ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

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ZZR250ホイール換装(その2)

2015年12月15日 19時27分38秒 | バイクカスタム
前回はZZR250のフロントホイールの換装を話題にしましたが、今回はリヤホイールを取り換えてみましょう。

ZZR250のリヤホイールの換装にあたって選択した他車種の物はバリオス2の物です。
バリオスのリヤホイール周りの部品とZZR250のそれとの共通点と相違点を調べてみました。
双方のパーツカタログを見比べて共通の部品を探してみますがは何もありません。
部品番号では同一品はありませんが、共通な点をあげればリヤアクスルの太さが17mmで共通です。
アクスルシャフトの長さはバリオス2の方が長いですがナットが掛かるネジ部の長さが不足なため使用不能です。
ブレーキデイスクはホイールに取り付けるボルトのピッチは共通ですので取り付けはできますが、デイスクの径が10mm違います。
ZZRのデイスク系は220mm、バリオスのそれは230mmですので互換性はありません。
スプロケットは純正での歯数がZZRは47丁、バリオスでは48丁です。ホイールへの取り付けボルトのピッチも同一ですので互換性があります。またハブダンパーの部品にも互換性はありません。チェーン引きの部品にも互換性はありません。ホイールの左右のダストシールにも互換性はありません

最後に最も肝心な左右のアクスルカラーの寸法ですがな内径を除けば同一点はありません。
ホイールのデイスクプレート外面からスプロケット外面までの寸法はZZRとバリオスは同一です。
以上の相違点と同一点により使用可能な部品を決定しましょう。

ZZRの部品を使うのは次の物です。
アクスルシャフトとアクスルナット。デイスクプレート。それに葉数の丁数にこだわらなければスプロケットは使用可能です。

必ずバリオスの部品でなければならない物には次の物があります。
ハブダンパーはバリオスのホイールにはバリオスのハブダンパーしか使用できません。
次の画像のようにハブダンパーのゴムの形状が違っています。右側の物がZZR250、ダンボール紙の上にのせているのがバリオスの物です。

全く互換性はありません。

また、アクスルカラーはバリオスの部品を加工して使うことになります。
ZZRのアクスルカラーの寸法は左右で異なっていますが、バリオスの物は左右共通で同一の物が使われています。
バリオスのアクスルカラーの幅は24.5mmです。これをZZRで使用できるようにするためには、アクスルカラーを幅詰め加工しなければなりません。
スプロケット側(すなわち左側)の寸法を16mmに、デイスクプレート(すなわち右側)の寸法を22mmにするとチェーンラインも合います。また、デイスクプレートの芯もZZRのブレーキキャリパーホルダーに適合しZZRのスイングアームの内幅にぴったりとなります。
バリオスのアクスルカラーを上記の寸法に幅詰め加工しなければならないわけですが、旋盤での切削加工を依頼するのが普通でしょうが、今回は加工屋まで頼みに行くのも面倒なのでグラインダーで手仕事で加工をして見ました。
まずは余裕を見て切断砥石で少なめに切断をして、少しづつ研削砥石で目的の寸法になるまで削っていきます。途中でノギスを使い寸法と直角度を確認しながら少しずつ行いましたので、左右の両方を研削するのに20分ぐらいはかかりました。右側のカラーの寸法、削りすぎて21.5mmになってしまい、それに合わせるべく左側は16.5mmにしました。
目的の寸法とは0.5mm違ってしまいましたが、とりあえず車体に装着して試走して、様子を見てみることにしましょう。

10キロほど試走してみましたが今のところ異常は見当たりません。

交換のビフォーアフターの状態を見てみましょう。

前輪の画像です。

中古ホイールに付いてきていたタイヤは前輪がブリヂストンのバトラックスBT021の120mm幅の物。
右画像の物です。かなり減っています。そして断面形状が今まで装着していたダンロップGT501とは違っていますね。100mm幅のGT501とバトラックスBT021とは幅が20mmもBTの方が広いのですが、その形状も違っているように見えます。GT501の方は接地面がが尖っている形状に見えます。このたび装着されていたバトラックスの方は丸っこい断面になっているようですね。
10キロほど走った印象もダンロップGT501の時よりも低速域での切り返しがねっばこい感じがしました。
ZZR250には120mmの前輪幅は不釣り合いとの印象を持ちました。バイクの軽快性が損なわれてしまいます。
来期のシーズン前には110mm幅の物に変える必要がありますね。

リヤタイヤはどうっだたのでしょうか。
ホイールに付いてきたリヤタイヤの銘柄はIRCのRX02でした。

車体に装着してあるのがそれです。
残り溝も多く残っていてサイドのヒゲも取れていない状態の物です。
これまでついていたGT501のタイヤと幅が同じ140mmの物です。
リヤホイールの幅が3。5インチから4.0インチに幅広になったのですがタイヤ幅が変わっていないこともあり、後輪のグリップ感などには変化は感じられませんでした。
もっとも、試走の距離も10キロほどでしかも外気温が6度ぐらいなのでコーナーは全くの安全走行をしましたのでグリップ感などはわかりませんでした。

あとの走行は来期ということにしましょうね。
前後輪とも換装したZZR250の姿が表題の写真です。前後でホイールの色が異なっているのが愛嬌とも言えるでしょう。



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