KINOKO WEB

きのこ関係です。ときどき植物。

モミタケ

2007-10-13 | きのこ
オオモミタケはたくさんみたことがあるけど、モミタケってあんまりみたことがない。
北海道で1回、房総で1回、千葉菌の相京さんが山ほどとってきたのと、今回の山梨の1回。

モミタケとオオモミタケの見分けは、胞子の長さを測るのが決定的だ。
傘の色のちがい、関係する樹種も微妙にちがうようだ。
富士山のオオモミタケはシラビソだろうか。
オオモミタケの傘のほうが大きくなると、よく図鑑にかいてあるが、
私の経験では、モミタケのほうが大きい場合が多かった。
また、オオモミタケの柄のほうが長く伸びる場合が多く、
柄をこわさずに掘るのがたいへんだった。

原色日本新菌類図鑑より
「モミタケ(一名 センダイサマツ)Catathelasma ventricosum (Peck) Sing.
傘は径8~20cm、 ・・・省力・・・ 胞子は楕円形~長楕円形、8.5~11x4~6μm、夏~秋、モミ、エゾマツ、アカマツなどの針葉樹林に群生し、ときに菌輪をつくる。食用。分布:日本・カラフト・中国・北アメリカ(東部)。
オオモミタケ Catathelasma imperiale (Fr.) Sing. はさらに大形で傘は径15~40cm、オリーブ褐色、胞子は大きさ10~15x4~5.5μm、北海道ではトドマツ、エゾマツ、本州ではアオモリトドマツ、ウラジロモミなどの針葉樹林に発生する。日本・ヨーロッパ・北アメリカ西部に分布する。」


2007年10月8日 山梨県 EOS 5D 24mm f8 1秒

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4 コメント

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Unknown (きのこ屋)
2007-10-16 08:23:12
モミタケは見たことないのですが、胞子サイズが違うとは知りませんでした。オオモミタケのほうがモミタケより長大なんですね。見比べてみたいけど、両方見つけるの難しそう。
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こんばんは (KINOKO WEB)
2007-10-17 00:24:53
オオモミタケは、傘の開いているやつは、なかなかないですよね。
昔、富士山をよく歩いていたころでも、
傘の完全にひらいたものは、1シーズンをとおして数本しかみませんでした。

モミタケのほうが採集圧は小さそうですが、発生場所をさがすのが。
センダイサマツということは、仙台にいけばたくさんあるのか?
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Unknown (きのこ屋)
2007-10-18 08:13:37
そうかも。福島のSWANさんが大量に発生する樅林をご存じのようで、以前Mashroom掲示板に投稿されていました。その時の写真は灰色のモミタケだったと記憶しています。
房総の樅山にも随分出るそうですね。
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こんばんは (KINOKO WEB)
2007-10-18 17:21:27
房総の山,でるときはたくさんでるみたいです。
昔,相京さんが,たくさんとってきてました。

モミの木はよく目立つので,
本気になって探せば,けっこうみつかるのかもしれませんね。
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