flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

駒ヶ根 平成十八年

2006-04-11 00:00:31 | 漂い紀行

(長野県駒ヶ根市)
 8年前、駒ヶ岳に訪れて以来である駒ヶ根。今日は中アもくっきり望められる。
駅を降り、バスで「切石公園」まで行く。中ア、南アを両目に見ながら光前寺へと向かうが、思ったよりも近く、すぐ辿り着いた。
  
 二月に訪れた見付天神社の霊犬、悉平(しっぺい)太郎。この地では早太郎というようだが、この地より出向き、遠州の怪物を退治したという伝説が伝えられている。今年生誕七百年ということであり、参拝者も若干多いようだ。
 近隣、高遠の桜が見頃となっているのに比べ、境内の桜はまだ蕾が固い。南東斜面であるための温度差のようである。
 仁王門をくぐり、杉並木と光苔の生えた参道を歩くと、本堂がある。横手には「延命水」と呼ばれる清水があった。そして本堂西側には、早太郎の墓があり、五輪塔の下に眠っている。
   
 本坊客殿にはこの寺の安置仏及び弁財天像、早太郎像があり、また名勝ともなっている庭園の傍で茶菓を戴いた。記念にその湯呑みを戴き、隣の高原美術館へと向かった。
    
 美術館をあとにし、そのまた隣りのカフェでランチを摂る。
駒ヶ根はソースかつ丼が名物の土地柄だが、ここにはなかったので、この店の名物ボルシチを食してみた。
 ここから市街地方面へと歩く。途中、美術館で見た風景があった。駒ヶ岳を瀬に咲く水仙の花の光景であった。
 
 何やら意味深な「女体入口」停留所を通り、総合文化センター内博物館では、周辺各地で出土した縄文遺物などが展示されていた。そして町中の大きな寺院、安楽寺に参拝。大火復興祭セール中の看板のある駒ヶ根銀座を通り、街並みを歩いてみた。
 
 駅反対側を一回りしてみると、飯田線変電所の古い建物があった。
帰りの時間がまだあったので線路沿いを歩き、市役所へ寄ってみることとした。ここからはすぐ近くにある小町屋駅から、二回目の駒ヶ根の地を離れることとなった。


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4 コメント

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Unknown (まる)
2006-04-11 19:10:43
・・すごい名前のバス停ですね。。



おいしいものもあって、素敵な景色で・・

良いところですね♪

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山里 (kourei)
2006-04-11 21:40:54
思わずこのバス停近辺を散策してしまいました。



この辺りの食べ物は、味が濃くて薄味好みの私にはちょっと…

はるばる来たぜ○○の食べ物は、どうですか?
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女体入り口 (BALTAN(バルタン))
2006-04-12 07:48:57
女体出口から、でてきたバルタン。

懐かしい名前と響きと、羨ましいバス停。



なんかさ?

秘法館にきたみたいだに。

ゥシシシシシって感じ。
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出たり入ったり (kourei)
2006-04-12 13:14:34
何やら有名なバス停らしいですね。

辺りの大昔の地名であったとか、昔お寺の坊さんが女好きだったとか、山の形がその形だとか、諸説あるようです。





私は仏像とか見ると、秘宝館がリンクしてしまいます。

バチアタリ?
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