本日は、自分の畑の土を持ち寄り土壌分析をする、土壌分析の会をやりました。
受講生、卒業生、来期からご参加する受講生の皆さんにご参加いただきました。
土壌分析は、畑の健康診断です。
畑で野菜を作るということは、畑の中の養分を野菜が吸収して畑の外に持って行ってしまう（人間の胃袋に入る）、ということです。
持ち出された成分は、人口的に補わないと減っていく一方です。畑という環境で、自然に湧き出ることはありません。
持ち出された成分は、窒素、リン酸、カリウムという肥料の三要素だけではありません。カルシウム、マグネシウム（苦土）、鉄、マンガン、銅、亜鉛まで色々です。
なので、何がどのくらい残っているのか、ということを確認し、その上で、「野菜の健康的な生育」に必要な肥料を「多すぎず少なすぎない量」で入れるため、土壌分析をします。
というわけで、はじまりはじまり～！
結果は、すごくバラバラでした。
インパクトが最も大きかった土が、「40年放置された鶏舎跡地を購入した方」の土です。
びっくりするくらい何も残っていませんでした。ちなみに、pHを測るために、純水（精製水）と土を混濁させて、その上澄液を使うために放置しておいたら、鶏舎跡地の土だけ数時間でクッキリと水！土！と分離していました。有機物が、ホントにないんだなあ。。。
他の方たちは、少しずつ土の成分が沈殿しつつも、上澄み液部分は、いつまでも茶色く濁った状態が続いていました。
畑によってすごく数値に差が出たのが、リン酸、カリウム、マグネシウム、カルシウム、です。
教室の卒業生で、土壌分析をして家庭菜園をやっている方は、ちゃんと入れておくとそれなりに残るカルシウムと苦土は、それなりに残っていました。さすがです！
ただ、関東ローム層特有の「リン酸が非常に少ない」というところからはまだ脱出できておらず。。今後の課題で、解決方法はご提示しておきました。→Tさん、リン単体ではなく、先ほど申し上げた感じのモノを探してみてくださいね！
農地を所有していて、人に貸していたのを返してもらうことになった「地主さん」の立場の方もご参加されました。
調べてみると、カルシウムが超不足、マグネシウムも超不足、リン酸はゼロ、カリウムはまあまあ、鉄、マンガンはもちろんゼロ。
この地主さんの立場の方は、3月から教室にご参加されます。まずはクワの持ち方から、そして、ゆっくり少しずつ、土について理解を深めていきましょう！
いくつか分散して畑を借りている卒業生の方は、去年の土壌分析の会にご参加いただた時には、石灰の数値が恐ろしく高かったのですが（後でコンクリ片が所々に埋まっているとお聞きして納得！）、今回は、別の畑の土をご持参されたところ、今度は石灰がとても少ないという結果が出ました。
同じ人が管理していても、畑によって、大分性質が違うんですね。
良い勉強になりました。
Hさん、こっちの畑は、様子を見ながら可能な限り石灰を強めに入れましょう！→この土の持ち主の方は、BLOF理論講座にも参加された方なので、結構色々と分かっていらっしゃいます。
あとで、メールで必殺技を出しておきますね！
今回、農業教室の卒業生のサークル「ハーベストクラブ」の畑の土も2か所、分析しましたが、少し専門的に言ってしまうと、ミネラル系は下限値を下回ることなく、硝酸もアンモニアもゼロかゼロに近く、相変わらず、鉄とマンガンは検出されず、リンもカリウムも過去の蓄積で十分あり、それなりに整ってる状態でありました。ハーベストクラブの皆さん、今年も安定的な豊作を目指しましょう！
というわけで。
野菜作りがうまくいかない場合、原因の「一つ」は土にあるのかもしれません。
うまくいかない要因を1個1個着実に潰していって、早く美味しい野菜を上手に作れるようになりましょう！
→そういう野菜づくりを教える農業実践教室、春夏野菜コース受講生募集中です。
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お気軽にご参加ください！
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フォトシンセシスでは、現在、下記の参加者を募集しております。
毎週土曜日・水曜日に現地説明会も開催しております。
直近の説明会日程は下記の通りです。
・2/7（水）10：45～12：00
・2/10（土）10：45～12：00
・2/11（日）10：45～12：00
・2/12（月・祝）10：45～12：00
・2/14（水）10：45～12：00
・2/17（土）10：45～12：00
・2/18（日）10：45～12：00
・2/21（水）10：45～12：00
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