CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】空色メモリ

2017-09-02 17:40:01 | 読書感想文とか読み物レビウー
空色メモリ  作:越谷 オサム

青春小説でありました
ライトノベルというほどでもないけども、
相当にくだけた感じで、地の文に話し言葉も入り入り、
楽しげな雰囲気で進む学園物語であります

そこらにありそうな、といえるかどうか
起きていることはほぼ奇跡でしかないなと
思わされるような、モテない男たちが女の子とお近づきになると
そんな下世話な話じゃないんだけども、なんだろうか
思春期で、そういうのと縁遠いなと思っていがちな男子に
そういう機会が訪れたような、そうでもないようなと
いわゆる、青春を描いているのでありました
とても好きなんだが、読んでいるとむずがゆくなってくるような
なんともいえない魅力がありました

とりたてて何がという感動を呼ぶものでもなく、
謎解きもあるんだが、まぁ、段階的にというか
さばさばと、解けていくような感じで
あまりミステリ感はない、やはり、それよりも
学園生活を舞台にした青春小説のそれで、
そういう日常を描いているだけで楽しいと
気分があがる内容なのでありました

甘酸っぱいというほどのこともないんだが、
なんとも、小恥ずかしい気分になれる
よい小説だと感じたのであります
なんとなくなんだが、これを読んで喜ぶのは
男なんではないかなと、勝手な思い込みを書いておくんだが
女性が読んでもあまりという感じでなかろうか
そう思うままにメモっておくのである

楽しそうな日々だ、いいなぁ