ときどき、買っても最後まで読まない本があります。私の場合それはたいてい短編もの。読みきらなかったもののひとつがこれです。
原田宗典『旅の短篇集 春夏』2000年、『旅の短篇集 秋冬』2001年、角川書店。
電車に乗る前に入った本屋さんで、表紙のイラストが素敵で思わず手にとりました。小林直未さんという方のイラスト。タイトルも素敵。
電車の中ならこんな短篇集がきっと素敵な時間をくれるだろうと思いました。
でも期待とは裏腹に、見開きで終わってしまうひとつひとつのお話が、どうしても物足りなくて、全然読み進まなかった。今度、電車に乗るときに持っていこうと思いながら、電車にのる機会も減っていたこともあって、長らく本棚にお行儀よくおさまっていました。
今日、ふと気づいて読んでみました。
電車よりも、夜眠る前の方がいいみたいですね。
途中で、角川文庫のしおりが挟まっていることに気づきました。
片面はオレンジ。もうひとつの面は白。
白い面の下のほうに何か絵が。
もう片面のオレンジ色とおんなじ色が見える。
え。あ。これ・・・奈良美智さんの。
夜中に、予想もしていなかったところから奈良さんの作品が飛び出してきて、あんまりびっくりしすぎて、よけいに眠れなくなっちゃったんですよ。
そんなわけで、見晴さんの「パンダさん。美術館へ行く/from the depth of my drawer」にトラックバックするんですよ。
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■真夜中のブルー(2004.10.16)
■奈良美智/From the Depth of My Drawer(2004.11.10)
原田宗典『旅の短篇集 春夏』2000年、『旅の短篇集 秋冬』2001年、角川書店。
電車に乗る前に入った本屋さんで、表紙のイラストが素敵で思わず手にとりました。小林直未さんという方のイラスト。タイトルも素敵。
電車の中ならこんな短篇集がきっと素敵な時間をくれるだろうと思いました。
でも期待とは裏腹に、見開きで終わってしまうひとつひとつのお話が、どうしても物足りなくて、全然読み進まなかった。今度、電車に乗るときに持っていこうと思いながら、電車にのる機会も減っていたこともあって、長らく本棚にお行儀よくおさまっていました。
今日、ふと気づいて読んでみました。
電車よりも、夜眠る前の方がいいみたいですね。
途中で、角川文庫のしおりが挟まっていることに気づきました。
片面はオレンジ。もうひとつの面は白。
白い面の下のほうに何か絵が。
もう片面のオレンジ色とおんなじ色が見える。
え。あ。これ・・・奈良美智さんの。
夜中に、予想もしていなかったところから奈良さんの作品が飛び出してきて、あんまりびっくりしすぎて、よけいに眠れなくなっちゃったんですよ。
そんなわけで、見晴さんの「パンダさん。美術館へ行く/from the depth of my drawer」にトラックバックするんですよ。
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■真夜中のブルー(2004.10.16)
■奈良美智/From the Depth of My Drawer(2004.11.10)
奈良さんの、こういうさらさら描いた絵がとて好きです。
それにしてもタイムリー。
2000年の角川文庫ですね。気がついてないだけで、
探したらうちにもあるのかもしれない。
ちいさな奈良作品、探してみようかな~。
見つかるかたのしみ。
知らないうちに、自分や自分のまわりに時間の積み重ねがあって、不意にある時、時間の経過に気づくことがあります。
それはときに、うれしく、そしてときに、とてもせつない。
オレンジ。ことばの響きが好きです。
きくさんのオレンジしおりとまったくおなじのが
今日出てきました~。
見つけたときは思わず「おっ!」と言ってしまいましたですよ。
銀色夏生さんの『バイバイ またね』の中から出てきました。
なんだかうれしかったです。
うわわぁ。ありましたかぁ。えへへ。
奈良美智さんの展示、どうやら福井に来ているみたいなんで、近いうちに行こうかと思っています。
痛い。と思ってるのにやっぱり惹かれてるんですよ。不思議ですね。
銀色夏生さんといえば、私の中ではすぐに金色冬生さんを連想してしまうんですよね。変なネーム。と思いながら、すごく好きで、詩集まで買ってしまったのですよね。