ベルばか日誌

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最近読んだ、お嬢様×執事

2011-05-18 16:44:20 | ベルばか日誌
少し前から話題になっている推理小説「謎解きはディナーのあとで」です。
新聞広告で見て、「お嬢様刑事×毒舌執事」という設定にそそられておりました。
先日、外出先でたまたま1時間ほどぽっかりと時間が空いたので、思いついて本屋に飛び込みゲット、ミスドでコーヒーを飲みながら読んでみました。

もちろん私としては、「お嬢様×執事」を頭の中でOA置換して読むわけです。
ですが読後感としては、やっぱ今一つかぶらないなあ、という感じ。

以下↓ネタばれ注意!です。

執事影山が毒舌過ぎ、お嬢様麗子に対して冷たすぎる、というのがまずあります。
アンドレならO様に面と向かって「アホ」とか「ロクでもない駄目人間」とか、間違っても言わないよね。
それ以前に、O様に対してそんな評価は思いつきもしないでしょう。
それから二人で出かけた先で殺人事件が起き、影山、警察に対してわざわざ麗子が不利になるような証言をします。
麗子に
「あんたいったい誰の味方なのよ」と罵られ
「・・・もちろんわたくしはお嬢様の味方でございます」
・・・この返答までの一瞬の間は一体?
アンドレなら即答だろうに。

まあ、それがこの小説が面白いと支持される部分なんですけど。

それから、お嬢様のキャラがちょっと弱いかなあ、もうちょっと個性が立ってる方がいいかなとも思いました。
また、キャラ間の恋愛要素がほとんどないのも、私的には物足りなかったです。

でももし続編が出たら、絶対読みたいですね。
麗子×影山の恋愛要素を期待、それから影山の素性が全く謎なので、そっちにも興味があります。

ストーリー的には、軽~いエンタメ小説という感じ。
読み終わって、ああ面白かった、と言っておしまいになる感じです。
推理小説としての出来はどうなんでしょう?
私は普段推理物をほとんど読まないので、そこら辺はよくわかりません。

それよりも何よりも、久しぶりに本屋で本を買って、一人で集中して読書できた、っていうのが私にはものすごく新鮮でした。
日頃意識して読書はするようにしてるのですが、図書館で借りた本を台所に置いといて、家事の合間にちょっとずつ読む、みたいな読み方をしてるもので。
軽い読書でも、集中して現実を忘れすっかりリフレッシュでき、やっぱり読書っていいな、と思いました。