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「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

美濃路 北市場

2008-01-26 01:30:34 | 街道・宿場町

(鎌倉街道 愛知県稲沢市北市場町)
 清洲宿の西に位置する北市場村は、寛文八年(1668)の大火以前は清洲宿の一部であり、青物市場があったところである。
 地区の東には、臨済宗興聖山総見院があって、清洲城主織田信雄が父信長の菩提を弔うために伊勢桑名より安国寺を移し、「総見寺」とした。その後「清須越し」によって大須へ移転したが、正保元年(1644)現在地に「総見院」として再建している。更に進むと「内務省御指定国宝虚空蔵菩薩」の石碑が建つ曹洞宗白峰山亀翁寺がある。

 地区の中央北側、古川沿いには、かつて牛頭天王社と呼ばれ、須佐之男命を祀る立部神社がある。ここでは秋に「こがし祭り」が行われ、二台の山車が練る。神社の西側には「北市場美濃路公園」があって、道路に沿って松が植えられている。また、その北側には、天明三年(1783)に設置された清須代官所跡がある。
 
 街道独特の弧を描く道を進むと、六角堂村に差し掛かっていく。

(関連記事:稲葉宿


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