かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

温故知新

2012-06-18 15:11:47 | 田舎の生活
16日午後、町の生涯学習センターで“ふるさと愛媛学”の調査報告会があったので、出かけてみた。

“ふるさと愛媛学”とは、
県民一人一人が、自ら暮らす地域の生活や文化、産業等を見つめ直して「ふるさとらしさ」を発見、再確認し、愛媛を総合的、体系的にとらえながら「愛媛らしさ」を探究するための地域学
とのことだそうだ。
どうやら、昭和時代の地域の暮らしぶりに焦点があてられているようで、
大正・昭和初期に生まれた方々に聞き取り調査を行い、その当時の生活・原風景を記憶でたどってもらい、それらをまとめていくということらしい。
そうして、今後の愛媛の歩むべき方向を探ろうとするもののようだが、
そこんところは、私にはちと理解しにくい。
要するに、かつての生活から愛媛の良さを再発見・再確認して、地域文化を次世代に引き継いでいこう、ということらしい。

発表会では、高度経済成長期以前の昭和半ばころの半島各地の町並みの様子、
海や山での働きぶり、三崎牛、三崎夏柑、
そして、当時の衣食住や出稼ぎの話があった。
まだ、総合的、体系的という段階にはとても至っていないと感じたが、
これを契機に、この半島でこのような調査・学習の機会が継続的に増えていけば、住民の意識も変わってくるのかもしれない。


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