flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

尾張国府跡第6次発掘調査A地点

2008-08-29 21:00:53 | いにしえの人びと

(愛知県稲沢市国府宮一丁目 1982年8月28日の日記から)
 国府宮神社北東隣(旧字宗形)において発掘調査が行われていた。この地点は昭和52年に国府跡として初めて発掘調査された地点であり、56年度に引き続き3回目である。7月1日から行われている調査によって、古墳時代から鎌倉時代までの遺物及び遺構が検出されている。
 遺構としては、土拡、溝、礎石等が検出され、遺物としては、須恵器、土師器、灰釉陶器、緑釉陶器、中世陶器の他、中国景徳鎮陶磁器片や硯(平安前期)が出土している。また、銅製印鑑や、白色陶質土器(細頸瓶)に入った乾元大宝、鍛治遺構と思われる坩堝(るつぼ)、炭、鞴羽口(ふいごはぐち:溶鉱炉送風装置)、鉄滓(てっさい:金屑)も出土したということである。
    

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2 コメント

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Unknown (にぽぽ)
2008-08-29 23:55:50
遺跡って、丁寧に土をはらうと、こういう風にちゃんと昔の地面とその生活の跡が出てくるんですもんねー、ロマンを感じちゃいますね。
どうやって跡を見つけていくのかなぁ・・・発掘作業、体験してみたいな・・・。
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にぽぽさん (てんゆう(kourei))
2008-08-30 00:37:25
発掘でいろんなことがあからさまにわかっちゃいますからね・・
古いものなのに目新しく感じるのです。
私も最初、なんでこんな穴がわかるんだろう?と思った時期がありましたが、実際に参加するとなるほどなぁと思うようになりました。
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