逸酒創伝 ぬるかん日記♪~東京の老舗酒問屋「コンタツ」 若手社員奮闘中~

熱すぎず、冷たすぎず。
リラックスできる「ぬる燗」のような関係を、あなたと。

ワイングラスでおいしい日本酒アワード2013表彰式無事終了!

2013年04月27日 | イベント

こんばんは。コンタツ営業統括部のキムラです。

今週月曜日にワイングラスでおいしい日本酒アワード2013の表彰式を行い、

皆様のおかげをもちまして無事大盛況にて終了いたしました。

詳細はコチラ↓

http://blog.goo.ne.jp/fine_sake_awards_japan2012

お蔵様向けに、「ワイングラスで日本酒の味わいどう変わる」というタイトルのもと、

特別セミナーを開講いたしました。

国内屈指の日本酒の醸造技術者として、

またきき酒の専門家としても著名な日本醸造協会会長の石川雄章氏、

当アワードにもご協賛頂いているリーデルグラス社のグラスエデュケーターをされている

庄司大輔氏のお二人方より、ご意見を伺いました。

お二人とも第一回から審査員を担当して頂いており、

ワイングラスで日本酒を飲むスタイルの発展性について、それぞれの見地から

貴重なご意見を頂戴いたしました。

とても印象的だったのが、石川先生が、

ワイングラスとぐい吞みの違いで、

『「ぐい呑み」という名称にも現れているように、清酒は「いっきに、グイッ」と

飲む傾向があるが、(もちろん「チビチビ」と飲むこともあるが)、

いずれにせよ、この印象は「せっかち」であり余裕とゆとりや明るさは

感じられないかもしれない、ワイングラスで飲むときは、「ゆとり」をもって

色と香りと味とを「楽しみながら」飲む余裕を感じることができる。

日本酒も今のライフスタイルにあわせて、愛でるように、丁寧に飲まれる

ようになっていけば嬉しい』 

というような主旨のことをおっしゃっていました。

お猪口だとどうしても前かがみの姿勢(猫背)になり、

時と場合によっては美しくないかもしれません。

何度も申し上げて恐縮ですが・・・

ワイングラスはその設計上、日本酒のポテンシャルを引き出してくれる

最良のパートナーなのです。

良いところも悪いところも全て明らかになりますが、

日本酒が新しい時代を築く過程の中では、越えなければいけない壁なのかもしれせん。 

若造が勝手申し上げてスミマセン 

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北陸信越酒蔵巡り(5) 皇国晴酒造

2013年04月10日 | お酒

皆さんこんにちは。

今年で第3回を迎えた、ワイングラスでおいしい日本酒アワード2013のお披露目会も迫ってまいりました。

今年から開設の一般の方向け試飲会の方も、ほぼほぼ満員で、現在抽選で受付といった状況ですm(_ _)m。

 

この3回の開催の中で、メイン部門のクラスで3回連続金賞受賞したお酒があります。

皇国晴酒造様の「幻の瀧 純米吟醸」がそれです。

香りは吟醸酒にしては少し低めですが、凝縮したコメの香りがなんとも心地い逸品。

後味にほんのり苦味が乗って、グレープフルーツを思わせます。

 

 

さて、この皇国晴酒造様ですが、年始の酒蔵巡りでお邪魔させていただいた蔵でもあります。

当蔵の特徴は、何と言っても「水」。

当蔵が位置する黒部市生地地区は、黒部川河口にほど近いのですが、町の至るところに清水が湧き出ています。

北アルプスに降った水が何十年の時を経て伏流水となって地層をくぐり、当地で湧き出たものです。

町の人々はこの豊かな湧水を飲用水、生活用水として利用しています。

 

皇国晴酒造様の敷地内にも、2つの自噴井戸があります。

まずこちらが地下40mから湧き出る井戸。

 

そしてこちらが深さ150mの井戸と、当蔵の岩瀬社長です↓

この二つの井戸、ホントに5mほどしか離れていないのですが、質が全く違うのです。

深井戸の方が、より長い期間を経て湧き出してくるそうで、ミネラル分が豊富なのですが、二つの井戸水は飲み比べても明らかに違いがわかるほどです。

当蔵では、造る酒質によって、二つの水を使い分けています。

 

私たちが訪問させていただいた時に、たまたま翌日に濾過作業を控えた純米大吟醸がありました。

火入れも、加水もしていない、生原酒の状態です。

濾過前の日本酒は、透明というより黄色なんです。

一口だけ味見させていただきました。

 

 

 

もう、ウマいと言ったら、例える言葉が見つかりません^^。


3月頒布会「喜久盛酒造」のご紹介

2013年04月05日 | お酒

こんばんは。コンタツ営業統括部のキムラです。

更新が久々です~すみません

なんとまぁ、東京は明日の天気で桜は散って葉桜だけになりそうですね。

車を走らせていた先輩が言っておりました、「東京は桜だらけだなぁ~」と。



さて、今日は弊社3月の頒布会担当月だった喜久盛さんのご紹介です。


もちろん、オリジナルラベル!

喜久盛酒造さんは岩手県北上市唯一の酒蔵です。

当蔵の藤村社長が、日本酒離れ層にも興味を持ってもらえればと考えた『タクシードライバー』や『電氣菩薩』など、

個性豊かな銘柄の日本酒を次々に発表、若い世代を中心に圧倒的な支持を得ています。

と言うのも、藤村社長、もとは東京で酒造りとは全く異なるご職業に就かれていたのです。

そこで培われた人脈やアイディアが現在の酒造り&商品開発に活かされていることは言うまでもありません。

お蔵に戻られてから、様々に革新的な活動を行っておりますが、

他のお蔵様と比べて我が道を行く感じがハンパないです!

蔵元のCMソング(リミックスバージョン)をドイツのレーベルから発売されたり、いろいろぶっとんだことをしています!

こういう側面が若者のハートをつかむ部分でもあるのかもしれません。

真向勝負で味&ブランドで攻めるのもいいのですが、それだけでは広がりがないことが

だいぶわかってきた昨今。

藤村社長とお話しさせて頂くと、一件関係なさそうなところから日本酒を訴求するネタはあるはず!

と思わせることが度々あります。

藤村社長~

様々に新しい動きを見せてくれるお蔵様ですが、味はと言うと、これまたギャップがあります。

純米酒を中心に、米そのものの美味しさを引き出し、強めの酸が特徴的。ある意味ラベル同様同様パンチ力があります。
つまりは、私の先輩方がお好きな酒質なんです!あ~さけっ!っていう感じで、私もすきですー 

最近はやっているこじゃれた味わいとはちょっとタイプが異なるかもしれませんが、

最終的にはこの味にいきついちゃうんですよーみなさま 

頒布会オリジナルで1度限りです!

味わいも好評、在庫も少なくなってまいりました。

ぜひおためしください

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