Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

二つの次世代機

2004-11-19 21:59:10 | Weblog
 今年の年末に、NintendoDSとPlayStationPotableという二つの次世代機が発売される。両ハードとも、現在のゲームのメインストリームであるポリゴン表示を盛り込んだ携帯ゲーム機だ。だが、共通点はそこまで。それ以外は全く毛色が異なるハードに仕上がっている。

 ある意味、両方とも”従来には無い”ハードだ。ただし、PSPは”従来にはない機能を有した”ハードであり、DSは”従来には無い楽しみをもった”ハードであると言える。
 正直な話、こんなところでハードの説明をしてもしょうがないので省くことにするが、両ハードは”ゲーム”というコンテンツをどう扱うか?というSONYと任天堂の姿勢を雄弁に語っていると思う。

 前にPSXの記事を書いたことがあったが、今回のPSPはその思惑に重なっている。つまり、SONYはゲームを、音楽や映画といったものと同列に扱っているのだ。これはVAIOシリーズなどでも一貫していることだが、やはり老舗のAV家電メーカーは違う。(これでATRAC3を捨ててくれれば言うこと無いんだがw)PSPの携帯ゲーム機にしては大きい画面と、意地でもフレキシブルな光ディスクというこだわり。音楽やムービープレイヤーを同時に搭載したというマルチメディアな機体は、SONYを体現しているようだと言えるだろう。

 変わってDSは、”新しい遊びを提供する”というただ一点だけを追い求めた、ある意味スパルタンな機体だ。”花札・トランプ”から連綿と受け継がれた任天堂ismあふれる、まさに”遊びのためのハード”と言えるだろう。だが、ちゃっかりアドバンス対応という商売っ気も忘れない。やっぱり最初に十時ボタンを開発した所は違いますなあ。

 結局、SONYはAVメーカーであり、任天堂はゲームメーカーだったと言うことだ。

 とまあ、ずいぶんと投げやりな考察になってしまったが、私は両方とも期待している。NintendoDSは新しい遊びの提案に。PSPは”白き魔女”に。

 実は、NintendoDSを本日予約して来ちゃいまして・・・ 

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