木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

手話通訳者の情報収集力

2007年01月09日 23時55分28秒 | sign language
手話通訳において事前準備の重要性は言うまでもないことだけれど、特に近年はインターネットの活用力がその情報収集力に大きく影響する。

最近の私の経験でも「障害児教育論」の講義通訳において「今後の特別支援教育のあり方について」(最終報告)(2004年12月)がベースになっていたので、私はグーグルで検索し、該当報告の一部(29ページ)をプリントアウトして目を通しておいた。また、派遣依頼文にも「資料が見づらい場合には」というコメント付きで、事前資料の掲載先URLが記載されていた。これについても私はアクセスして当該資料をプリントアウトしておいた。その資料は中学校の英語のテキストの一部だったが、事前に目を通しておく(と言っても英語なので、漠然と意味が分かったというレベルだが)ことによって、実際の通訳上たいへん助けられた資料だった。

今回は、最終報告全てを読んでおくことはできなかったが、報告書の中に書かれた用語の意味をウィキペディアで確認したり、あるいは関連する教育関係サイトの記述を読んだりすることによって、特別支援教育についてどのような議論があるのかを事前知識として頭に入れておくことができた。

手話通訳者には、こうした事前準備での情報収集力が要求されるが、インターネットを活用してそうした事前準備ができる手話通訳者は私の周りではまだまだ少ないように感じる。

私は手話通訳者養成カリキュラムの中にインターネットを活用した情報収集スキルの習得を盛り込むべきではないかと考えている。また現任手話通訳者研修においても大手パソコンメーカーなどの協力を得てインターネット活用の普及を図るべきではないだろうか。こんなことも日本手話通訳士協会がやってくれたらいいのになぁ~。
(写真は、ボーナスをはたいて手話文化村で買った手話関係DVD・ビデオの数々)
 (1)手話の極意(入門編3)
 (2)手話口型の役割No.1
 (3)手話翻訳第3章手話語彙「見る」
 (4)手話翻訳第4章手話語彙「言う」
 (5)手話翻訳第5章手話語彙「理由・意味/つまらない」
 (6)第16回手話通訳技能認定試験 聞き取り表現参考ビデオ
(自己投資といえば聞こえがいいですが、これらのビデオをちゃんと見ることができていないので、投資を全然回収できずに相変わらずへたくそなままでいます。)
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