレビが早く出てくれるのが楽しみになってきました。究極の画質を噂されるクリスタルLEDもあるようですが、そんなもん待っていたらテレビなんかいつまでたっても買えませんし、それにクリスタルLEDの良さがはっきり分かるほどの映像ソースが普通に使われるようになるのはもっと先でしょうしね。とりあえずは液晶以外の選択肢である有機ELを見守ることにしましょう。
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Intel、新ハイエンド向けCPUの名を"i9”に

2017-06-01 22:01:59 | 意味なしレビュー
歴史的に見て、Intelは非常に同業他社を恐れる性質を持つ企業なのは間違いありません。そして、対抗のためにあらゆる手段を用いてきました。ライセンス契約で他社に許してきたクローンCPUやチップセットの製造を突然打ち切って自社製品に一本に変えさせたり、やみくもに特定の数字だけが高い新製品を投入したり、悪い時にはベンチマークソフトに最適化させた製品を出したり、なんてこともやったことがあります。その一方で、その必要性を感じていないときは、要らない機能を充実させたり余計な事をしてくるのもIntelという企業の特徴でもあります。ここ数年はまさに後者の面が表に出ていたのがIntelの展開でした。もちろん本来競合であるAMDが、FXの開発を事実上打ち切ってほとんど変わらないアーキテクチャを数年も続けていたため、対抗のために力を注ぐ必要がなかったこともあるでしょうが、もう一つとしてスマートフォン・タブレットという新しい市場にもIntelアーキテクチャを定着させるべく奮闘していた、というのもあるのでしょう。その市場向けのCPU、Atomをほとんどタダ同然にメーカーに配布し、ソフト面で不具合が出ないよう、Googleに多数のAndroid移植チームを常駐させていたといわれるほどAndroid市場に力を注ぎ続けたIntelですが、結局同社初の挫折を味わうことになってしまいました。今やIntelCPU搭載のAndroid機は、旧型OSのものしか見かけなくなってしまっています。おそらく先はないでしょう。
そうして隙を作り続けている間に、AMDは多くのベンチマークソフトでIntelのCoreと同等以上のスコアを叩き出しながら安い、というRyzenを発売することに成功してしまいました。これによって、多くの人の目がAMDにも向いてしまったのがまぎれもない事実です。にも拘わらず、Intelはどちらかと言えば沈黙していました。昔のIntelなら強引に高クロックで動かすPentiumXEや、無理矢理デュアルに加工したPentiumDのような「即席対抗馬」をとっくに出していたはずです。それもやらず、市場に流されるままにしていたIntelが、今回ようやく動いたようです。今までi3/i5/i7という型番で出し続けていたCoreシリーズに、数字上のハッタリも効いた"i9"型番になる新CPUをハイエンド向けとして発売する、というではないですか。

Intel史上もっともパワフルなデスクトップCPU「Core i9-7900」シリーズ

なんと18コア・36スレッドです! ちなみに現行のCore i7 6950Xは10コア/20スレッドですから、スレッド数だけでも1.8倍という大幅な増加となります。ただし、記事内にも触れていますが、XEONブランドで販売されるサーバー向けCPUをほとんどそのままCoreブランドで発売する、というだけのようです。ちなみに現行のXEONで18コア・26スレッドのCPUはコードネームBroadwell-EのE5-2695という型番で、TDP120Wで動作クロックは2.1GHz、最大でも3.3GHzまでしか上がりません。それでいて価格は約30万円と非常に高価なものです。それこそサーバー用途でもなければ無駄なコアを持て余し、通常作業も遅いというコストパフォーマンス最悪のCPUでしかありません。i9で発売されるのはSkylake-Xとなるようですから、ほぼ現行CPUと同じです。少なくともBroadwell-Eよりはクロックなども上昇し、ハイエンドユーザーの需要に応えられる製品となるでしょう。が、値段も非常に高価なものになることが予想されるため、我々からすれば縁遠い製品になるでしょう。名目上の性能で対抗はしても、PC向けでは価格での対抗は基本やらないのがIntelですから。ただ、AMDが出すといわれているThreadRipperというハイエンド向けCPUは16コア・32スレッドになるといわれていますし、ZenとSkylakeを比べた場合、同じコア数・同じクロックならまだIntelの方が基本性能は上(発熱量は問わない)ですから、性能で上回るとは考えられません。高価でも問題なしとIntelは考えるでしょう。

さて、そんなハイエンドは用はない、我々が興味あるのは数万円で変えるエンドまでいかないハイクラスのCPUだから、そっちでも対抗馬CPUを出してくれ、と言いたい人も多いでしょう。ですが、こちらはまだ期待できないかな? というのも日本以外ではi7クラスのCPUはゲーミング向けとして注目されており、そちらの能力が重視されているからです。現行i7はRyzen1800xと比べてもゲームにおいては同等以上ですから、Ryzenのようなより多コアに最適化されたゲームがどんどん出てこない限り、対抗i7を出す必要はない、少なくともPentiumDのような無理をした製品を出す必要はないと考えるでしょう。動画エンコードもQSVを使えば名目上の速度ではRyzenよりも上、とすることができますからね。

それに、即席対抗馬を出さない、ということは次に自信がある、ということでもあります。慌てて失笑ものの製品を出して評判を落とすくらいなら、少し時間がかかってもはっきりとした高性能製品を出す方を選んだ方が正しいと考えるのも一つの手です。過去の実績から考えてもAMDがすぐにIntelにとって代わる存在になることはないとも考えているでしょうしね。個人的にはAMDがZenコアのAPUを出し、かつそれが評判を得るまでIntelがメインクラスであわてることはないと予想しています。だから早くAPUのデスクトップ版を発表してくれい(^^)欲しいので。
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ちょっとウチの店の景気が良くなってきたんだが、このせいかな

2017-05-30 21:28:46 | Weblog
ここ最近は諸事情により、店を主にわたし中心で仕切っています。それゆえに、売り上げの減などが心配でした。やはりわたしは信用面においてイマイチだそうですから。しかもこの数年、再開発により道路の拡張・大型施設の開発計画などで閉店した店が多く、住んでいた人もかなり郊外などに引っ越してしまいましたので近辺の人口が減り、売り上げも減少の一途をたどっていたものですから。しかし、なぜか今月に入って急に業績が良くなり、利用者の数は3年前の水準に戻り、平均単価はそれ以上に回復しました。現在の人通りの少なさでこの業績だと、人口比の水準なら数十年前の当店全盛期並みです。一時的なものかも知れませんが、ひょっとしてなんだかんだ言って景気は良くなったのでしょうか? 金・プラチナ製品もすでに日本では枯渇してしまったはずだったnですが、割と多めでしたし。

その期待を、必ずしも肯定していない話が昨日やってきました。来たお客さんは飲み屋を何軒か経営している人で、どうしても必要だと言ってお金を作りにやってきたのです。てっきり業務拡張のためかと話しかけたら

「いや、不渡りださないためにどうしてもお金が必要なのだよ」

とのこと。飲み屋業界はあまりお客さんが戻っていないのかと思うとそうでもないとのことです。ならどうして資金が必要かというと、なんと業績を悪化させている原因は所謂"ツケ"がものすごく溜まっているからだそうで。
ツケ、少なくとも江戸時代には日本に存在した、顔みしりなのをいいことにタダで酒を呑んで金を後払いにしてもらう、というアレです。バブル景気のころまでは割と普通に行われていたようですが、それ以後不景気に陥った際に踏み倒すケースが相次いだため、てっきりもう絶滅した方式だと思っていたのですが、少なくとも地元の飲み屋ではやっている店がまだあったのでした。ツケが目立ち始めたのはここ最近、しかも溜めるのは専ら地元の有名企業の中間管理職以上の人。ツケを溜められるのはその飲み屋の経営者にとっては迷惑な話ですが、背後の企業の印象を悪くすることを考えると断ることもできないそうです。たいていの企業は25日前後が給料の支払い日ですから、月末はサラリーマンが一番お金を持っている時期です。てっきりその日に支払ってもらえると思いきやむしろツケが一番多くなるのが月末で、とうとう少々手段を選ばずお金を集めないとダメな状態にまで達したとか。

「ツケを払ってもらえるのは7月かなぁ。それまではなんとかして店を続けないと。」

と言って帰っていきました。ここ最近になって行われたもの、月末になっても払われないツケ・・・。ちょっと気になっちゃったのが、例の"プレミアムフライデー"であります。あれがひょっとしたら悪い方向に出てるんじゃないか、と。
本来月末の金曜日と言えば、別に政府なり官僚なりから何も言われなくてもお金が比較的あるうえに翌日が休日とあって、サラリーマンがちょっとお酒なり美味しいものなりを楽しむことの多い日でした。ところが、それを"プレミアムフライデー"にして早めに退社させられたら・・・。むしろ飲み屋によらずにさっさと帰ってしまうんでない? と思うんですよね。早く退社したからと言って飲み食いの時間はある程度習慣になってるでしょうから、早い時間から酒なんか飲む気にならないでしょうから。早く帰って家族と夕食を楽しみ、余った時間で家で読書やDVD鑑賞・・・そんなパターンになる人の方が多いかと。でも、政府官僚の指令で始めた"プレミアムフライデー"は「はい、ちゃんとやっています、飲みに行っている社員も少なくなりません」と、お上に報告しなきゃならない。ネットで軽く情報を調べると、民間の会社が調査した報告と比べると経産相の委員会の報告の方が"プレミアムフライデー"の実施状況ははるかに良い数字が出ていますし。現政府は怖いですから、ちゃんと"プレミアムフライデー"をやらないと企業名をさらされるかもしれない、だから報告のためにやらなきゃいけない、でも、若い社員はお金もないし、強制はできないから、中間管理職が少々無理してやる、かと言ってそんなにお金があるわけでないからツケを溜める・・・。

そんな関係が連想されてしまいました。もちろんわたしの勝手な予想で根拠はなく、あったとしてもごく一部にとどまっていることでしょう。当然ツケなど使わせない店の方が多いと思いますから。しかし、少なくとも地元にはツケを経営が悪化するほど溜められた店が存在します。仕方なく借金を増やして維持費を確保しますが、利息がついてしまいます。その利息をツケに還元できればいいのでしょうが、難しいでしょう。ツケに法律的規則はなく、当事者同士で勝手にやっている行為なので、「ツケができる自分はこの店の特別扱い」と思っているだろうツケ利用者は利息のことなど思いもしないでしょうから。ウチがようやく業績が良くなったのも、こうした余波のせいだったとしたら、素直に喜べないですねぇ、妙な政策のおこぼれを本来ターゲットでない業界がもらっちゃってるわけですから。

この"プレミアムフライデー"、効果のほどは知りませんが、すくなくとも評判はよろしくないようで、ボチボチ降りる企業も出そうな空気。そうなれば地元有名企業も喜んでやめるでしょう。おそらく会社として喜んで"プレミアムフライデー"に参加している企業はほとんどないでしょうから。そうなると、せっかく良くなってきたウチの景気もまた落ちるのかも・・・と考えると、わたしとしては歯を食いしばってでも続けていただきたいですね、はい。
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格安6インチスマートフォン、EveryPhoneACを買った!

2017-05-20 16:27:26 | 意味なしレビュー
この間の朝9時半ごろ、急に家のインターネットが使えなくなりまして。店でも兼用で使っているので大慌て。とりあえずモデムの初期化・ルーターの設定など、基本的なことを一通り何度も見直しますが、1時間奮闘してもつながらず。ちなみにモデムとPCをLANケーブルで直結してもインターネットにつながりません。障害がメンテかモデムが壊れたか、と思いつつモバイルの方でプロバイダのサイトを見るもメンテの告知も障害報告もなし。こりゃモデムがついに壊れたか? 午後になったらプロバイダに電話問い合わせして呼ぶかなあと思っていたら、12時半になったら急につながるようになりました。こりゃどう考えても緊急メンテしてたでしょ。わたしの使っているプロバイダは告知ありのメンテは早朝にしかやらず、たまに9時~12時という、早朝の次に利用者が少なさそうな時間帯に予告なしのメンテをやる時があるのですが、今までは長くて1時間、速いと30分で終わっていたのに今回は長かった。ひょっとして、公式サイトの障害報告すら書き換えできないほどの状態だったんじゃ。例のマルウェアとか猛威を振るっていると聞きますし、怖い怖い。


ローカル回線がつながらない間は、仕方ないのでモバイルルーターを使ってネットに接続していました。と、言っても私用目的以外でパケットを使いたくないので節約モードにして200Kbpsでやってましたが。まぁこれでPCを使うとさすがに遅くてやってられませんが。Android端末なら、たいていこの速度で賄えるんですけどね。
その愛用のAndroid端末。ZenFone2Laserの6インチモデルは、薄すぎて持った時の側面の感触がイマイチなこと、背面が湾曲しすぎて机に置いてはまともに使えないこと以外は性能面でも特に不満はありません。それほどヘビーなことはしませんし、前述の不満点もカバーやケースを装着することで補えますしね。一方サブ機のFonePadNote6はZen2の欠点は全くなくて完璧なものの、バッテリーと液晶画面の、使い過ぎによる劣化がいい加減ごまかしきれなくなってきています。このFone6は2台目とはいえ、中古品上がりでしたから利用期間が短くても劣化して仕方ないですし。今年の初め頃からいい加減新しいのを買って、Zen2をサブ機に回そうかともくろんでいたのですが、多くのスマートフォンは以前より大型化したとはいえ5.5インチ止まり。手と目の馴染み具合では6インチ~6.4インチがわたしにとってはベストなんで、そこから外れたくないんです。出来れば滑らか目なボディで手持ちの感触がよく、かつカバーをつけなくても机においての操作に支障の少ないものがいいのですが、これがない。HUAWEIのMate 9が一番理想に近いんですが、今までのものよりベゼルが狭くなってしまった分手に小さく感じます。このベゼルの狭さっで6.4なら完璧なのですが。なんでも各スマートフォンメーカー、海外では6インチクラスのものも売っているところも少なくないようなのですが、日本では「6インチクラスはウケがよくない」と決めつけて5.5インチ止まりにしているところも少なくないとか。平均より指が短くて手が小さいわたしが6インチが一番馴染むと感じているのだから、需要はあると思うのですが。どうしてか日本でIT系メーカー日本で展開する商品は絞りたがる傾向にありますが、選択肢は広げてほしいです。唯一Lenovoが6.4インチを用意しているのですがほとんど通販でしか売っていないらしく見た事ありません。手に馴染むのがいいのだから、見ないで買うことはできませんし。
そうしているうちに、直接のメーカーではありませんが、量販店大手のヤマダ電機が自社販売しているスマートフォン"EveryPhone"の新ラインナップとして、ACという6インチモデルを用意した、という話が入ってきました。しかもそのお値段、税抜きで12800円という激安モデル。性能面では期待できないでしょうが、考えてみたらZenFone2でも性能に不足を感じてはいませんし、FonePadNote6に代わるサブ機になってくれればそれでわたしの需要は満たせます。とりあえず現物を見に行きましょう。休日に時間を2時間ほどとれたので大急ぎで郊外のヤマダ電機へ。わたしの行ける範囲のヤマダ電機はそれほど規模が大きくなく、とくにスマートフォン売り場はゲーム機売り場とほとんど一体扱いであまり活気がありません。昨今の電気店では珍しい様子ですが、地方の実態とはこんなもの、大都市ほど売れるものはスマートフォン一色、 にはなり切っていない印象です。もちろんそのほとんどはキャリアモデルでSIMフリーはほとんど見当たりませんでしたが、かろうじてEveryPhoneの低価格モデルだけは売っていました。もちろんお目当ての6インチモデル、ACもあります。
ちょっと触ってみますと、悪くありません。6インチですがベゼルはそれほど狭くはないため、ちょうど手に馴染む大きさです。昨今の薄い!というモデルと比べれば厚めのボディではありますが、感触を悪くするほどには感じません。個人的にはもう少し厚くてもいいのですが、それは望みすぎでしょう。十分合格圏内です。画面解像度はちょっと古い1280x720だそうですのでボケるかギザギザに見えるかと思ってのですがわたしの目には十分な解像度に見えます。実写の写真などを見る用途でなら区別もつくかも知れませんが、そうでなければこれも十分。画面内には大量のヤマダ電機のサービスや同社が展開するMVNOサービス、U-NEXTのアイコンが見られますが、Playストアが入っていて、そこからソフトが落とせればOK、これも問題なさそうです。なによりお値段税別12800円。税込でも13824円でしかありません。仮に問題だらけで使えなかったとしても、損害は少なく済みます。これ買いましょう。購入の際にはてっきりU-NEXTへの加入を強く勧められると思っていたのですが

ヤマダ店員「通信のSIMはお持ちですか?」
k「はい、持ってます」
ヤ「それなら問題ないですね」

これで終わり、拍子抜けなくらい簡単に買えました。

家に持ち帰ってセットアップ。本体には画面に保護シートがついてます。少し気泡が残ってますが、まぁわたしが自分でやるより少ないだろうと思ったのでそのまま使いましょう。上にはみ出している、シートをはがすためのつまみをハサミでチョイと切って、充電が終わったら起動。

このEveryPhoneACの最大の問題は、この起動直後に待っていました。ここでユーザーアカウントの引継ぎなどができるソフトが自動的に立ち上がる仕様になっているのです。わたしは以前の機種からのアカウントなどの引継ぎを希望しているので画面の指示に従って入力していると・・・エラーが起きて再起動させられることになりました。しかも、いくら先どうしてもエラーがおき、再起動を余儀なくされます。その引継ぎソフトだけを強制終了することもできません。どうすりゃいいのか、と検索を掛けたところ、このACを含むEveryPhoneの引継ぎ用初期プログラムはバグ持ちで、それを使って設定を入力すると必ず再起動ループに陥る欠陥品なんだそうです。それでマニュアルには引継ぎを行わず"スキップ"するよう書いてあるのですが・・・。そんなの読まないわ! 少しAndroidになれている人だけが陥るこの現象、回避するには工場出荷段階まで戻すしかありません。ACでその方法は

1.一旦電源ボタンを長押しして電源を落とす
2.電源ボタンとボリュームボタンのマイナス側を押しっぱなしにして電源をオン、EveryPhoneのロゴが出るまで両ボタンから手を離さない
3.Factory Modeに入るので、Clear eMMCを選択するFactory Modeではタッチパネルは効かないので、ボリュームボタンでバーを上下させ、電源ボタンで選択する
4.再起動してまた引継ぎソフトが起動したら、どうしてもスキップできない項目以外は全部スキップを選び、トップ画面に戻す。アカウントの入力等は設定から後で入力する

これでなんとか普通に使うことができるようになりました。そのうちバグの修正された版に差し替えになるかも知れませんが、現在はこれで凌ぐしかないようです。
デスクトップ画面にはお試し用の展示品と同じくヤマダ電機、U-NEXTのサービスソフトのアイコンやショートカットがこれでもか、と並んでいます。ヤマダ電機としては自社サービスを使うことを前提とした低価格でしょうし、発想としてはAmazonのFireタブレットに近いわけです。ただ、FireタブレットがAmazonストアからしかソフトを落とすことが(原則)できず、必然的にAmazonのサービスを使うことになるのに対し、EveryPhoneはただのAndroidが動いていますしPlayストアも入ってますのでヤマダ電機の存在を無視しても使うことができます。まぁ不義理かも知れませんが、ヤマダのサービスを使う義理はあっても義務ではないのがEveryPhone。多すぎる使わないアイコンやプリインストールソフトは全部削除しちゃいましょう。すっきりします。
SIMはMicroSIMが二つで、最近の機種のようにMicroSDメモリカードと排他利用ということもなく併用できます。ただ、手動で切り替えられるだけで両方をスタンバイにすることはできません。二枚ささる意味あまりないですね。もっとも、わたしはSIMでこいつを使う気はなく、WiFi専用にする気でいます。もちろんWiFiでネット接続は可能ですが、IEEE 802の11にgは接続できるものの、5GHz帯を利用する11aには接続できませんでした。そのため、WiFi時では少し速度が落ちますが、まぁ実用性としては問題ないです。
機械そのものは癖が結構あり、なにかとFonePadNoteと逆についてます。電源ボタンも音量ボタンも本体向かって右手側にありますが、音量が上、電源が下で逆。充電やPCとのデータコピーに使うMicroUSBの差し込みも逆で、湾曲面が上にきますし、極み付けはOS操作に使う戻るボタンとソフトを切り替えるボタンが逆で、いずれもたまに間違えて失敗することがあります。これは注意するしかありません。そこを何より気にする人には向かないでしょうね。

さて、わたしがサブ機を必要とする最大の理由は、SNSゲームをこっちで賄いたいから、です(笑)。メインで使っているスマートフォンで全部やるとバッテリーが持たなくて・・・。その点サブ機は使いつぶしてもいいのでガンガンいけますし。最悪LINEと"モンスターストライク"でわたしのモスラレイと運極ゴジラがちゃんと使えればそれでいいです。さっそくインストール、移行してみました。
うーん、なんとなく設定やパーティー編成画面が重く感じます。CPUは1.3GHzですがクアッドコア。FonePadNote6のATOMより性能はいいはずなんですが、なぜか動作が鈍く感じます。ただし、ゲームの方に入ってしまうと全く問題なく、むしろ液晶パネルの動作がいいのか解像度が低めのせいか、フレーム数などはZenFone2と比べても多め、スムーズにすら感じるほどです。"モンスターストライク"のような、前からあるSNSゲームなら、十分遊べると言っていいでしょう。さすがにもっと3DCGに凝ったゲームをする気にはならないですが。
もう一本、普段遊んでいるわけではないですが、定番と言っていい"ポケモンGO"を試してみました。ゲームそのものは動く(今って登録とかメチャクチャ大変なのね)んですが、傾きセンサーがない、などのメッセージが出てARを切ることを勧められてしまいました。EveryPhoneは画面の縦横を自動回転させる程度のセンサーしか持っておらず、微妙な操作には使えないようですね。ARで動作させなければ動くと言えば動くのですが、それでは楽しくないですね。"ポケモンGO"はに使える機種ではない、と思った方がいいです。

本機にメモリは2GBしかなく、そのうえ内蔵ストレージも16GBしかありません。さらにOS(7.0)のせいか、インストールしたソフトのデータをSDメモリカードに移すこともできませんので、かなり少なく感じます。性能で言えばFonePadNote6と大差ないです。初期設定のバグと合わせ、「困ったことがあったらインターネットでもなんでも使って自分で調べて解決方法を模索する」のが当たり前の人でないと苦労する機種です。あまり人には勧めらあれません。ただし、今回のわたしのように今となっては軽いゲームくらいしか期待しておらず、かつ6インチモデルでないといやだ、というわがままにこたえられる、現状唯一無二のSIMフリースマートフォンです。バッテリーの容量が比較的多めなのは良好。持った感触も、わたしとしては悪くなく(ただし、黒以外の色だと裏面の感触が違うらしいのでだいぶ異なるものとなりそうですが)思えます。机に置いての操作もZenFone2の本体のみと比べればグラつきは少なく、一応可能ですが平面部分が少なく、滑り止めも弱めなので置いた状態での片手操作だと少し動いてしまうこともある分やはりFonePadNote6にはかなり劣りますが、あれに匹敵する機種は存在しませんから仕方ないでしょう。総じてわたしのサブ機の代わり、という最低ラインの期待には応えるものでした。が、理想はメイン機を入れ替えられる6~6.4インチの充実ですね。少しずつ大型化してきたスマートフォンですから、わたしが理想とする6インチ台が主流で当たり前の時代もそのうち来るかも知れません。ZenFone3Ultraの6.8インチは少し大きすぎますからあそこまではいかなくていいんですけどね。それまではこいつも現役でいそうです。
あ、あと、ASUSのが画面に目が慣れているせいか、妙に色が青っぽくみえます。これは慣れと好みでしょうかね。
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84ゴジラを再々評価

2017-05-16 23:28:09 | 特撮・モンスター映画
二番煎じではあるものの、「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX」の収録内容は相変わらずすごい。今号のゴジラ84年度版には、特典映像としていつもの"ゴジラアイランド"や"行け!ゴッドマン"の他、サンリオピューロランドでアトラクションとして使われていた"怪獣プラネットゴジラ"を2D化しているとはいえ、完全収録! 当時これだけ見に行きたくてもサンリオという会場のせいで行きづらかった人は、その映像を低価格で手に入れる最大のチャンス(笑) 収録されている復刻チラシやパンフレットも素晴らしいものだが、できればパンフレットに宣伝が収録されている岩田和久氏の劇画ゴジラを付録にしていただきたかった・・・。いや、198ページもあるので完全は無理だとしても、わたしの記憶ではその単行本が出る前にコロコロコミックの、確か別冊で一部のページだけを使い、セリフを差し換えて短縮版に仕上げた版が掲載されたことがあったはず。あれを入れてくれたらまさに狂喜乱舞、言うことなしだったのですが・・・。まぁ短縮版と言っても70ページくらいあったはずなのでやっぱり無理か? 掲載誌が小学館というのもやっぱり障害になったかなぁ。

隔週刊 ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX(23) 2017年05/30号【雑誌】
講談社
講談社


上記のDVDマガジンを紹介するだけで終わり、とはいかないのでゴジラのことでも書こうかな。ただ、84年度版ゴジラに関しては前にも一度書いているので別の方面から。
84年度版「ゴジラ」は怪獣映画に対して初めて科学的考察を取り入れた映画と言える。作中の主要登場人物である科学者も、ゴジラを生物であると捉え、その本能を利用して撃退する作戦を考えた。以前の作品でも第一作や第三作の「キングコング対ゴジラ」で科学者による生物的なゴジラ考察を語るシーンはあったものの、それが作中のゴジラ対策などに反映されるわけではなかった。50~70年代の東宝特撮においてはその怪獣怪獣に対して性格や能力を利用して対策を行う例は「大怪獣バラン」くらいで印象は薄く、むしろ大映の「ガメラ」シリーズにそうした演出がある。「火をつけてガメラをおびき寄せる」「ダイヤの光でバルゴンを誘導し、琵琶湖へ落とす」「味と匂いはそっくりに作った人工血液でギャオスを呼び寄せ、グルグル回して目を回させる」と言った、かなり無理のある作戦ではあったものの、ただ兵器を投入した力押しになり切らない部分にガメラスタッフのゴジラへの対抗心と意地を感じる。84年度版ゴジラの科学者側からのアプローチも結局はそうしたガメラ作戦とあまり変わらない、鳥の声をベースに作った超音波でゴジラを誘導するというものではあった。
当時は「なんでゴジラが鳥の声やそれで作った音波に引き寄せられるの?」と疑問もあったが、今となってはそれもあり得るかと思っている。
ゴジラ84の流れを組んで連続で作られた所謂「VSシリーズ」ではゴジラは恐竜型生物であるゴジラザウルスが変異した存在であるとされていた。おそらく外観的にみてもゴジラザウルスが恐竜だとした場合、竜盤目獣脚類に属する存在と思われる。「恐竜の子孫は鳥類である」という話は現在ではほぼ常識として定着しているが、厳密に言えば恐竜の中でも竜盤目獣脚類に属する存在だけが鳥の先祖になりえたものと思われる。ゴジラの本来の姿であるゴジラザウルスは「ゴジラVSキングギドラ」で恐竜と呼ばれて登場するのが最初だが、あの姿を維持したまま何千万年も独自の生態系を維持し続けた、とみるよりはなんらかの事情により卵のまま眠り続けていた個体が映画の世界の要因によって孵化し、たった一匹で生存していた、とみるべきだろう。ならば、84年度版ゴジラで見られた渡り鳥はゴジラザウルスの直系の子孫であり、鳥の波長にはゴジラザウルスの呼び合う波長と同じものが含まれていた、とみてもいいのかもしれない。「ゴジラVSメカゴジラ」でゴジラはベビーゴジラの発するSOSに呼応しておいかけてきたが、これも84年度版ゴジラと同様の波長に呼ばれてきたのだろう。ゴジラがベビーゴジラを連れて行ったことからゴジラザウルスが群れをなす性質を持っていたのは間違いなく、他の群れに惹かれる性質だったと考えてもおかしくないわけだ。
問題は、当時「恐竜は鳥の先祖」という考え方があったかどうか。全くないわけではなかった。が、一般人の知識は恐竜から枝分かれした始祖鳥が鳥の先祖となった、程度の現在では否定されているもので、恐竜の一部が鳥に近い外観や行動をしていた、という認識はなかったように思う。だが、当時はインターネットもなく、一般人がまだ出たばかりの学説に触れるのは大変難しかった時代だ。恐竜と鳥の関係が割と一般常識になるのは映画「ジュラシック・パーク」で訪れた恐竜ブーム以降の話になるが、学会レベルならどっくにそうした学説が支配的になっていても不自然ではない。84年度版ゴジラのストーリーは多くの専門家に助言をもらうことで作られている。パンフレットに掲載されているのは5人だが、掲載されない形で意見を述べた専門家がもっとたくさんいてもおかしくないだろう。火山の爆発などにもそうした跡が見られる。ひょっとしたら84年度版ゴジラは、恐竜が鳥の直系の先祖である、という概念を初めて取り入れた映画なのかも知れない。

同じくゴジラを科学的に解釈した・・・かに見える最新作の「シン・ゴジラ」ではあるが、実はまともにはほとんど語られていない。シン・ゴジラの分析を知っているのは登場人物の方であって観客には碌に知らされない。本来説明係である科学者、牧悟郎(ちなみに84年度版ゴジラの主人公の名は牧吾郎)が行方不明となって登場しないため、そうした説明が全く行われないためだ。「シン・ゴジラ」はリアルな描写と絶賛された作品ではあるが、こと怪獣面で言えば怪獣に対し生物的関心を提供する部分が、序盤の醜い第三段階までしかない。繰り返し見ていると、どことなく物足りなさを感じてくるのはそうした理由のせいだろうか。「シン・ゴジラ」は軍事オタ向けの作品ではあっても、怪獣オタ向けではなかったのかもしれない。
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