ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

DR250SHの復活まで(その4、今までの不具合の原因は何だったのかしら)

2014年09月19日 21時10分55秒 | バイクカスタム
今日になりようやくエンジンは正常に近づいて来ております。

前回はエンジン掛かるようになったのだが、キャブからのオーバーフローが発生していました。
キャブを再分解してフロートバルブあたりの清掃を行った結果、今のところオーバーフローの現象は解消されたようです。

今まで3回に渡りDR250SHのエンジン不動の原因を探ってきました。
これまでの工程を振り返り、エンジンの始動不良の現象を総括してみたいと思います。

エンジンが掛かりづらくなってから2年もの期間、ほったらかしにしていたのがまずは大きな失敗でした。
最初の段階でエンジンの始動不良が発生したのは、今にして思えば高圧コードとプラグキャップとの接合に不具合があった為と考えられます。接触不良があり、点火プラグまで充分な高圧電気が届いていなかったのでしょう。
それを知らずに今回、点火コイルの不良を疑ってしまい、新たな点火コイルを購入してしまいました。

DR250SHの復活まで(その2」)で行った火花試験を真っ先にするべきだったのでしょう。
そうすれば新規に点火コイルを用意しなくても済んだのだったのです。
新たに調達した点火コイルに取り替えても火花が飛ばないときには、CDIイグナイターを購入しなければダメなのかと真剣に考えたものです。
ですがCDIは高価な部品ですので購入を決断できませんでした。
そのことがその後の転換点になりました。お金持ちであったなら躊躇せずにCDIを購入したでしょうが、購入できなかった事が別の原因探求へと向かうことになったのです。

エンジン不動の原因の3大要素、これを思い出して一つづつ潰していくようにしました。
①良い火花が飛んでいるか。
②適切な混合気がシリンダー内部まで届いているか。
③ちゃんとした圧縮はあるのか。
以上の3点の条件が整っていれば必ずエンジンは掛かるはずだと自分に言い聞かせ、その後の作業を進めました。

③の圧縮に関してはキックペダルの踏みごたえの感触から、問題なし、と判断。
②の混合気の状態に関しては、一度キャブを開けて適当に高圧空気で清掃したのですが、これが一つのつまづきでした。この時キャブをちゃんと整備しておけばその後2度も再整備しなくても良かったのです。
①の電気系統の不良には本当に悩まされました。
点火コイルやプラグコード、点火キャップの組み合わせを色々変えてみたりして、最後に火花試験を行った結果、先に述べた高圧コードとプラグキャップの接触不良に行き着いたわけです。

そして工程の最後に行ったのが排気系の純正戻しです。
マフラーを純生品に戻した結果、それまでの数年間のエンジン始動の不良が嘘のようになくなったのです。

今日も数回、エンジンをかけてみましたがキック2~3回でエンジンが掛かったのには感激しました。
排気系を変更した時にはキャブの再調整が実は必要だったのでしょうね。
抜けの良いマフラーを付けると、どうしても混合気は薄くなるようですので、エンジン始動時には混合気をそれまでより濃くしなければなかったのではないかと推量してます。

本来なら、公道を実走行していろんな調整をしなければならないのですが、秋田県は晩秋から長い雪の季節をこれから迎えます。バイクで走れるのも今期は後2ヶ月もありません。
本格的な走行は来春になってからということにしましょう。
乗らない期間に自賠責保険をかけておくのも勿体無いからです。
実は手をかけてやらなければならないバイクが他にあるのです。

「DR250SHの復活まで」の記事はこの回で一応、終わりにします。

表題の画像の説明をします。
この車体には自作のエアークリーナーボックスをつけております。
右側面からと反対側の上部からの写真です。円筒型のポリバケツ風の中には通称「キノコ」と呼ばれているエアークリーナーが収まっております。それに繋がっているエアーダクトが右側画像に写っております。

最後に完成した車体の全景を見て頂きたいと思います。



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