二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

今、弓の研究を更に進めています。

2022-07-30 10:37:15 | ●弓: 福音弓

爽やかですね!!!
二胡だ!弓だと!いつも暑苦しい光舜堂ブログですが、こんな暑い日が続くのでたまには爽やかな画像を。
これはいつもほぉさんとお参りに行くお諏訪様の参道です。本当に涼しいのです!
避暑地のようですよ。
自然は大きな力を持っていますね。
と!ここでその自然の大きな力を働かせて楽器になって私たちを楽しませてくれている二胡の話。
二胡は、デンペンのプラステイック以外はすべて自然のままの力を利用して楽器に作られています。
ですから、楽器はそれほど問題は無いのです(きちんとつくられいいれば)
弓ですね。
弓はご存知のように竹と馬毛で作られています。
竹は全く自然のままなのです。
最近になって、弦堂さんからも、各地の先生からも、短い弓というご依頼を受けるようになって来ています。
弦堂さんでは、昨年から自分の体の大きさにあった弓を作るということで、78センチから82センチくらいまでの短めの弓を作ってきています。
これ最初は何気なく84センチの弓の先端を曲げ直して全体を短くしていたのです。
でも弾いてみると、なんだか硬く感じます。
たった4センチ短くしただけなのに、全体は硬く使いにくいものになってしまうのです。
そこで普通なら使わない、84センチの弓としては柔らかすぎるものを使うと、とてもうまくいくのです。
大変、ご注文された皆さんにも好評でした。
が、中国の音楽院の中でも最高難度の曲を弾くような方に、良い弓だけれど、もう少し、弾むようにはできないのかと❕のご意見が来ました。
そこで今ある200本の竹の中から3本だけ選んで、作ってみたところ、2本が合格!
100分の1。
これはもう仕事にはならないと、言う話になりました。
そこで聞いたのです、このような弓は実際に使ったことがあるのですか??と
そしたら、これほどの弓は無い!。なんだ!無いのを頼んできたのか!!という気もしましたが。
再度気を取り直して、この合格ラインの弓の竹を調べ直してみたのです。
そこで出てきた答えが、首!そうです馬毛を取り付けている先端の竹の弾力に行きついたと思います。
細部は、また書きますが。
そこで首の曲げのあたりを考え直して作ってみたものを、弦堂さんに試してもらいました。
弾いたとたん、ニコニコの笑顔でした。
次回はその辺の話を書きましょう。ニコニコの理由です。
二胡弓工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ

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