CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【映画】傷物語

2017-01-14 20:40:05 | ドラマ映画テレビ感想
超絶恥ずかしいんですが、書いておこうと思います
なにせ、2年くらいかかって、3本ちゃんと映画館で見たんだから

そんなわけで、40も間際のおっさんが、
物凄く恥ずかしい思いをしながらも、アニメ映画を見てきたと
そういうお話であります

客層は、私よりは10以上は若い人たちで、
そういうのを見て、同じくらいじゃんと
流石にいえないなと自分を理解しているつもりになりつつ、
いわゆる深夜アニメを楽しみに見てきたのでありました

自分語りも恐縮ですが
そもそも、なんで見たのかという切欠について、
3年くらい前だかに台灣で見たのが始まりであります
なんでか、台灣のテレビで放映されていた、恋物語なるものを
ぼんやりと見て、あれ、面白いなとか
年甲斐もなく思い至ったので、こっそりひっそり、
シリーズを追いかけてみたわけでありまして、
当然、そうなってくるとコンプリートしたくなる
そうか、映画になるのか、見るしかないな
と、ビデヲを借りてくるという習慣がないので
当たり前のように映画館へ
この映画の三部作、第一作目の客層を見て、衝撃を受けたという話でありました

考えてみれば、私の年齢の男性は子供がいたりして
こういう趣味にはうつつをぬかせないのであろうと思うのだが
まぁ、そのあたりは異論もあろう
余談が長くなりましたが、さて、映画について

正直、なんで3作にわけたんだろうかしらと
思わざるを得ないというか、毎回1時間ちょっとずつで
それなら頑張って上下というか、前後編にしてほしかったと
辱めを受ける回数を減らしたかったなんて思ってしまったのであります
また、別の機会に書いてしまおうと思いますが
このシリーズも、見てみれば、最初期シリーズの濃度と内容が
凄く素敵だと思っていたんだが、
それ以降は、ほぼ別物じゃないかというくらい薄味に感じてしまい
なんとも残念至極だったわけですが、
この映画も、同じような印象となってしまった次第

原作未読なので、どうなのかわかりませんが、
個人的には、テレビシリーズの化物語がとても面白くて、
各ヒロインの深堀というか、深淵を臨む感じが
ぞくぞくして、和風ホラーというか、怪談めいていて好きだったわけで、
このシリーズ内で語られなかった、メインヒロイン二人との馴れ初めだから
同等同様の暗くて深い川が見られるかと期待したのであります

が、蓋を開ければといったら失礼ながらも、
吸血鬼になるところ、そこに関わるヒロインという
テンプレ的な冒険譚というか、物語だったんだが、
なんか、思ってるのと違うなんて勝手なことを感じて
当初、2回を見たわけでありました

しかし、この正月過ぎからひっそり放映の最終回で、
非常にステキにまとまった、そう感じたのであります
物語の核心部分に触れてしまうのは
つまるところネタバレなので、なんだかんだと書けないのでありますが
話の筋としては、言いたかったこと、このシリーズ風にいえば
語りたかったことは、伝わってきたというか
なるほどなぁと、わかりやすく落ち着いた感じで
なかなか魅力的なお話だったと思うのであります
正直、3本目だけで十分じゃないかと思ってしまうほどでもある
説教臭いともいえるところだけど、
それを蓮っ葉にやるのがこのアニメの醍醐味で、
それをケレンミたっぷりにやってくれたというだけで
楽しかったと思えるあたり、私もだいぶやられているわけだ
自己犠牲の浅はかさと、尊さと、いくばくかの諦めみたいなのが
かっこよく描かれて終わったのでステキだと思うのである

とはいえ、映画で見るほどだったかといえば、
そうじゃなかろうと、流石に若くもない身分であり
ヒロインに萌えを発症するような情熱も潰えているせいか
映画ならではといえるだろうサービスシーンの数々が、
恥ずかしくて仕方ない、けど、そこが魅力だったろうといわれると
そうかもなぁと思ったりする、そんな具合を楽しんだのでありました
滅法にゆれるおっぱいやら、卑猥な言葉で責め立てるギャグだとか、
もっと若かったら、それだけで楽しめただろうというシーンが
山盛り入っていたわけでありますけども、
それはおいて、哀しげなお話を堪能できたので
まずまずだったと、言い訳のように、メモっておくのでありましたとさ

というか、この文章から
一切、傷物語の何も伝わらないのが
我ながら酷いと思うんだが、仕方ないね