ケンさんの☆ 歯科助手応援部 ☆

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歯科助手 の為の 歯の解剖

2005-04-02 23:20:48 | 歯科助手 の知っておきたい治療の基礎
歯の解剖

歯科助手 の知っておきたい治療の基礎

歯の解剖って何?って感じですよねw

歯は歯じゃない! と でも歯の解剖はとても大事です。

ではいきますよ~

画面左から 
C1  C2  C3   C4です
まず

一番外側から行きましょ~

1 エナメル質 体の組織で最も硬い組織
       一番白い部分でエナメル質までの
       虫歯だとしみたりする自覚症状が
       ない場合が多いです。(C1)

2象牙質   黄色い色をした柔らかい組織
       虫歯がここまで進むと自覚症状が
       出てきます。
       柔らかい組織なので虫歯の進行も
       とても早いです!要注意ですよ(C2)
       
3歯髄    歯の中には血管と神経が入っています^^
(しずい)  歯を削っていくと歯の中から血が出てくるのですよ!
       ここまで虫歯が進むと激痛です!もしくは
       神経が死んでしまっていて感覚がない場合もあります。
       穴が開いていて痛くない時はもしかしたら
       すでに神経が死んでしまっているのかもしれません;
       (C3)
       歯根だけになってしまった状態はC4です

4歯槽骨   歯の周りの部分の骨です。
(しそうこつ)

5歯根膜   歯と骨をつないでいる繊維です。この歯根膜のお陰で
(しこんまく)歯は強い加重がかかっても力の全てを骨に伝えることなく
       車のタイヤを支える支柱の部分にあるサスペンション
       (弾力のあるスプリングのような物で振動を和らげる)
       のような役目をしています。
       ただ細菌感染に弱いので歯周病になるとこの繊維が
       ドンドン喪失していき歯が揺れていったり歯茎が
       下がっていく原因になります。

6歯根    歯の歯茎の中に入っている足の部分を言います。
       歯根の周りにはセメント質があり、セメント質に
       歯根膜の繊維が入り込んでいて歯を骨とつないでいます。

7歯肉    歯の周りにあるお肉です。歯肉炎や歯周炎のバロメーターです。
       赤くなっていたり(炎症症状)腫れていたり(腫脹)で
       歯茎の健康を一目で確認できる事ができます。
       歯ブラシをこの歯肉にも当ててあげるようにすると
       血行が良くなったり歯と歯茎の境目の汚れを
       綺麗に取り除く事ができますので是非してみて下さい^^

以上 簡単に説明しました^^

ね 結構 歯の解剖って大事でしょう?
素朴な質問って結構あるのですよう~答えられるようにしちゃいましょw

歯科助手 の為のアシスト(根管治療編)

2005-04-02 22:47:34 | 歯科助手 のアシストの基本
根管治療編

歯科助手 の為のアシストの基本

根管治療~つまり虫歯が進行して
表面のエナメル質から内側の象牙質まで
及びさらに歯髄(しずい:歯の中の神経の部分)
まで除去しなければ
ならない場合に行います。

麻酔を行い神経を麻痺させた状態で
虫歯の部分を取り除き
内側の神経が入っている細い管の
部分の治療を言います。

根管治療時には歯科助手さんと
ドクターの連携がとても
発揮されるところで助手さんの
腕が良い方とそうでない方とで治療の
スピードや患者さんの
楽さ加減が違ってきます。

具体的にあげるとですね

1 患者さんのお口の中に水が凄く
溜まりやすいので苦しい

  かなりの歯を削る事になりますので
お口の中にとても
  溜まります。虫歯の部分だけでなく
中の部分まで削らないといけないからです。
  バキューム(お水を吸い上げる事)
の技術が試されます。

2 お口の中の歯の中の細い神経が
入っている場所の治療なので見えずらい

  かなり細かい治療になります。
光を当てる角度や当て方で助手さんの
  技術が試されます。
しっかり処置歯に光が当たっているか
確認しないといけません。

3 根管治療の器具はとても多いので
すばやく受け渡しが必要
 
  神経の治療時に使用する器具
  はとても多いです。
  
  ファイルやリーマー
        内側の形態を整えたり内容物
       (神経や感染した歯の組織)を
        除去する時に必要なファイルやリーマー。
        サイズが細い物から徐々に拡大していきます。
        1回に数本の小さい針のような物をお口の中に
        入れていきます。
  
  交互洗浄  は内容物や削片を根管内より出す目的と有機物
       (バイキン)の除去の為に
        何回も行います。

  根管内乾燥 は内面の乾燥ですが綿栓という細い綿を
        巻きつけた器具で葉の内側の細い根管内を
        乾燥させます。これも何回も行います。

  貼薬    は乾燥した状態の根管内に症状に応じた
        薬を入れる処置です。

  仮封    は最後に唾液や食物が根管内に
        進入するのを防ぐ為にします。


以上のように基本的にこれぐらいの事を処置して他にも
ドクターによって使用する器具が増えたりします。 
助手の皆さんはドクターの治療の癖や使用する器具を憶えて
先に先に治療を予測してアシストしないといけません。
とても大変です。

でも反対にとても出来るとドクターからはとても感謝されますよw