量産の二胡の場合、一番の問題は、胴の6枚の木が、適当に選ばれることです。
とにかく流れ作業でどんどん製材、似たような色、似たような木目なら構わずにどんどん成形して、
6角形にしてしまう事でしょう。
せめて、同じ樹種なら良いのですが、時によっては、チンチャンの中にアフリカ小葉紫檀が混ざっていたりもします。
これはわかりにくいのです。。
このように適当に選ばれたものが組み合わさると、二胡は弾き始めの内、最初の頃はこれほど雑音の多い楽器も無いだろうというくらいに雑音になります。
たぶん10時間ぐらい弾くと少しは収まってくるのですが、楽器屋さんとしては理由が分からず、むちゃくちゃ、フェルトを厚くして雑音を消すような形にしたりしています。
そこまでひどくは無くとも、大概の二胡の弾き始めというのは、普通雑音多い部分と言うのがかなりあります。
木自体の持っている基本的な振動と言うのがそれぞれ違いますから。
バイオリンなども最初は驚くほど雑音がします。
表板はスプルスですし、指板は黒檀裏板は楓です。
当然違う振動があります。
弾きこむうちにこれらが統合されて、倍音と言う形で一つの音色を構成するようになります。
二胡は、その部品としては、バイオリンより多いのです。
胴で6枚、台、棹、木軸2系10個の部材です。
それら後別々の振動を持っています。
6枚の胴の板にしても違う振動ですし、同じ一本の木から製材したとしても、其々の振動は違います。
それが、6枚バラバラだと、弾き始めは相当雑音ぽくなるのは致し方ないですね。
これが違う樹種など混ざっていたら、もうどうしようもない雑音になってしまいます。
しかし、ひとつだけ良いところはあります。
振動が違う物が合わさった時楽器は、強い鳴りになりになります。
この写真は、50年以上前の二胡の胴です。
茶色の部分は黄花梨、白い部分はたぶん楓のようです。
この二胡はとても小さく直径は85ミリくらいきりありませんが音は大きくなくともとても強い鳴りを持っています。
単に花梨と言うより、もう少し複雑な音色です。
これは、デザイン上このように作った物か音の為に作った物か?
今ではほとんどこのような楽器は作られていません。
以前あえてこの楽器に似せて中国でももう少し木の種類を変えて作って観たそうですが、すべて雑音だらけで楽器にはならずやめたそうです。
また、このほかにも何台かはこのように違う木を組み合わせた二胡を弾いたこともありますが、強い鳴りは得られるのですが胴も雑音ぽい音から逃れられません。
でも音色の深さは、通常の二胡よりはるかに、豊かな音色なのです。そして高音部までとても良く音が出ます。
少しずつポジションを上げていくと普通ならボリュームの落ちるところでもそのまま音に鳴ってきます。
これは、研究の余地があるのかもしれないと2年ほど前から少しづつ研究し始めした。
いくら中国では断念したとはいえ、新興の二胡製作者としては試してみるのも一つの勉強かもしれません。
とにかく流れ作業でどんどん製材、似たような色、似たような木目なら構わずにどんどん成形して、
6角形にしてしまう事でしょう。
せめて、同じ樹種なら良いのですが、時によっては、チンチャンの中にアフリカ小葉紫檀が混ざっていたりもします。
これはわかりにくいのです。。
このように適当に選ばれたものが組み合わさると、二胡は弾き始めの内、最初の頃はこれほど雑音の多い楽器も無いだろうというくらいに雑音になります。
たぶん10時間ぐらい弾くと少しは収まってくるのですが、楽器屋さんとしては理由が分からず、むちゃくちゃ、フェルトを厚くして雑音を消すような形にしたりしています。
そこまでひどくは無くとも、大概の二胡の弾き始めというのは、普通雑音多い部分と言うのがかなりあります。
木自体の持っている基本的な振動と言うのがそれぞれ違いますから。
バイオリンなども最初は驚くほど雑音がします。
表板はスプルスですし、指板は黒檀裏板は楓です。
当然違う振動があります。
弾きこむうちにこれらが統合されて、倍音と言う形で一つの音色を構成するようになります。
二胡は、その部品としては、バイオリンより多いのです。
胴で6枚、台、棹、木軸2系10個の部材です。
それら後別々の振動を持っています。
6枚の胴の板にしても違う振動ですし、同じ一本の木から製材したとしても、其々の振動は違います。
それが、6枚バラバラだと、弾き始めは相当雑音ぽくなるのは致し方ないですね。
これが違う樹種など混ざっていたら、もうどうしようもない雑音になってしまいます。
しかし、ひとつだけ良いところはあります。
振動が違う物が合わさった時楽器は、強い鳴りになりになります。
この写真は、50年以上前の二胡の胴です。
茶色の部分は黄花梨、白い部分はたぶん楓のようです。
この二胡はとても小さく直径は85ミリくらいきりありませんが音は大きくなくともとても強い鳴りを持っています。
単に花梨と言うより、もう少し複雑な音色です。
これは、デザイン上このように作った物か音の為に作った物か?
今ではほとんどこのような楽器は作られていません。
以前あえてこの楽器に似せて中国でももう少し木の種類を変えて作って観たそうですが、すべて雑音だらけで楽器にはならずやめたそうです。
また、このほかにも何台かはこのように違う木を組み合わせた二胡を弾いたこともありますが、強い鳴りは得られるのですが胴も雑音ぽい音から逃れられません。
でも音色の深さは、通常の二胡よりはるかに、豊かな音色なのです。そして高音部までとても良く音が出ます。
少しずつポジションを上げていくと普通ならボリュームの落ちるところでもそのまま音に鳴ってきます。
これは、研究の余地があるのかもしれないと2年ほど前から少しづつ研究し始めした。
いくら中国では断念したとはいえ、新興の二胡製作者としては試してみるのも一つの勉強かもしれません。