二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

蛇足!

2016-09-29 21:01:22 | ■工房便り 総合 
先日、関西の調整会で、久しぶりに鳴尾さんとお会いしました。

そして「黒主」の音も久しぶりで聴いて、ちょこちょこと、最後の塗装、秘密の塗装をしまして、

まあ、私としては納得出来る音にしてきたつもりです。

当然ですが、この人工皮のCDM、人によって評価は違います。

東京で何人かの演奏家に弾いてもらった時もそれぞれ意見が違います。

でも、やはりなんだかカミの音がするねと言う意見が、半分くらいありました。

ところがです。

鳴尾さんが台湾へ行った時に、現地の二胡弾きさんが、これこそホントの二胡の音がする!

と驚いたそうです。

その同じ黒主を、これは二胡の音ではないという日本人や中国人の演奏家もいるのです。

其々が耳に馴染んだ音が一番二胡の音として記憶されているからでしょうね。

黒主は、小葉紫檀です。それも二胡の材料としてはトップクラスの材料ですから、本来はそれこそ、これが二胡の音色として聞こえても良いはずなのです、。

ついでに、デカイ音が良いと、爆音好みの鳴尾さんが喜んだのは、やはり台湾で他の二胡と引き比べ、

電子的にも比べて、黒主がとても大きな音がするというのが、解ったという事です。

黒主実は自分で弾いていると、それほど大きな音に聞こえません。

少し離れたところから聴くととても音が抜けてきます。

音の大きさと言うのは、色々な判断が有るのです。

ですから、ある意味機械的な判定と言うのは、何となく正確な判定という事が出来るのかもしれません。

しかし音色というのは、これは、機械的に判定は出来ないでしょうね(今のところ)

私はそのことにずーっと悩まされています。

最近でこそ、金沢の孟さんの所へ、小葉紫檀を持って行った時に、ずいぶん音が中国的になったね!

と驚かれました、。

でもその同じ楽器をある中国人の二胡やさんが弾いて、これは二胡の音では無い!と

私は西野さんの作った楽器は認めない。と、

このことは随分言われ続けてきていますのでだいぶ慣れましたね。

最近、随分人の意見は違うなと驚いています。。

人の耳は、純粋に耳だけで働くのではなく、感情や、感覚、あるいはもしかしたら、

考え方でも違って聴こえるのかもしれません。

それにつけてもユリウスカエサルの名言

「人は聞きたいことだけ聞き、見たい物きり見ない」

これに一言付け加えると、「人は自分の安心できないことは否定する」

蛇足でした!

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