チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

Eat Well・Drink Well・Live Well
美味しく食べ、楽しく飲み、素敵に生きよう!

六甲から有馬まで * てくてく

2013-10-28 | グルメ色な日記

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ひっきりなしに来る台風と台風の合間、心強い遊び仲間(そしてみんなマーレの生徒)と引き続き山で遊んでいる。今回は一人増えて五人。雨が上がった朝、六甲山頂にあるゆう子ちゃんの家で、まずはヨガストレッチのレッスン。崖っぷちに建っている彼女の家のリビングからのこの妖しい眺め。

空と海と山とシクラメンと葡萄、そして冷えたジャスミン・アールグレー・ティー。絵画のようなこの写真、今まで iphone で撮影した中で一番いいかも。
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グラニット・カフェは景色が抜群、そして食事もまぁまぁだから、外国からのお客さんを連れていくととても喜んでくれる。今日のランチはスズキの甘辛煮。昼時だったから屋外テラスのテーブルは空いていなかったのがちょっと残念だったけど、天気がもってくれただけでも感謝感謝。

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ガーデンテラスの駐車場に車を置いたまま、有馬まで山歩き開始。しばらくは眼下の景色を楽しみながら山の稜線を歩く。

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そして紅葉谷へと山を下りていく。ほのかに紅くなっている箇所もちらほらあったが、名前になっているぐらいだからさぞかし紅葉がきれいなんだろう。

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前日の大雨で地面は柔らかく、落ち葉も濡れていて滑るは滑る。いや~、みんなは健脚でした。私が一人で滑りまくってたな。「昨日飲み過ぎたの?」なんて聞かれたけど、珍しく飲んでなかったのになんでやねん!Dsc_5424_2前回の箕面の時も山歩くからね、と言っておいたのに、いつもと同じピンヒールにタイトスカートで現れたちはるちゃん。「ちゃんとスリッパ持ってきてるから大丈夫よ~」、とミュールにはきかえたんだよ、↑これ。ユニークやわ~。Img_3094_3
さすがに今回は絶対にスニーカーとパンツはいてこないと無理だよ!と釘をさしたら、ピンヒールブーツを脱いで、ちゃんと用意してきた靴にはきかえた→。一足だけ持っているフラットシューズと、これまた唯一持っているズボン、ジャージのパンツ姿はやっぱり全然似合ってなかったな。 Colombia の黄色いトレッキングシューズを新調したよしみちゃんとはえらい違いだったよ。

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2時間あまりで有馬温泉の町が見えてきた。次は外湯探しだ。小さいけれど、金の湯も銀の湯も両方が楽しめる「康貴」という、竹取亭がやっているお風呂屋に初めて行ってみた。頭まで汗だくになり、疲れ切ったあとの温泉のなんてありがたかったこと!山歩きのあとに温泉が待っている、と思うと俄然気持ちが上向くね。

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Img_3207_2生き返ったあとはお土産の炭酸せんべいを買いに急ぐ。手焼きを続けている老舗の三津森本舗では、丸い炭酸せんべいを作るために、手作業で’はし’を取り除いて穴に落していく。この’はし’が250gも入った袋詰め「せんべの子」がたった170円。家用はこれで上等よ!ってみんな主婦やね~。
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ロープウェイで帰ろうと思ったけど、結局最終に間に合いそうになく、五人だとタクシーの方が安いよ、と言われてタクシーで六甲山へ戻る。半沢直樹のロケがこの下であったんですよ、と運転手さん。夕日を見るシーンだったそうだ。私は最後の数回しか観ていないから関西が舞台だったシーンは知らないけど、有馬でもロケしてたんだって。

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駐車場に戻ると、ロープウェイの向こうは夕焼け空。景色を楽しみたいから、やっぱり今度はロープウェイに乗りたいな。紅葉真っ盛りにまた行く? 健康な遊びはもう少し続くよ。さて、次回はどこにしよ。


空高く、山はまだまだ緑

2013-10-13 | グルメ色な日記

Dsc_5377_2甥の結婚式に世界各地から甥や姪が神戸入りしていた。現在シンガポールの工科大学で教えている姪も我が家に1週間泊まっていた。帰る日、関空行き高速フェリー乗り場に送っていくついでに、すぐ前にある空港でランチをすることにした。海に浮かぶ神戸空港の屋上階に、明石の浦正寿司がある。

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屋上の展望デッキを歩き、真夏のようなじりじりと暑い太陽を避けるように店内に入る。カウンターの向こうには、海に臨む神戸の街並が楽しめる。空は高く、山はまだまだ緑だ。

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明石の天然穴子を使った穴子膳が空港店では楽しめる。味よし、眺めよしで、穴場の寿司屋だ。今回まともな和食を食べる機会がなかった姪も満足してくれ、講演のために次の街、サンディエゴに飛んで行った。
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神戸に滞在中もパソコンで仕事を続ける姪を、息抜きランチに連れて行っていた。いや、もしかして息抜きに仕事してたのかな?初日は日本のラーメン。私もずっと食べたかった!ロンドンでも日本のラーメンは大人気だが、一杯1600円ぐらいするから、庶民の味じゃないよね。

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大丸近くに何十年もあった力餅の場所が野菜中心の和食屋「菜っぱ」になって久しいが、店の雰囲気も家庭的な味にも彼女は喜んでくれた。デザートに出たトマトのアイス、とっても美味しかった。上にのっかってるのは、さつまいものチップス。ちなみに、この姪はうちの大家族の中で唯一勉強大好きな才媛。一体誰の血?って思うよ。
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台風が逸れた日、箕面(みのお)の滝に散策に行った。朝、自宅の窓からはこのように雲行きが怪しく、でも六甲山系は実に艶かしく美しかった。こんなに山が近くに見えるのは初めてかもしれない。

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私が帰国中にできるだけ遊び回ろう、って決めた友人たちとのちょっとした遠出。ハイキングがマイブームなんだけど、しんどいのは嫌なもんで、らくそうな箕面の滝を選んだ。ここへ来るのは35年ぶりぐらいか。大学時代にデートで来たわ、ってつぶやいたら、私も、私も、って。みんな同じようなことしてたのね。神戸からは車で1時間強だけなのに、駅前は昭和の雰囲気で、なんだかとっても遠くに来たみたいだった。

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本当にもうすぐ紅葉するの?って疑いたくなるぐらい木々は緑で我々は半袖の夏姿。道もなだらかで、とっても気持ちよい森林浴ができた。前の大雨で根元からごっそりと折れてしまった木々の撤去のために、しばし通行止めになってたりもした。残念ながら猿にも鹿にも遭遇しなかったけど、懐かしいもみじの天ぷらを食べたよ。

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栗専門店もシーズンたけなわ、ザクロも売っていた。

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Img_2976_3山を下りるとすっかり喉が乾いていた。レトロな一軒家の珈琲店を見つけ、丁寧に入れてくれた珈琲を掘りごたつの部屋で楽しんだ。そして、2時半のラストオーダーに間に合うよう箕面山荘、風の杜までランチを食べに車を走らせた。

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玄関を入って、眺望に息をのんだ。遠く、大阪と奈良の県境の生駒山も見える。この景色をみながらゆっくりとランチ。今回の遠足は満足度◎。お風呂キットを用意していたのに、外湯がなかったのがなんとも残念だったけど。今度はゆっくりお泊まりして天然温泉に入りたいと思ったよ。色々と情報をくださった皆さん、ありがとう!


暑い秋

2013-10-04 | グルメ色な日記

秋めきながらもまだまだ日中は暑い。でも気持ちいいね。ロンドンは数週間前は10℃前半だったのが最近は少し暖かくなってきて19℃とか。あ~帰りたくないな~。

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実家近くの摩耶山にハイキングに行った。愛犬maxはこの日が山歩きデビュー。六甲の隣にある摩耶山は低くても勾配がきついことで有名だ。子供の頃、学校の遠足といえばいつも鍛錬遠足でこの山を登らされて嫌だったな~。ロンドンでハイキング・シューズを買った二女が、日本に帰ったら山歩きを始めようよ、と言っていたのでその第一弾に摩耶山を選んだ。

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娘の友達も私も犬も、ヒーヒーハーハー、ああしんど~、と汗だくだ。そしてついに犬は山道の途中で歩くのをやめ、動かなくなってしまった。動かない犬は犬じゃないやろ、とみんなにあきれられたけど、そういう犬もいるのよ。娘が抱いたりお尻を押したりしたけれど頂上まではほど遠く、諦めることにした。私達のスピードが遅すぎるから汗が冷たくなってしまって寒い!と娘は文句を言う。一人息切れもしない彼女は、コンビニのおにぎり三個とポッキーをたいらげて元気一杯だ。下山も犬には大変なことで、えらく時間がかかった。娘は達成感はなかったそうだけど、その他のメンバーは十分あった。霞がかった神戸港もなんとか見え、爽やかな秋の午後だった。

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豊中の友人達が、阪急沿線石橋のあたりにある美味しい蕎麦屋に連れて行ってくれた。

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蕎麦は殻入りの(玄)くろを注文し、旬の秋刀魚のにぎりと、初めて目にするニシンの巻き寿司なるものを頼んだ。甘辛いニシンとともになすびの浅漬け、いんげん、卵が巻き込んであり、とっても美味しかった。

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その夜は豊中にある洋風黒板料理の店、キュイ・ラルドワーズcui lardoiseにも行った。カリフォルニアのレストランで働いていたというオーナー・シェフが一人で切り盛りする店で、オープン時から良い評判は聞いていたのが、念願かなっての初訪問。20人は入る店はランチはワン・プレート・メニューで満員になるらしいが、ディナーは一人でできる人数しか入れないので、この日は3組で満席の札を掲げていた。とにかく品数が多い。

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ロールキャベツはシチューのように野菜(蓮根も!)やベーコンがごろごろ入ったソースがかかっていて、これだけで満腹になってしまった。なのに茶美豚バラ肉と秋野菜のグリルも、さわらのソテーもたいらげ、黒豆キャラメルプリンに突入。おっと、イチジクと貝柱の前菜やサラダも食べてたっけ。パスタ食べたかったのに、どうしても無理だった。

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秋の丹波といえば、黒枝豆。それを甘いキャラメルにとじこめたプリンはなかなかの味だった。後日家で作ってみたけれど、黒豆が固くなってしまって失敗。オーブンで焼くのにどうやってあんなに豆を柔らかくキープできるんだろ。目下の私の課題だ。

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秋晴れといえ真夏の日差しの中、無事に二女の最後の体育祭が終了した。見学しただけなのになんて疲れたことか。帰りの電車は、この風景のあとすっかり爆睡してしまい、西元町まで寝過ごしてしまった。。

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でもおかげで、その日ずっと食べたい!と思っていたかき氷に偶然たどりつけた。文の助茶屋で今年最初で最後のかき氷、宇治金時。あずきがうまい!ついでに茶そばも食べてしまった。。

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京都の八坂さんの近くに文の助茶屋の本店があるが、二代目桂文之助が引退後、明治の終わりに始めた甘味屋だと最近知った。なぜなら、この10月に桂雀松が三代目を襲名すると関西では話題になっているから。

合流した娘と彼女の友達も、茶そばに抹茶パフェ、抹茶あんみつがその日の夕食となった。

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美味しいものばかり食べてるから、悲しいかな、前回ブログアップした時よりもかなり太ってしまった。明日は甥の結婚式だというのに、ドレスを着てみたらウェストがきついぞ。