手元になかった「Gera1号」がわたんちゃんの奥さんから送ってきました。
1号が昭和40年(1965)8月15日、10部発行だったとわかりました。
Geraの意味も「ゲラとは ”ゲラ刷り”のゲラです。赤エンピツを入れてなんとか ”完成品”になりたいー。そんな願いがこめられています」と書いています。
「ぼやきのわたし」はこの号で早くもぼやいています。
『広報研究』でコテンコテン
『広報研究』(38年6月号)の「広報文の書き方」で、三樹精吉先生がわが市政だよりを批評されている。
夏の記事の書き方で、37年7月号が取り上げられている。(この号はわたしが初めて担当したもの)
ー「このページは、小さいみなさんとおかあさんたちのために特集しました」と書いてある。これにも、ちょっと疑問がある。小学生は広報紙を読むか疑問。母親がすすめるか、読んで聞かせるか、あるいはその内容を言いきかせる形が、もっとも一般的と思う」
ごもっともです。一言もありません。しかし、小学生に読んでもらってもわかるように書いたつもりです。
ー「夏の遊び場案内」は、扱いのハデなわりに、一般に記述は少ない。
三池海水浴場 15日から8月30日までひらいています。黒ん坊大会、スイカ割りなど楽しい行事が予定されています。期間中、駅前から西鉄の臨時バスが出ます。
開催の日時、参加必要の有無、バスの始発、終発などをのせるべきだ」
これももっともです。7月号の編集が終わるのは6月末です。海水浴場主管の観光協会がそれまでにいつやるかを決めていません。親切ではありませんが、これだけしかのせられません。
(市民の立場にたってと、心がけているつもりですが、まだまだと思いました。評者に感謝。)
このGera1号からわたしのぼやきが始まりました。
『広報痴典』へも発展したのです。感慨深いものがあります。