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歯科助手 の為のアシスト(根管治療編)

2005-04-02 22:47:34 | 歯科助手 のアシストの基本
根管治療編

歯科助手 の為のアシストの基本

根管治療~つまり虫歯が進行して
表面のエナメル質から内側の象牙質まで
及びさらに歯髄(しずい:歯の中の神経の部分)
まで除去しなければ
ならない場合に行います。

麻酔を行い神経を麻痺させた状態で
虫歯の部分を取り除き
内側の神経が入っている細い管の
部分の治療を言います。

根管治療時には歯科助手さんと
ドクターの連携がとても
発揮されるところで助手さんの
腕が良い方とそうでない方とで治療の
スピードや患者さんの
楽さ加減が違ってきます。

具体的にあげるとですね

1 患者さんのお口の中に水が凄く
溜まりやすいので苦しい

  かなりの歯を削る事になりますので
お口の中にとても
  溜まります。虫歯の部分だけでなく
中の部分まで削らないといけないからです。
  バキューム(お水を吸い上げる事)
の技術が試されます。

2 お口の中の歯の中の細い神経が
入っている場所の治療なので見えずらい

  かなり細かい治療になります。
光を当てる角度や当て方で助手さんの
  技術が試されます。
しっかり処置歯に光が当たっているか
確認しないといけません。

3 根管治療の器具はとても多いので
すばやく受け渡しが必要
 
  神経の治療時に使用する器具
  はとても多いです。
  
  ファイルやリーマー
        内側の形態を整えたり内容物
       (神経や感染した歯の組織)を
        除去する時に必要なファイルやリーマー。
        サイズが細い物から徐々に拡大していきます。
        1回に数本の小さい針のような物をお口の中に
        入れていきます。
  
  交互洗浄  は内容物や削片を根管内より出す目的と有機物
       (バイキン)の除去の為に
        何回も行います。

  根管内乾燥 は内面の乾燥ですが綿栓という細い綿を
        巻きつけた器具で葉の内側の細い根管内を
        乾燥させます。これも何回も行います。

  貼薬    は乾燥した状態の根管内に症状に応じた
        薬を入れる処置です。

  仮封    は最後に唾液や食物が根管内に
        進入するのを防ぐ為にします。


以上のように基本的にこれぐらいの事を処置して他にも
ドクターによって使用する器具が増えたりします。 
助手の皆さんはドクターの治療の癖や使用する器具を憶えて
先に先に治療を予測してアシストしないといけません。
とても大変です。

でも反対にとても出来るとドクターからはとても感謝されますよw

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