散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

ちょっと遠出で、久々の鄙びた温泉です

2022-06-05 11:38:31 | 温泉

 

 

かつてはあちこちの鄙びた温泉巡りをやっていたものですが、
いつの間にか段々と遠ざかっておりまして、
コロナ禍になって以降、尚更思い立つ機会もなく、ご無沙汰でありました。

2日、なべ嫁さんと二人して、三瓶山エリアまでのドライブ。
山麓に着いたのがもうお昼。とりあえずは「三瓶蕎麦」でしょう、と思いつつ、
お目当ての蕎麦屋さんには振られて、国民宿舎さんべ荘のレストランへ。

 

 

でもって、腹ごなしに西の原で三瓶山を仰ぎ見て、東の原もお立ち寄り。
観光リフトはパスいたしまして、地元の共同湯「鶴の湯」さんであります。

 

 

玄関脇に手湯、足湯があります。

 

 

入浴料300円。自動販売機で入浴券を買って、入ります。
管理人もおらず、無人の共同湯。

 

 

でも、掃除が行き届いた休憩室がちゃんとあります。
地元の人の憩いの場でしょうか。この時間帯は無人でありますけど。

 

 

源泉34,5度ほどの湯が激しくかけ流し。

 

 

湯舟の湯は程よく過熱してあります。

 

 

もうひとつ近くに「亀の湯」という共同湯があって、
そちらは源泉の温度のままだそうです。
ともあれ、湯船に入ってみるなり、「あ~これが温泉だ~~。」
と、久々な感触を思い出し、つくづくしみじみ、なのでありました。

この鶴の湯の脇には薬師如来が祭っております。
「三瓶温泉志学薬師堂・一畑薬師如来」とありました。
感謝を込めてお参りしておきましたよ。

 

 

 


かつては二つ三つは温泉のはしごもしておったのですが、
寄る年波、そんな体力もなくなりフットワークも悪くなりました。

この三瓶温泉の近くには「小屋原温泉」、「千原温泉」など、
知る人ぞ知る人気の秘湯もあって、そのうちにと思いながら
行かずじまいのままであったのを今思い起こしております。

 

 

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長崎から由布院、湯平温泉まで

2014-04-03 21:22:52 | 温泉


長崎からの帰阪途上、例によって道草であります。

30日、別府行きの高速バスに乗って、今回は湯布院ICで下車。
まずは由布院駅までのおよそ1時間の道のりを歩きです。
桜と菜の花に彩られたのどやかな春の野辺道でありました。

 

久大本線(久留米ー大分線)を横切ります。 ↓


畑の向こうに由布院の市街地です。 ↓


こんなスタイルで歩いていますと、  ↓

 

赤いフイットに乗ったお兄ちゃんが車を停めて話しかけてきました。

「この辺の方ですか~。
共同浴場がこの辺にあるの知りませんかぁ?」

どうやら温泉マニアの方のようです。
神戸から下道を走りながら九州へ入ってきたんだそうです。
私が知らないと見ると、先へ行ってしまったのですが、
しばらく行くと、見つけたらしい共同浴場の前に車を停めて
興味深そうに共同温泉を覗いておりました。 ↓

 

由布院の地元の共同浴場は一部を除いて、観光客を入れません。
大変な人数の観光客ですから当然でありましょう。
ここは夕方の数時間だけの時間制限になっておりました。
件のお兄ちゃんは残念そうに写真を撮っておりましたけど。


由布院駅の踏切です。
駅に特急ゆふいんの森号が停まっています。 ↓


反対側からちょうど普通列車が入ってきました。 ↓

 

喧騒の湯布院はスルーしまして、駅から二つ南へ行った湯平駅へ向かいます。

南由布駅で「ななつ星列車」とすれ違いです!! ↓

 


湯平駅は何もない山の中の無人駅でした。

 

              

 

 

 


タクシーが一台退屈そうにまっております。バスはありません。
しょうがありませんから、タクシーですね。

「以前はバスもあったんですけどね。
温泉しかないところですから。」

「私ら由布院の会社ですけど当番で、
この駅前に待機することになってるんですわ。」

「由布院や黒川温泉はすごい人出ですけどね。
でもこちらも古い温泉街で良いとこですよ。」


話好きな運ちゃんです。長い待機で退屈していたんでしょう。
駅から山奥へ入っていくこと、車で10分ほど。
谷あいの石畳の坂道をはさんだ旅館街が出現しました。

 

 

九州のひなびた温泉はちょっと興味を持って行こうとしたりすると
なかなかアクセスが大変で、ほとんど一日がかりです。
到達すれば、もう帰るのは無理といった時間になってしまい、
まずは、宿を確保しましょう、ということになるのであります。


観光案内所のおばあちゃんは親切でありました。
安宿が春休みの部活の合宿でどこもかしこもふさがっているのを
何度もあちこち電話してくれました。部活は剣道部のようでした。

「こんな辺鄙な山奥で、練習場所もないような様子なのに、
何で、そんなに大勢の剣道部員が合宿や~?」
「きっとこれはワンマン顧問が温泉好きに違いないのだ!」

と、なべさんはぶつぶつ思いながら、電話のそばで
おばあちゃんの問い合わせを有り難く思っておったのであります。


ようやく探してくれたのがペンションでありました。
一人旅のおっちゃんにはちょっと割高ですがしょうがないですね。


お宿を確保して、案内所の隣にあったうなぎ屋さんで遅めのお昼です。
ここしか食べるところはなさそうです。お客が居ません。↓

                    

 

腹ごしらえをして、おばあちゃんの薦めてくれた
「銀の湯」に入ります。200円です。     ↓

 

透明で、すべすべした柔らかいお湯でした。

小ぢんまりした坂道の温泉街にいくつも共同湯があります。

こちらは中の湯。 ↓


こちらは金の湯。一番古いんだそうです。 ↓

 

 


何だか旅の間中ずっと風邪気味の感じで、お疲れであります。
いつもであれば、あちらもこちらもと入湯するところでしたが
今回は早々に、お宿に入らせてもらって、
お宿の湯で休ませていただきました。   ↓

 

 

 

身体の節々が痺れて、ちょっとぞくぞく。
ただの寄る年波のせいに過ぎないかもしれませんけど。やれやれね。

 

 

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山田温泉の仙人風呂です

2013-04-30 00:03:21 | 温泉


GWをちょっとフライングして信州お出かけでした。

小布施の街から車で15分ほども山側へ上がっていくと、
もうそこは深山の雰囲気で、ここに少し鄙びた感じで、
蕨温泉があり、さらに山田温泉があります。

 


26日は、曇り空で、時に晴れ間、しばしば雨で、
どうにも落ち着かない天気でありまして、早々とお宿入りでありました。

 

                       

 


4月下旬の信州はまだ早春。本来ならもう少しさわやかなはずですが、
あいにくの雨は、ついにはみぞれになってしまうという寒いお天気。
お山のてっぺんのほうは最近降ったらしい雪を被っており、
山肌はいまだ冬枯れの様子であります。
山桜の蕾がようやく開こうとしているところで、凍えてしまっているようです。

(お宿の炬燵がありがたいことでありましたよ。)

 

 


お宿は山田温泉風景館。お気に入りでもう3度目の訪問になります。
お宿のすぐ下に外湯の「山田温泉大湯」があるのですが、ここは今回初めて入湯。
なかなか風情があってグッドでありました。(ちょっと熱いけど。)
「いつもは、こんなに熱くないけど、今日は外が寒いからかな~。」
と、近辺からのお客さんは申しておりましたが。

 

 

ここにも山頭火の碑がありました。  ↓

(山頭火も「あつい」と言ってるよね。)

 


松川渓谷の崖っぷちに建ったお宿から                                                  その下の渓流沿いに名物の仙人風呂があります。
いっとき雨が上がって、                                                                         晴れ間も見えた頃合に150の階段を下りていきます。 ↓

 

 

             

                               

 

 


先客のおっちゃんがおりました。
どうやら神奈川から湯巡りにやっておいでのようであります。
同類のようですので、しばし、九州、東北の温泉談義でありました。

この仙人風呂、景観といい、風情といい、実に絶妙なバランスで、
居心地の良い露天風呂になっています。大のお気に入りです。
ついついなべさんは先客さんを相手に褒め上げてしまいました。

 

(でもって、いつも写真は撮っても、撮られない私めですが、                                    この神奈川のおっちゃんが無理矢理私めを撮ってしまいましたね。)↓

 


湯船を上がって、階段をちょうど上りきったところに飲み水があります。
これまた絶妙のところに配置してあって、実に美味しいのであります。

 

 


でもって、いつかは、紅葉の秋にまたやってこようと思うのでありました。


 

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鳴子温泉郷、湯巡りです

2013-03-24 17:38:43 | 温泉

 

東北から帰ってみると
本日は春らしい穏やかな天気で、
桜も2分3分咲きというところでしょうか。                                                          (関東は満開のようですが。)

 

こぶしの花にヒヨドリが。 ↓

 


さて、20日は東北、鳴子温泉行きでありました。
1年前の鳴子温泉、石巻コースの再行です。


20日は、全くあったかい天気で、
さすがの東北山里も遠くに雪山が見える程度で、
のどかな野山の春景色であったのですが、
翌日は一転して、猛吹雪でありました。
「鳴子は山ですからね。天気はすぐに変わります。」
とはおっしゃるものの、のどかな野山も
さすがにいっぺんで冬景色になってしまいました。

鳴子温泉街の通り。 ↓


とりあえずこの日は吹雪を押して
近場の湯巡りであります。
(風に飛ばされそうでしたけど。)

鳴子温泉駅。 ↓


JR湯けむりラインで一駅だけ行くと
鳴子御殿駅です。
鳴子温泉もグッドなのですが、
この駅の東鳴子温泉はひっそりとした
静かさと、わびしさがあって
中々奥が深そうなのでありますよ。

 

鳴子御殿駅。風情ある駅舎です。 ↓

東鳴子温泉の通り。↓

廃業した温泉旅館みたいですが。 ↓

 

それにしても雪がすごいので、
まずは駅前の、湯治場らしい雰囲気の
「いさぜん旅館」さんへ飛び込みます。  ↓

 

時間が早くて女湯が清掃中。
でもってなべ嫁さんは待機して
なべさんだけが混浴風呂へ入ります。
(お客さんは誰もいないけど。)

 

 

湯船が中で二つに分かれていて、泉質が違います。
どちらも黒っぽく脂っぽいのですが、
なんだかしっとりとあったまる落ち着く湯ですな。
これはなかなかよろしいです。

 

 

上がってくると、なべ嫁さんが寒そうなので
あわてて次の2軒目「大沼」さんへ。

こちらはやや褐色系のしっとりなめらか。
なべ嫁さんお気に入りのようでした。

 


かくして、駅まで戻ると、どうやら吹雪で
電車が止まったり遅れたりしているとのこと。
「この電車、吹雪くとよく止まるんだぁ。」
と、昨年の雪のときも
待合室のおばあさんが言っておりましたね。


でもまぁ何とか鳴子温泉駅まで戻ってきたのですが、
とにかく、寒いので、鍋焼きうどんで、お昼を取って


早めにお宿に戻ることにしました。
吹雪に飛ばされそうな、その戻る途中で
もう1軒だけ立ち寄り湯ではありましたが。

 

「東多賀の湯」です。 ↓

乳白色の温泉です。 ↓

 

 

 

 

鳴子温泉は実に多彩な泉質を持った温泉でありますな。
しかもどれもしっとりなじみやすい温泉です。
名湯だと思いますね。

 

こうして傘の骨を折りつつ、宿へ戻ると、どうやら、
暴風警報が出ていた模様でありまして、
たしかにさもありなんの風ではあったのでありました。

 

でもって気を取り直して、もう一度
お宿の温泉へつかり、吹雪の疲れを
癒したのでありますが。

 

 

(こちらの黒湯もなかなかよろしいんですよ。)

 

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長湯温泉散策、またいつか

2013-01-12 01:17:30 | 温泉


小高い山から温泉街へ降りて
きたところに、老舗の大丸旅館があって、
その向かいに茶房川端家というお店があります。
このお店へ入って、小休憩ね。

 

 

 

ちょっと大正レトロな上品なお店であります。
お正月も3が日済むと
ぜんざいでも食べたくなりますよね。

温泉水を使った名物ぜんざいね。 ↓

 

 

 

しばし、ウィンドウからの
明るい日差しにゆったりしながらも
まだまだ、時間がありますので、
もう一度「温泉館、御前湯」
に、入ることにしました。

 

 

 


温泉館のフロントの方が、昨年の
豪雨災害の様子を話してくれました。
竹田の方だけでなく、ここの芹川も大洪水で、
源泉口が流されて、復旧が大変であったそうです。
源泉の取り入れ口が流されて、
源泉が轟々と吹き上がる有様であったとか。

何だかもっと話したい風でありましたが、
なべさんはザックを預けて
浴場のほうへ入ってしまいましたね。


ぬるめのぶんだけ、いつまでも
入っていられるので
「それで、長湯と言うんですかね。」
と、夕べだんご汁の
お店のおばちゃんに聞いたら、
「そうですね~。そうだろうね~。」
と愛想返事でありましたが、

やっぱり、湯につかりながら、
そうにちがいないと思うのでありました。

(結局、この御前湯が一番庶民的で、
くつろげて、落ち着くようであります。
お気に入りね。)

 

この地域のローカルバスは数年前に
大手の子会社になったようです。
田舎の赤字路線ばかりで経営も難しいのでしょう。
大分駅への直通バスが一日2便あります。
7時20分と午後1時であります。
(往路は時間が合わず利用できなかったのね。)
この路線も赤字路線で廃止寸前のところ
市の補助が入ってコミュニティバスとしての
運営になっているとのこと。

 

バス通りでバスを待ちます。 ↓


さて、ようやくバスに乗って
帰途に着くのであります。
再び野を越え山を越え、
いくつもの集落をまわっていくのでありますが、
乗降客は一人もおらず、
バス停の名前がむなしく
アナウンスされながら、通過していきます。
窓の外はのどかな野山の風景であります。
時々、廃屋も見えたりしますが。

そうして、大分駅へ至るまで、1時間30分。
この間終始お客さんはなべさん一人でありました。
(さすがに赤字路線、厳しいよね。)

でも行過ぎる野山や集落の風景は
のどかなものです。
過疎化していく集落ですが、
何とかこのまま残していく知恵はないものかと
思ったりもするのですが。


まあ、中々遠いところで、
またいつ来られるかわからないところを、
ようやく訪れることが出来て
とりあえず、なべさんは満足なのでありました。

 

せっかくですので、大分駅で
大分名物のとり天に挑戦。  ↓

 

(やっぱり完食は無理でしたけど。)

 

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長湯温泉街、散策です

2013-01-10 23:14:15 | 温泉


「ガニ湯本舗天風庵」の
敷地内に屋台村があります。
定食屋さんとおでん屋さんと
パン工房が並んでいます。
夜はこの定食屋さんで食事。
翌朝はパン工房の
焼きたてパンを買えばいいのですね。

ガニ湯本舗天風庵屋台村。 ↓

パン工房のお店。 ↓


ということで、夕食は、
郷土料理のだんご汁ね。
(ボリュウムありすぎて完食無理でしたけど。) ↓

                  

 

お店のおばちゃんは、
時間かけて丁寧につくってくれました。
お客は、何せなべさんお一人様でしたから。

 

7日、朝一番に川向の
共同浴場「長生湯」へ入ります。
料金200円を入れると
自動ドアが開いて、入れます。
(ぼんやりしてると
入らないうちにドアが閉まりますけど。)

写真右側が長生湯ね。 ↓


どうやら、朝一番のお客さんだったようです。

 

(ここもぬるめだけど、いいよ~。)

 

それから、朝のお散歩。霜が降りています。

 

 


さて、宿へ戻って朝食をとったあと、
チェックアウトして、改めて、
温泉街散策です。
帰りのバス時刻は午後1時の一本。
たっぷり時間があるのであります。

 

河原へ下りて、ガニ湯の                                                                湯にさわってみます。ぬるいです。 ↓

 

これも、温泉地のシンボル、
「ラムネ温泉」ね。    ↓

 

 

しゃれた建物ですけど
建築史家藤森照信の設計であるとか。
ここは夕べのうちに入湯しておいたのですが、

入り口と、入ったところのロビー。 ↓

         

更衣室と、浴室への潜り戸です。 ↓

         

 

内湯は褐色の41,2度。
肌に粟粒が張り付くラムネ温泉は露天の方で、
これはブルーの風情あるものでしたが、
冷泉でありましたな。34,5度でしょうか。                                                             さすがに夏向きでしょう。

 

朝の川筋も中々風情があります。


展望のきく小高い山へ上がってみました。

九重連山が眺望できます。
中々いい山里の雰囲気であります。

温泉街を見下ろせます。のどかです。 ↓

 

 

さて、田舎のバスのローカル線ですから、
これでもまだまだ時間は
たっぷりあるのでございました。
(さあ、どうしましょうね。)

 

 

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長湯温泉は遠いです

2013-01-09 02:12:44 | 温泉


さて、6日、長崎から帰阪途上、
大分長湯温泉への道草を
試みるのでありましたが、
中々道のりが遠いのであります。

                                                                               8時40分の高速バスで長崎を出て、
大分駅から豊肥線に乗ってようやく豊後竹田駅へ。
(豊後竹田駅から先は昨年の
豪雨災害で不通のままであります。)

豊後竹田駅ね。 ↓

                                                                                                                                                      

そこからさらにバスに揺られて40分。

正面は久住の大船山ですかね。 ↓


                                                                                 ようやく山の中の長湯へ到着でありました。
もうすでに夕方の4時前なのでありました。

                                                                            でもって、もう日帰りは無理なわけですから、
観光案内所に駆け込んで
素泊まりのお宿をとりあえず確保いたしました。
案内所の方は例によって、
はなはだ親切でありました。
外湯の割引券などもいただきましたね。


一度は来てみたかった、
山間の静かな温泉地であります。
まずは、身体も冷えていることだし、
外湯へ入ってみます。

                                                                                          温泉館、御前湯です。 ↓

玄関前ね。 ↓

 

ザックを担いで、玄関前で
食事を先にするかどうか迷っていると、
常連客らしいおばあちゃんが

「何しとるんさ、温泉ですよ。入らんですか~。」

と、声を掛けてくれました。

というわけで、露天風呂ね。 ↓

 

いやあ、中々、
なべさんとしては好感度よろしいですな。
やや全般にぬる目のようでありますが、
いつまでもつかっていたくなります。


湯上りに、パンを食べた後、
付近の散歩ね。

山頭火が、やはりというか、
こんなところまでやってきてるようです。 ↓

中心街を流れている芹川ね。 ↓

長湯温泉のシンボル、川原のガニ湯です。 ↓


                                                                                  通りかかると、
川原で釣りをしていた子どもらが
ちょうど大きな魚を釣り上げたところでした。


大きな獲物に興奮しながらも、
通りがかりのなべさんに、
「こんにちは!」と挨拶をします。
(さすがに田舎のお子様です。感心。)

「何という魚かな。」と聞くと
「大きな魚!わからん!」
と興奮したまま答えてくれました。
エノハ(やまめ)料理がこの辺の名物ですから、
やまめなのかもしれませんね。

長湯温泉はもう暮れかけておりましたが。 ↓

 

この川筋に面して、
ど~んと店構えしているのが
レトロな建物の
「ガニ湯本舗天風庵」
であります。        ↓

横から眺めても立派であります。 ↓


一階が食堂、二階がお泊り施設になっております。
ここが、観光案内所のおばちゃんが紹介してくれた

本日のお宿でありました。

(なかなかグッドですよね。)

 

 

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伊豆の結末まだでした

2013-01-02 01:46:00 | 温泉


伊豆の旅行の行方も中断したまま、
年を越してしまいましたね。
皆様、新年おめでとうございます。

 

とはいえ、昨今の政治社会情勢、
険しくなる一方で、「良い年を~」
とは、中々寿ぐ気にもなりがたいですが。

まあ、ともかく、今年の我が家の正月は
お二人様のみで、ぐだぐだ、ごろごろ、
久しぶりに「大七」なんぞを飲んで、
酔いつぶれてしまいましたね。
(ほんの少しだけですけど。)

 

 

さて、年末伊豆旅行の結末、さらっと
仕上げておきましょう。
例年のパターンに過ぎないことなんですが。
 

西伊豆は、土肥の少し南、
八木沢温泉に宿を取りました。25日ね。


部屋の窓から
富士が見える宿でありました。↓


展望風呂からも富士を眺望できましたよ。 ↓

 

翌26日は、西伊豆の
海岸沿いに沼津まで車を走らせ、
帰阪の道をたどります。


土肥の漁港です。 ↓


ここで、今回最後の立ち寄り湯です。
道路に面した共同浴場、
「弁天の湯」再訪です。  ↓

露天風呂ね。 ↓ 

内湯の方ね。 ↓ 


どうやら、朝一番のお客のようで、
露天も内湯も超アツアツなのであります。
しょうがないので、
後の人のことも考えまして、
たっぷりと水で埋めてあげましたが。


風呂から上がると店番の
おばちゃんは、気持ち良さそうに
居眠りをされていましたので、
世間話をすることもなく、そのまま出たのですが、
なべ嫁さんの話では
「水で絶対埋めるな!」
という説明書きがあったそうであります。
(ありゃりゃっ!)


戸田の港。  ↓


伊豆で港の景観が良いのは、
稲取とこの戸田の港だと思っています。
湾内が実に穏やかにたゆたっています。

戸田の海岸からの富士。  ↓


西伊豆の沼津までの海岸線は
富士山眺望ルートであります。
「富士山を眺めて、ようやく年が越せるね。」
という気分になっているなべ嫁さんには
お気に入りのコースですかね。(たぶん)

 

ともあれ、風は強くても、今回も
晴れ間の中で富士が眺望できて
一安心というところでありました。

 

最後は例によって、
沼津の魚市場に寄り、
桜海老をゲットして、
帰阪の途に着いたのであります。

沼津漁港の水門。 ↓

 

 

カサゴの唐揚げ。なかなか芸術的な陳列。↓

 


(名阪国道の伊賀越えは
雪でありましたよ。)

 

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伊豆の秘湯ですよ

2012-12-28 23:15:00 | 温泉


稲取の宿はいつも
利用させてもらっているところ。
いつもであれば満室に近いのですが、
この日は24日、イブの日だというのに、
お客は二組だけ。
やはり閑散としています。
どうしたんでしょうね。
まあ静かでいいんですけど。


ともかく、この宿は
金目のカルパッチョが絶品。
(以前も紹介したことあるけど。) ↓


でもって、胃を切っているなべさんは
いつも失敗ね。
あんまり美味しいので
思わずするするっと食べてしまって
あとで、じんわり苦しくなって
ついにはメイン料理まで届きません。
控えめにしたつもりなんですが。

 

朝の稲取漁港。 ↓

 

 

稲取の漁港の姿も中々よろしいです。
朝は海が光り、太平洋が
はるけく水平線を見せております。
25日は、冬晴れですが、
風は前日にも増して大荒れでありました。

稲取の海岸。 ↓

 

 

 

この日はまだ入ったことのない
温泉を探して、稲取から少し
山側の奥へ道をとりました。

奥深い山間にこの地区の
集落の人の温泉施設がありました。
あまり観光化されていない、
こじんまりとした、
実に感じの良い温泉であります。

伊豆見高入谷高原温泉ね。 ↓

 

 

集落の農家のおばちゃんが
当番で番台に座っているという風情で、
中々好もしいですな。
朝日が差し込んでくる湯船に
ゆらゆらとお湯がたゆたって、
じつにさわやか、のんびりであります。
掛け流しですよ。

小さな湯船ですが、感じがよい。 ↓

 

 

 

さて、それから、
西伊豆へ向かうのですが、
もう一軒、立ち寄り湯を探します。


とりあえず、
ちょっと下田へ立ち寄り
寒風の中をしばし散策。

 

町角のおじいさんが干物作りのようです。 ↓

 

ちょっとの散策で、震え上がって冷え込んだまま、
車に乗り込み、下田から山側の道へ
またまた入り込みました。

山奥の細い道路が、やがて
とんでもない傾斜の坂道になって
たどり着いたのが、ここ、
「昭吉の湯」であります。 ↓

しっかりした作りの露天風呂らしきものが見えます。 ↓


下田の秘湯と言ったところですな。

車を降りて、坂道をさらに登ると
露天風呂の小屋がありますが、
受付にどなたもいらっしゃいません。
でも先客はいるみたいなので
塀越しに受付はどこか尋ねてみると

「ニホンゴ、ワカラナ~イ。」

と、湯船から声が返ってまいりました。
おやおや、外国人のお客さんみたいであります。

坂を下ったところの民家に
受付のおばちゃんを探し当て
先ほどの外人さんと入れ替わりに入浴。


伊豆には珍しいトロトロの湯であります。
露天からの見晴らしもよく、開放的。
何でも、昭吉おじさんが
私財を投じて掘り当てた温泉だとか。
かといって、あばら家風でもなく
しっかりとした施設になっています。
でも、何より掛け流しのトロトロ湯が
よろしいですな。
これは第一級の伊豆の秘湯
と、申していいでしょう。


満足して、湯からあがって休憩室に行くと
まだ外人さんが休んでおりました。
おそるおそるどこから来られたか、お尋ねすると、

「トウキョウ・カンパニー、、、イングランド!!」

とか何とかおっしゃっていたので、
東京で仕事をしている
イギリスの方なんでありましょう。
昭吉の湯は「ベリーナイス!」のようです。


さてさて、二つの秘湯に大変満足して、
外人さんともお話できたし、
なべさん夫妻は西伊豆への道を
さらに目指していくのでありました。

 

風は相変わらず強いので、もう早めに
次の宿に入ることにしたのであります。

(とにかく、吹き飛ばされそうな風だったんですよ。)


 

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伊東のお湯はあったかい

2012-12-27 23:36:12 | 温泉


年末は伊豆へのお出かけが
どうやら我が家の定番になっておりまして、
今回も24日にまずは伊東へ到着。
クリスマス寒波で暖かいはずの
伊豆も、雪こそ降りませんが
強い風が吹きすさび、
はなはだ、寒うございました。

伊東の海ね。 冬晴れだけど風はきついよ。 ↓

 

とりあえず、道の駅へ入って、
風をしのぎます。

 

 

2階のお店の人が
お店の外で休憩していたので、
ご挨拶すると、

「暇でね~。」

とおっしゃいます。

「新東名が開通してから、
あっちにお客取られているんですよ。
不景気もあるけど。」

そういえば、
年末の人混みには少々かけるようで、
来る途中、何だかどこも
閑散とした感じでありましたね。


さて、温泉なのでありますが、
東海館のお湯だの町角の公衆浴場など
たいがいの温泉は入っているので、
車を駐めた観光案内所で、
お勧めのところはないかと聞いて見ました。

「東海会館はもう行ったの?
それだったら、和田の湯は?」
「あ~そこも行ってるの?」
「それじゃ~ねぇ・・・」

と、何だか事務所の3人がかりで
相談に乗っていただきました。
でもって、結果、
老木の生い茂った露天風呂、
ということですすめられたのが某旅館の温泉。
立ち寄り湯でも「500円ですよ。」
と、請合ってくれました。

ここね。↓

         


ところが、玄関口を入ってみると
説明板に、町の人は500円だけど、
「伊東市外の人は1000円!!」
と、ありまする。あららっ!!

しばらくひるんでしまったのでありますが、
寒い中を探して歩いてきたことだし、
町の人のお勧めでもあるし(3人がかりね。)
大枚1000円×2を払って入浴したのであります。                                             (太っ腹よね。)

 

さすがにお勧めの分だけあって、
中々立派な露天風呂でございました。
旅館の立ち寄り湯だけど、どうやら地元の人が
たくさん利用しているみたいです。

伊東のお湯は、塩分が濃いせいか、
湯からあがった後がぽかぽかして
いつまでもあったかいのです。
いつもながら感心してしまいますね。

                                                                            湯からあがるともう夕暮れ時。
ぽかぽか体で、川筋をちょっと散歩して、

川筋の東海館ね。 ↓

 


この日のお宿、稲取へ向かいました。

(体はあったかくなったけど、
難点は、ちょっとかゆかゆなのね。)

 

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乗鞍高原の秋です

2012-10-23 00:52:01 | 温泉


16日、下山後の
お宿は乗鞍高原でありました。
温泉のある民宿みたいなところ。

朴訥そうなご主人が作業着姿で受付。
お客は他に一組だけで
静かに過ごせそうであります。
何はともあれ、まずは温泉へ。

温泉宿山栄荘のにごり湯ね。↓

 

にごり湯ですよ。
でも内湯はちょっと暑すぎて
露天風呂のほうへ。

 

 

 

虫が浮いていて、
外へかき出すのに一苦労でしたが、
なかなか適温で、さすがに登山の後
心地よいものです。


夕食はきのこ鍋ね。 ↓

 

とっても食べ切れそうにありませんね。
なめこに~~~×△きのこやら色々、
ご主人が山で採ってきたもののようです。


夜中にもう一度、風呂に入ると、
ご主人が先客でありました。
意外と筋骨たくましく、山仕事に
慣れた方のように見えます。

「先だっての連休のときは
上高地からこの辺まで車が
いっぱいでパニックでしたね。」

「乗鞍の山頂はもう
紅葉は終わってるよ。
夜泣き峠が今はピークだね。」

「行って見るといいよ。車で入れますよ。」

何だか耳が遠そうなご主人なので、
大きな声で話をします。
言葉は少ないですが、
働き者の、気のよさそうな方です。
料理も何だか自慢げでありました。
でも女将さんらしき人の影が
終始、見えませんでしたので、
ひょっとしたらお一人で
切り盛りされているのかと思ってしまいますが。

 

ともあれ、翌日、ご主人お勧めの
「夜泣き峠」へ向かってみました。
(名前がいいですよね。)

 

さて、坂道の道路を上へ上へと登っていき、
やがて、入り口の標識は見つけたのですが、
車は進入禁止です。
近いのだろうと思って、歩いて入り込んでみると
林道を行けども行けども
峠らしきところに行き当たらず、
30分ぐらいであきらめてしまいました。
(どこかわき道があったのかもしれませんが。)

林道入り口に車を止めます。 ↓

林道の紅葉もきれいなのですが。 ↓

 

乗鞍山頂も眺望できました。 ↓

 

でも峠は見つからず残念ですけど、やれやれです。

 

というわけで、一の瀬遠地のほうへ回って、
しばし散策でした。

 

 

 

そうして、とうとう、                                                                 雨も降ってまいりましたので、
帰阪の途につくことにしたのでありますが、
やがて、大雨となったのでありました。

奈良の名阪国道は豪雨でしたね。


ともあれ、今回の秋山登山はこうして無事に終了。

登山中は天気がもって、                                                    とにもかくにも、                                                        ありがたいことでありましたね。

 

 

 

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霧ヶ峰も暑うございます

2012-08-04 00:30:11 | 温泉

 

26日夕方、群馬を抜けて、
信州車山高原までやってきました。
なべさんちでは毎度おなじみの
地域ですので、何だか
ホットした気分になります。
それに、信州というのはどこか
パステルカラーの晴れやかな
爽快さが漂っているものですから
気分もなごみます。

でもこの猛暑、高原と云えど
暑うございましたね。

 

この日のお宿。 
夜はさすがに涼しいですけど。  ↓


翌27日の霧ヶ峰高原。 ↓

グライダーの飛行場があります。 ↓

 


いつもなら、もっと
涼しいはずなんですけどね。

ニッコウキスゲのピークは
少し過ぎているようです。  ↓

 

八島ヶ原湿原に廻ってみました。

 

なかなか景色は涼やかですよね。

 

というようなことで、
この27日、暑いけど、
それなりにさわやか気分になって、
大阪への帰路につくのであります。

それでもやっぱり、しっかりと
八が岳山麓の「もみの湯」が
今回旅行の
締めくくりでありましたけど。

 

という次第で猛暑の大阪へ                                         無事帰着致しております。

今回、1800キロ以上は
走ったと思います。たぶん。
でもって、ちょっとお疲れね。
もう歳ですし、こんな長距離、
最後でしょうかね。

(でも、懲りてないかも!?)

 

 

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那須・塩原を通って

2012-08-03 01:45:13 | 温泉


まあ、不動湯温泉で、
なべさんとしては
今回のメインは達成
したようなものでありますが、
ここから大阪までは
さすがに遠ございます。
めったに来ない
ところでありますし、
なべ嫁さんも初めて
の所ばかりですので、
少しずつ南下することにして、

まずは那須・塩原へ。


イザベラバードの
「日本奥地紀行」が
日光から会津若松の
街道を北上しておりますから、
この会津西街道も興味を
そそるのですが、
ちょっとお疲れですので、
東北自動車道で一挙に
那須湯元温泉へ入りました。


安達太良のSAです。 ↓

 

那須湯元の「鹿の湯」です。↓

 

昔の湯治場の名残を
色濃く残しています。

 

 

 


浴場に入ると、
六つの浴槽に分かれていて、
41度から49度まで
温度を違えています。
なかなか雰囲気がよろしく                                                お気に入りなのですが、
入湯後の休憩室がないのが
ちょっと難点ですな。


さらに塩原へ移動する途中の
お昼時、今回ようやくお初の
お蕎麦でありました。   ↓

(お蕎麦は完食できるのであります。)


塩原温泉街の河原です。 ↓

 

旅行3日目、
奥塩原のお宿に早めに入って
早めの休息でした。
(お疲れですから。)

お宿の濁り湯。 ↓

 

ここも緑が綺麗です。 ↓

 

奥塩原の共同湯。むじなの湯。 ↓

 

翌26日は、日光へ向かい、
奥日光の金精峠を越えて、
群馬へ入り、信州へ抜ける計画でした。
ちょっと長い距離ですので
少々急ぎ足でしたね。

でも、華厳の滝と
竜頭の滝はやはり足を止めて
見ておきたいものです。

華厳の滝ね。 ↓

 

竜頭の滝ね。 ↓

 

 

男体山です。 ↓

 

金精峠を越えて
平地へ近づいていくと、
さすがにぎらぎらとした
猛暑でありましたよ。

 

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奥土湯・不動湯温泉です

2012-08-01 17:21:32 | 温泉


浄土平の麓に土湯温泉があって、
さらにその山奥に
「不動湯温泉」があります。


これがなかなか
大変なところなのであります。


その昔、福島駅からバスで
土湯まで行って、ぜひ、
この温泉へ行ってみようとしたのですが、
山道を歩いても歩いてもたどり着けず、
帰りの時刻に迫られて、
断念させられてしまいました。
(道も間違えたかも知れないけど。)


今回も、道を迷いながら、
迂回する車道の山道に入るのですが、
これが大変な代物でして、
タイヤがパンクするのではないかと
心配になる悪路でありました。
道標がなければ、ただのけものみち
でありますな。

そうしてようやく
たどりついたのがここ。 ↓

 

 

 

山奥の一軒家であります。
さすがに風情があります。                                           建物はちょうど百年ほどたつとのこと。
何だか床はぎしぎしっと鳴いて
傾いている雰囲気も。
部屋の入口は障子戸一枚で、
鍵もありません。

 

床の間には不動明王の掛け軸。 ↓

 


部屋へ案内してくれるお兄さんが
いろいろ話してくれました。

「鍵無しで、今まで
一度も事故はありませんよ。」

「地震の時は大丈夫でした。
ここは固い岩盤なので…。
下の土湯の方は大変でしたけど。」

「でも、その後の余震で、
建物が、何だかぎしぎしいうように
なったんですよね。」

「うちは客層が違うからましなんですけど、
土湯の方は地震で2,3軒つぶれてるし、
お客が来ません。」

「それでも、昨年は避難者の方とか、
ボランティアの人でまだましだったのですが、
今年はそのお客もいませんし。」


お兄さんはこの宿へ下から通いで
やってきて働いているようです。
でもすごく愛着を持って
仕事してるようなので、
実は宿の若旦那かも知れませんが。


83段の階段を下ると、
内湯があります。
ぬるめの透明な湯で、
窓が開放的で緑が綺麗です。

 

 

 


さらに外へ出て、
また100段ほど階段を下ると
沢に出て、
小さな露天風呂があります。

 

 

 

 

 

なかなかよろしいですな。


お兄さんの話によると、
来年の大河ドラマに
露天風呂のシーンがあって、
ロケ地候補として下見があったとか。


いろいろ物好きな
お客さんは多いようです。
秋はまた
別天地であることでしょう。

 

「鯉の塩焼きなんて
他ではありませんよ。」

と出された夕食は鯉料理にキジ鍋。
なべさん、鯉はちょっと苦手で、
どうも、あきませんでしたね。


朝食はシンプルね。  ↓

 


宿の女将さんも
なかなか話し好きなようで
帰り際にいろいろ話してくれました。

元もと、土湯温泉に旅館を構えていて、
ここは大正時代に別荘として立て、
時折お客を案内していたとか。

ところがその後、
土湯温泉の2度の大火で
本館を焼失して、
この別荘だけが残ったようです。


「去年まではまだ避難者の方とか、
ボランティアの方が
こんな山奥まで、
宿が一杯なのでと言って
宿泊に来ていたんですが、
今年はホントに少なくて。」

「働いている人も出て行って、
働いてくれる人もいないんです。」

「関東からのお客が減りましたね。
まだ関西の方が来てくれますよ。」

「秘湯の温泉宿と
喜んでいただいても、
いつまでやっていけるか、
大変なんです。」


着物に割烹着の上品なおばあちゃんで、
古いながら清潔感のあるお宿でありました。

 

 

 

 


さて、この25日の朝は
宿からあの悪路を戻り、今度は
南へ下って、ゆるゆると大阪へ戻る道を
たどってゆきます。
(どうやら東北にも猛暑の波が
やってきているようでありましたが。)

 

 

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裏磐梯から浄土平へ

2012-07-31 02:38:57 | 温泉


その昔の飯豊連峰や
吾妻連峰の縦走、磐梯山の登山、
そして、昨年の安達太良山縦走やら
何だか散発的に
訪れているこの辺り一帯であります。

だから、一度ドライブラインで
走り抜けて、たぶんひとつの線に
してみたいと思ったのでしょうね。
そういうわけで                                                                                                   点在するそれぞれの場所は
ほとんど再訪地点なのであります。


24日、まずは裏磐梯ね。
夏休みが始まったばかりの平日。
さすがに観光地といえど、
どこも人が少なく、静かでありました。
(道路工事が多ございましたが。)

五色沼と磐梯山ね。 ↓

 

 

 

 


五色沼を少し散策して、その後
磐梯吾妻レークラインを走って、
土湯峠へ向かいます。
ここは、安達太良山を
北上しての下山口で
新野地温泉があります。
昨年立ち寄り湯を
逃したところでもあります。

「だから、是非とも立ち寄り湯ね。」

と思っておったのですが、
この日はめざしたお宿が
まさかの休館日でありました。
(どうやら相性悪そうです。)

しょうがないので、
昨年立ち寄ったお宿、
赤湯温泉好山荘への再訪です。 

 

       

露天の濁り湯。↓

内湯の赤湯。鉄分が多いのね。                                         タオルは一辺で茶色に染まります。 ↓

 


女将さんの対応だけで、
去年お世話になった宿の主人も
番頭さんらしきおっちゃんも
(実は、原発被災地からの
避難者のようでしたけど。)
お見かけしませんでした。
(ちょっと残念。)
おっちゃんの方はたぶん仮設住宅へ
移動されたのではないでしょうか。

 

濁り湯入湯でさっぱりしたあと、
磐梯吾妻スカイラインへ入って、
吾妻小富士と一切経山に挟まれた
浄土平まで上がっていきます。
ガスがかかっています。
道路工事中も多いです。
でも浄土平まで上がると
霧も晴れて、涼しゅうございました。

浄土平。 ↓

山腹からは噴煙が上がっています。 ↓

 

せっかくですので、
なべさんは百メートルほど
登って吾妻小富士へ。 ↓

縁まで登ると、すり鉢状の火口が見えます。 ↓


登らないなべ嫁さんは湿原散策ね。 ↓

 


さて、スカイラインをそのまま突っ切ると
福島市内へ降りていきます。

 

途中、こんな所も。
つばくろ谷の不動沢橋。↓

 

そうして、
吾妻小富士を回り込む様に
再びその山懐に入り込んでいくと
この日のお宿、

「不動湯温泉」

があるのでありました。

 

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