逸酒創伝 ぬるかん日記♪~東京の老舗酒問屋「コンタツ」 若手社員奮闘中~

熱すぎず、冷たすぎず。
リラックスできる「ぬる燗」のような関係を、あなたと。

日本橋浪漫①一石橋

2008年02月05日 | お酒

みなさん、こんにちは!

販売統括のツジです

前回の2/2「ぬるかん日記」で「日本橋西河岸 地蔵寺」について

触れましたが、私達が働くここ日本橋には

他にもたくさんの歴史スポットがあります

その中でも今日は、会社のすぐ横にあります

「一石橋」

をご紹介します!

 

江戸初期(1630年頃)に架けられ

東京駅八重洲口から外堀通りを神田方面へ

日本橋川を渡る橋がこの「一石橋」です


普通は「いっこくばし」と発音しますが

橋の標柱には「いちこくはし」と書いてあります

いずれにしても、この橋は名前の由来が面白いんです!

その昔、橋の北側に金座支配の後藤家

そして南側に呉服支配の後藤家がありました

後藤 (五斗)+後藤 (五斗)=「一石」になったそうです

江戸時代っぽい小粋で洒落たネーミングですね!


また、その当時この辺りは大変な盛り場だったようで

「迷い子」も多かったとのこと

現代みたいに携帯も無い頃は迷子になると探すのも一苦労

そこでこの橋が「迷い子みちしるべ」として迷子案内所の役割を

果たしていたそうです

中井さんも迷子になったら「一石橋」で待ってるんだぞ!


中井「迷子になんてなりませんよ!(怒)」


 

現在は昭和48年、平成11年にそれぞれ修復され

上には首都高が通り、オフィス街に溶け込んだ少し寂しい景観です・・・

遠い江戸の文化に想いを馳せて今日も盃を傾けるとしよう・・・




今後も近所の歴史スポットを不定期(笑)でご紹介していきたいと思います


~アクセス~
「一石橋」 東京都中央区八重洲1-1
・「東京駅」より外堀通りを神田方面へ徒歩5分
・東京メトロ「三越前」すぐ