散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

疲れましたね金剛山

2010-07-26 23:46:33 | 山歩き


朝はここのところいつも不調。
軽い朝食後のむかつきがおさまりません。

「え~い、荒療治だ~~っ」

と、本日は不調をおして
山歩きと温泉コースへ。

まずはお手軽金剛山へお出掛け。


登山口に着くまで、
3台の救急車と行き違いました。
熱中症ですかね。
何だか、救急車がせっせと
走り回ってるような
相変わらずの暑さであります。


身が軽くなっている分だけ
何とかいけるかと思っていた
登山ですが、
ここ最近の不調が
そのまま出ましたね。
ほうほうのていたらくで
山頂でございました。





山頂の温度計は32度!
なかなかでございますね。
1000㍍はあるんですけど…。
でも太陽が隠れると28度。
木陰はやはり山の涼しさでありました。





お腹ゴロゴロの不調のまま、
下山し、お山の向こう側の
「かもきみの湯」へ直行です。
不調とはいえ、
たっぷり汗をかきましたので、
湯につかって、さっぱりです。

そのあとは、
畳の休憩室で、
しばしのお昼寝でありました。



さて、荒療治の成果は
ありやなしや、
どうなんでしょうね。

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「天地明察」面白いね

2010-07-26 00:51:23 | 


本屋に積み置いてるベストセラー本は
たいがい、

「ふ~ん、最近はこんな本が売れてるのね。」

という程度で、
手に取ってみたりもしないのですが、
この本は、

「ん?渋川春海!?を、題材にした小説?」

と手に取ってみたのであります。


「天地明察」冲方丁(うぶかたとう)




渋川春海=安井算哲は
歴史の教科書に「貞享暦改暦」で
ほんの一行だけ登場する人物であります。
一行だけの人物に、しかも理系チックな人物に
これだけの分厚い小説になるような
どんな背景があるのだろうと
文系なべさんは
ちょっと興味を持ったのでありました。


いやあ、面白い小説でした。
ユーモアといじらしさと執念があって、
何よりも嫌みがないですな。
それでいて、江戸時代の風景から
浮いた感じがしないのが、作家の手腕でしょうか。
渋川春海の実像に
どれくらい沿っているのかわかりませんが、
春海にからんでくる人物が、
皆、良い人たちなのが好もしい。
そういう徳のある人物であったのでしょうか。

観測をしてまわるときの上司、
伊藤と建部の爺さんがなかなかよろしいですな。
えんという妻になる女性も
キュートに描かれています。
関孝和が見事な脇役風に登場します。

楽しく読ませていただきました。

冲方丁、直木賞を逃したようですが、
賞に関係なく、もう充分
存在感のある作家といえるでしょう。




(ところで、カレーは
まだいっぱい残ってるのよ。
関係ないけど。)


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暑いけど、カレーライス

2010-07-24 23:17:15 | 日記


うだるような暑さですね。
ほんとに病気になりそうなぐらい。
この夏が無事に越せるかしら
なんて、思ったりするのは
年取ったせいなんでしょうか。

とっても日中には
外に出る元気もないので、
日がな一日引きこもりです。

ようやく陽が落ち加減の夕方
外へ出てみました。


スーパーの裏手で一休み。夕暮れの空。↓





元気を出そうと、
食材を買い込んで
今日は、カレーを作ってみました。
(なべ嫁さんは、介護帰省中ね。)

レトルトではないところの
久しぶりのカレーライスです。  ↓





でも、もうひとつ
以前の味覚じゃないのですね、これが。
作り方がまずかっただけなら良いのですが。



(作りすぎたから、
あしたも明後日も
カレーなのよ~~。)

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天川で能を観る!

2010-07-18 17:52:28 | 温泉


しつこい梅雨が明けて、
いよいよ本格的な夏日。
(なべさんの夏風邪も
しつこいけど。ん、ズルズルっ!?)

昨日、土曜日は
「天川でもちょっと行ってみるか。」
と、やおらお出掛け。


天川村は、大昔初めて行ったとき、
びっくりしたものでした。
いくつも、いくつも山を越えた果てに
急に開けた村があり、
まるで、平家の隠れ里のような、
別天地があったのでありました。

しかも、りっぱな能舞台をしつらえた
由緒ありげな天河神社が
鎮座ましましてあるのでありました。
映画「天河殺人事件」が話題になる
ずっと以前のことであります。


以来、大峰登山やらで
何度も訪れているのでありますが、
今回は「天の川温泉」日帰りね。
ついでに、みたらい渓谷で
涼しい気分にもなれれば
と、思ったのでありましたが。


ところが、お出掛けの昨日、
天河神社の前を通ると
何やらすごい人だかりで、
普段静かなはずの神域が
大変賑やかであります。
どうやら、神社の祭日に
ぶつかったようであります。


天河弁財天入り口。  
前を通過してすぐの所に天の川温泉があります。↓

 


気になりながらも
まずは、「天の川温泉」で、
冷やしそうめんを食し
それから、温泉へ。


冷やしそうめんね。昼食よ。↓




天の川温泉ね。↓ 無色透明。さっぱり系よ。






そうこうしているうちに、
お囃子の音が近くで聞こえ、
遠く、能舞台の鼓の音らしきものが、
ポンポン!と聞こえて参ります。


子供御輿が温泉場の前まで。↓




これはこれは、やっぱりせっかくのチャンス。
拝見せずばなりますまい。
と、湯上がりもあわただしく、
神社の方へ駆け参ったのでありました。


普段は、うすぐらい静寂の中に
浮かび上がった能舞台を見学するだけでしたが、
その場で能が演じられているのですから、
やはり一見ものでしょう。

能が始まっています。↓




奥深い神社の能舞台で演じられるお能は、
さすがに、風情からして本格的な雰囲気であります。
何やら、

「さかのうえの~たむら~まる~ぅっ!」

というセリフだけが聞き取れましたな。
「田村」という演目らしいです。









思いがけない能舞台に
ちょっと得した気分であったのであります。


祭りの人出に、臨時駐車場になった天川中学校。↓
空は今や夏日の雲でしょ!




おや、こんな所に在原業平の墓がある!? ↓







さてさて、
この日の夕食は、
帰宅して、近所の王将で、
「皿うどん」!
これが、長崎者のなべさんにも
「なかなやな」と思わせる代物でした。
(ソースがないのが残念でしたけど。)






食べ過ぎて
そのあと不調でありましたが。
うむ!?


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夏風邪、しつこいです

2010-07-14 17:01:17 | 日記


大雨被害があちこちで大変なようです。
皆さんの所は大丈夫でありましょうか。


ところで、先週金曜日
ポリープ良性に安心したのか、
土曜日当たりから調子を崩し、
日曜日は、1日寝込んでしまいました。
どうやら夏風邪を引いてしまったようです。

月曜日は、お仕事でしたが、
1日寝込んだせいで、
しんどくはあったものの、
峠を越したかなあという感じでありました。
声はいつのまにかがらがら声になりました。

火曜日もお仕事でした。
頭が、がんがんし、時にふるえが来るような
月曜日にもまして、しんどい状況になりました。

「あ~治ったはずなのに~」

と、思いつつ、仕事に追われるなべさんは
ひたすら仕事をしまくったのでありました。

その晩、食事もそこそこに
とうとうダウンしてしまい、
本日はまたまた寝込んでおります。



もう少しで、夏休みなのに、
晴れ晴れした夏休みが
まだまだ遠い感じです。
外は大雨ですし。
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ポリープは良性ね

2010-07-09 23:48:49 | 療養記


本日は診察日。
例の主治医さんです。


「いや~良かった。良かったね~。」

ドアを開けて入るなり、
顔をほころばせて、
おっしゃいました。

「あれだけ大きいポリープだから、
がん性の可能性大だったけど。
いや~、良かったね。」

いやはや、「良かった、良かった。」を
連発されて、
やけに喜んでいただきました。
よっぽど気にされていたのかしらね。
(ありがたいですよ、なべさん。)

大腸検診をすすめるときは、
うかぬ顔をされていました。
そのときから、
やばいと思っていたのでしょうか。

ともかく、主治医に
喜んでいただいた分、
何やら、なべさんも少しだけ
晴れやかな気持ちに
なったのでございます。
(天気は、雨でしたけど。)



それにしても、
痩せがなかなか止まらないんですけどね。
ただいま、46キロ台です。
そろそろ、痩せ止まりだといいのですが…。


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最近読んだ本ね

2010-07-05 01:37:31 | 

もう、7月なんですよね。


大腸検診後、

「2週間は大人しくね。
激しい運動はダメですよ。」

と言われているからではないんですが、
どことなく、病後感覚ですな。
体調不良の感じで、けだるいまま
家でじっとしておりますです。

さてそこで、
(何が「そこで」かわかりませんが…。)
なべさんの最近読んだ本でも
あげておきましょう。


鶴見俊輔「思い出袋」(岩波新書)





俊輔さん、面白いね、と以前申し上げましたが、
この本も面白い。
八十歳のご老人にしてこの精魂こもった文章です。
ひたすら、不良少年にこだわり、
筋道を立てようとしています。
たくましいですね。


古井由吉「やすらい花」(新潮社)

相変わらずの古井さんです。
中の「生け垣の女たち」がどちらかといえば、
かっての古井さんらしい小説。
人がどことなしの気配を持って生きている。
気配と気配がふと擦れ合い、
絡み合って、また離れていく。
この雰囲気いいですね。

でも、それなりの気配を持った人って
いなくなりましたよね。
(それなりの「気配」ってどんなの?
って聞かれても困るけど…。)


司馬遼太郎「世に棲む日々」(文春文庫)

やっぱり司馬さん、小説うまいです。


中井久夫「隣りの病」(ちくま学芸文庫)

これを読み終えて、今
「記憶の肖像」を読み始めています。
第一エッセー集に逆にたどりついて
読んでいると、これが非常に新鮮で、
中井久夫のエッセンスが匂い立つように
立ち上ってきます。
うれしいですね。
美しい本だと思います。


その他、藤沢周平とか、もろもろ。駄本もね。



でも、それより
早く体調戻して、
遠く遠く、お出掛けしたいんですけど。
何せ、もう7月なんですから。

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大腸検診の顛末です

2010-07-02 00:24:53 | 療養記


さてさて、30日はいや~な検診日。

前日から食事制限やお薬やら大変で、
何よりも当日朝の2㍑の下剤!!

2時間で飲むべきところが
3時間半もかかりました。
かないませんね。


すったもんだの末、
ようやく午後の検診に
とりかかったのですが、
まな板の鯉ですな。
強めにしてもらった鎮痛剤のせいで、
随分意識もうろうであったのですが、
それでも時折「痛いな~。」
という感触でありました。

ようよう終わったかと思うと、

「大きなポリープをとりました。
今日は一晩泊まっていって下さいね。」

と、看護師さんが申すのであります。

あらまあ、あの痛い感触は
ポリープをとっていたのですね。
と思いつつ、

「入院!?…そんな予定ではないんですが…はあ。」

と、思いながらも、意識もうろうのまま、
車イスで、内科病棟まで運ばれてしまいました。
(意識混濁、ふらふらだったのよ~。)


病棟は1年前入院していた3階の上、
構造が一緒なので、懐かしいと言えば
懐かしいのでありますが、
そうも言ってられないですよね。

大部屋になべさん一人ね。 ↓

  


職場へ、明日の急な欠勤を連絡し、
病院のまずい夕食を3分の1ほど食し

「やれやれ、長い夜なのかな~、
本でも持ってきたら良かった。」

と思いながら、退屈する間もなく、
その晩は懇々と眠りこけたのでありました。
よっぽど疲れていたのであります。



翌朝、主治医がやってきて、

「いや~検査やっといて良かったよ。」

と、おっしゃいます。
大きめのポリープだったようです。
即、帰して、途中で出血して、
病院に舞い戻るケースもあるので、
1泊してもらったとのことでありました。


さてさて、無事帰宅して、
もう一眠りしましたです。

午後遅く、
少し、調子が戻ったので、
職場へ顔を出しました。

きっと、
「なべさん、入院!」という言葉が
一人歩きしてるだろうと
思ったのであります。
何せ、1年前、3年前の
入院前科がありますので。


やれやれでありましたね。
コメント (3)
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