チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

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quick trip to LONDON

2016-07-21 | グルメ色な日記

長女の大学院の卒展のオープニングナイトに急遽顔を出すことにし、BBのクラス調整をさせてもらってロンドンに1週間行って来た。

 

エッチング、銅板版画家としての第一歩。

努力の甲斐あり、学内外で色々と賞ももらえ、初日から作品も好調に売れていた。先生達がつけた値段が、版画専攻卒業生10人の中で群を抜いて高いのも、親としては嬉しかった。そして、私がロンドンを発つ前には吉報が舞い込んだ。毎秋ロンドンの有名ギャラリー Bankside Gallery で開催される版画展 national original print exhibition 2016(日展のようなもの?)に今回めでたく選ばれたのだ。

↑こちらも学外の展覧会で3等賞になった作品。

後日賞品を受け取りに行ったら、なんてこと。スポンサーの一社からワイン一箱、6本入り。車もないのに、街外れのこんな所からどうやってこんな重たいもの抱えて帰るの〜〜商品券だったらいいのに〜!と二人でブツブツ。

タクシー呼ぶしかないし、とUBERウーバを呼ぶ。ウーバっていうのは、最近東京辺りでも出現している配車システムで、スマートフォンで手配するだけですぐに料金、到着時間、車の現在地の地図が送られてくる便利なもの。登録してあるクレジットカードからの引き落としなので、現金もいらないという素晴らしいタクシーサービス。

今回の滞在中はフルにこのウーバを使ったのだが、この日のウーバにはなんと、ベントレーが来た。

車道脇に立っていた私達の前に静かに滑り込んできたベントレーに娘が寄って行くから「それベントレーだから私達のじゃないよ!」と引き戻したら、サンルーフから運転手が手を出して私達を読んだ。え〜!いいの?と言いながら車に乗り込んだ。

なるほど、車の持ち主が空き時間を使ってバイトしているわけね。富裕層っぽい白人の運転手は、「もう2年ウーバのバイトしててね。今年のXmasバケーションには昨年とは違うカリブの島に行くんだよ」。なんとも乗り心地の良い30分のドライブだった。そして値段は、通常のタクシーの半額以下。ウーバ大好き!になって帰ってきた。

ロンドンの一番好きなことは、空が低くて広いこと。つまり建物が低いからだけど。

↑娘のアパートの窓からは南国風の景色。このエリアはなぜか椰子の木を植えている家が多いみたい。

今回はセンターには行かず、娘のご近所のパブやレストランでゆっくりした時間を過ごした。

ビールはどれでも味見OK。ウィンブルドン・ブロンドを味見させてもらったけど、もう一つだったな。

オレンジのスライスが爽やかなペールエール。

食べ物が美味しかったパブ。フィッシュ&チップスも立派。

数年前に住んでいたエリアにも行ってみた。地下鉄の駅前には、午後9時だというのに、スケーター達が続々と集まってきた。夜の skating rallyかな。

ロンドンはこれからがお天気も良くて野外イベントも多くて、一番楽しい季節。1年の大半不足している太陽の日差しを少しでも取り戻そうと、長〜い昼間をみんながエンジョイしている。一日に四季がある、といわれるイギリスだが、今回は私もゆっくりとお日様をエンジョイしてきた。

 


BBQの彩りメニュー

2016-07-04 | 料理教室顛末記

記録的な雨量の梅雨が一時休止したと思ったら、真夏の暑さですね。

東遊園地の芝張りも終了。何種類かの芝を植えてその耐久性をみてみるそうです。

そして、活性化プロジェクトの一つ、公園カフェもオープン。梅雨空の下、パラソルは雨除けにもなっていいかんじ。カフェは11月まで毎日営業だそうですので、チャンスがあれば皆さん行ってあげてくださいね。

6月のレギュラーメニューは、「BBQを彩るひと味違う料理たち」でした。

  • アンティパスト・パスタ・サラダ
  • ラタトゥイユ
  • キムチとアボカドのケサディーヤ
  • ビア・ハンバーグ
  • レモン・プディング

野菜がぐんぐんと育って大収穫のノブチャンの畑から、毎回たくさん使わせてもらいました。新鮮でおいしくて、本当にありがとう!

アンティパストといえば、サラミやパプリカのマリネ、オリーブなどが盛られたイタリアンの前菜。それを全部加えてらせん状のパスタ、フジッリと和えたサラダ。

パプリカもちゃんとオーブンでローストし、オリーブオイルにマリネしてからサラダに加えました。

ラタトゥイユは野菜が新鮮すぎて、ものすごく水分が出て水々しい仕上がりに。

メキシコ料理の主食トルティーヤにチーズその他の具材をはさんで焼いたものをケサディーヤ quesadillaと呼びます。

今回は、アッと皆が驚いたキムチのバター炒めとチーズ、アボカドをはさんだケサディーヤ。「食べたことない味!すっごく美味しい!」

これはヒットでしたね。ビールにぴったりでしょ。

そしてビールやフレッシュ・ローズマリーを加えた大人のビア・ハンバーグ。

ようやく日本もチェーン店以外のハンバーガー屋さんが味を競い合う国になりました。

日本に帰国した8年ほど前には、サンドイッチ屋かハンバーガー屋でもやろうかと思ったくらい、美味しいレシピがたくさんあるのにみんな知らないよな〜って実は思っていました。このビア・バーグも、5,6年前に一度キッチンマーレでやりました。サーモンのフィッシュケーキ・バーガーとともに。かすかに覚えてくれていた生徒さんが数人。。

今回のソースは、クリームチーズとゴルゴンゾーラ、エビスビール、にんにくからなるチーズソース。これもものすごく受けましたね。トッピングに、クルミをパラパラ。

BBQの前日にボウル一つで作っておけるレモン・プディング↑は、レモンカスタードとスポンジが二層になって、レモンの味がとってもも濃くて爽やかなイギリスの定番デザート。これも申し訳ないくらい簡単なのに最高に美味しいよね。

 

豊中教室では2年前にプディングを作っていたので、反対に作りそびれていたレモン・ケーキ↑にしました。レモンのアイシングは全然しつこくなくて、超ふんわりとしたパウンドケーキです。こちらもイギリスの定番デザート。

今回使用したレモンは、瀬戸内海に浮かぶレモンの島、岩城島から送ってもらったもの。果皮もたっぷりと使うので、どうしても国産のものじゃないと嫌ですよね。遠縁の方のご実家から何度かおすそ分けを頂いていました。今後は定期的に買わせていただこうと連絡したところ、「シーズンは終わっちゃったのよ。あんまりきれいじゃないのが少しだけ家にあるからそれを全部送ってあげるよ」と翌々日、箱一杯のレモンが届きました。岩城島はしまなみ海道からもはずれていて橋もかかっていないので、宅急便は割高だと後で知りました(恐縮!)。意外にもレモンは秋冬の作物で、「10月まではこれで我慢してね」と。なんて嬉しいこと。感謝感激です。色々な方々の恵みで教室が成り立っていると感じる今日このごろです。

岩城島のレモンについてはこちらをクリック

さて、6月のキッズクラスはハンバーガーでした。大人のレシピをちょっとアレンジ。ビールの代わりに生卵、ローズマリーの代わりにナツメグを使って。すっごく美味しかったらしく、みんなペロリと平らげてくれました。