discipline

since2004

『ジョーカー』

2019-10-09 10:02:00 | 映画
多くの人がそう思うのではないかと思うのだが、『ジョーカー』は人ごととは思えない。
暗く辛く痛々しい内容であるが、主人公に感情移入し、永遠に終わらないでほしいと思ってしまうタイプの映画だ。
あまりにダウンしていく内容であるから、観客の心もまたダウンしていくだろうと思いきや、
かならずしもそうではないのは、多くの人が暗く辛く痛々しさを抱えているからだろう。
だからそれは元気はないのだが、不気味な例のジョーカー的なエネルギーが、体内に湧くのである。
要する、元気な人が見ると暗く不愉快な気分になるし、
暗く不愉快な人が見ると元気になる。
そして、語りたくなる。今の私のように。
どのように書けばいいのか試行錯誤する。

ところでこの映画のジョーカーは、本当にあの『ダークナイト』のジョーカーなのか?

この問いについて考えさせられるところが『ジョーカー』の構成の妙といったところだろう。


。。。というわけで次回は観終わった人と語りたいネタバレ批評を。

post a comment