Kon-Chan's Scale Modeling Life

航空機模型を中心にしたページです

1/48 AH-64 JGSDF

2018-07-30 22:10:29 | 1/72・1/48・1/35 Helicopters
前回、緑色を#340の薄松色と書きましたが、#320の濃松色の間違いでした。いよいよ暑さでやられたか?

塗装はいよいよクライマックスです。3色迷彩の黒。ここは大した面積が無いので筆でちょい塗りすればいいように見えますが、茶と緑の境目にシャープな形で入りますので、筆はよほど上手くないと泣きを見ます。ここは忍耐強く、マスキング→エアブラシで仕上げましょう。インストの拡大コピーを使って、マスキングテープを切り出すといいです。寸足らずになる箇所は、マスキングテープの細切りで補完します。

形もそうですが、黒は主張が強いので全体から浮いて見えます。私はクレオスの#40ジャーマングレーを混ぜて色を落ち着かせています。昔は塗装図に「黒」とあると「お、楽勝」と思ったものですが、今は「うるさい色」と感じます。年齢的なものでしょうか?






1/48 AH-64 JGSDF

2018-07-23 22:08:38 | 1/72・1/48・1/35 Helicopters
基本塗装に入ります。3色迷彩の一番薄い色を最初に全面に吹きますが、これが茶色、いやオリーブドラブの茶色っぽいやつだ、いや箱絵は黄色っぽいぞ、というので心が乱れます。どうやって作ったか分からないのですが、茶色ベースで明るめの色としました。

平たい箇所にはインストの側面図を拡大しコピーて型紙に使います。このとき固定に両面テープを使いますが、粘着力が強いので注意しないと剥がしたときに塗装を持ってかれます。全部そうだと非効率なので、機体後半はマスキングテープを使用。マスキングテープの細切りで境界部を決めて、間を小間切れで埋めます。







さて、マスキングはエアコンの効いた居間でやってますが、塗装は灼熱の模型部屋です。滞在可能時間は、イギリス上空のメッサーシュミットより短い!蒸し暑いのでエアレギュレータ使っても時折水が噴射されます。

で、居間に戻って恐る恐るマスキングを剥がしたところ、おっと意外といい感じになりました。緑はクレオスの#340で、空自のF1で使う薄松色ですが、ビン直で吹き付けた上から、同じ色に白をまぜてオーバースプレーしています。茶と緑はあまり食い合わせがよくない印象がありますが、これは上手くまとまりました。





一部両面テープで剥がれが生じましたが、そういうときは同じ色を筆でぼてっと塗ってパテ替わりにし、乾いてから優しく紙やすりを掛けてやると周囲との段差が目立たず綺麗に修復できます。でも一番いいのはマスキング剥がしを慎重に行うこと!次の週末は黒い部分をやります。

1/48 AH-64 JGSDF

2018-07-16 16:52:29 | 1/72・1/48・1/35 Helicopters
前回ドリルの刃のことを書きましたが、①折れやすい、②無くしやすい、③ピンバイスに挟みにくいという問題を一気に解消する刃がタミヤから出ていました。従来の刃の途中までを太くしたもので、これは優れモノ。模型で開ける細い穴など精々数ミリなので、刃先以外の部分は太くていいのです。目からウロコです。



アパッチの方はというと、ほぼほぼ形になったので塗装に入りたいですが、塗る順番で悩んでいます。迷彩塗装をするにはなるべく出っ張りが無い方がいいので、左右のエンジンは後で接着するとして、機首から胴体に伸びるアーマー部分をどうするか。スポンソン接着との兼ね合いもあって難しいです。


細部に目を転じると、前・後席のワイパーのパーツがごついので作り直した方がいいですが、そうすると手すり、足掛けが太すぎるのが気になってきます。0.4mmの真鍮線で作り替えました。




1/48 AH-64 JGSDF

2018-07-01 21:54:52 | 1/72・1/48・1/35 Helicopters
7月になりました。細かい作業は冷房の使える居間で行い、涼しい時間を使って塗装する、というノマド・モデリングの季節の到来です。

胴体下面の消えてしまった凸リベットの復元。下面なのでニ―ドルでリベットを打ち、メクレをさらわずにして凸に見せる方法でも十分ですが、敢えて①0.3㎜の穴開け、②0.2mmの真鍮線埋め込み、③ニッパーで頭を揃えてヤスリで整形する、ことにしました。出来栄えはまあまあですが。ドリルの刃を2本折ってしまい、真鍮線もロスが出るのでコスト的には良くないです。細いドリルを真っすぐ穿つのは難しく、刃が斜めになると穴が大きくなったり、刃が折れたりします。吉村昭の「戦艦武蔵」で造船所の工員が、船台に使う木材に長さ4mの穴を真っすぐ開ける訓練に2年を要した話を思い出します。

余談ですが同書では海軍が棕櫚を大量に買い集めて、それで作った「スダレ」で造船所の「武蔵」を隠匿する話が繰り返し出てきます。「零式戦闘機」で完成した零戦を「牛車」で数十キロ離れた飛行場に運ぶ話と同じで、どちらも技術の裏ですすむ人間の愚行を活写した優れたエピソードと思います。



仮組み。胴体横の出っ張りはスペースド・アーマーだと分ります。やはりアパッチは重戦車なのです。



今頃気付いたのですが、テール・ローターは十字でなくX字なのですね。航空祭でAH-1はよく見ましたが、アパッチは見たことないですね。やはり希少種。