花蔭の美女

2016-06-26 | 読書
 謡曲「半蔀」を読んだ。
 源氏物語の夕顔の上の亡霊があらわれる。
 僧が夕顔の上の御亡心を弔う。
 光源氏と夕顔の上の恋の機縁は夕顔の花。
 夕顔の花を扇にのせて、源氏に贈ったのである。
 夕顔の上は、「扇を手に触るる、契りの程のうれしさ」と懐かしむ。
 ここのところ、謡曲を読みたくなっている。
 小学館、岩波書店の謡曲集新旧版。新潮社、有朋堂のもの。
 和田萬吉編の「謡曲物語」等、いつでも手に取れるようにしている。
 小学館の「謡曲集」旧版は、先日、古本市で入手。

擬宝珠から

2016-06-26 | 【草花】ETC
 梅雨
 ギボウシの花が咲いていた
 うつむき加減に
 その名は擬宝珠の形から
 古い建築物で見かける
 手摺りや橋の欄干のはしらの上の葱坊主型の飾り
 あれに似ていると
 ギボウシも種類が多い
 名のゆわれを聞いても
 しっくりこないものも多い