川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

誤報、そして…。 ネットカンニング事件狂想曲

2011-03-05 09:09:39 | 政治・社会

先日、産経のニュースサイトでこんなニュースが流れていました。

東京の男子高校生2人とほぼ特定したことが2日、捜査関係者への取材で分かった。」とありますがその後の展開を見ると明らかに「誤報」です。どうしてこんな嘘を流したのか、産経はきちんと明らかにして、謝罪し、責任者を処罰すべきです。誰とは分からなかったかもしれませんが「東京の男子高校生二名」が血まみれにされるところでした。

 NHKをはじめとするマスコミの報道は度が過ぎています。我が家では新聞は取っていないので影響はありませんが、夜7時のNHKのニュースのスイッチは入れます。このところ連日、トップがこれで微に入り細に亘ってカンニングのやり方を紹介しています。うんざりです。中高生をはじめ社会は試験漬けです。彼らの間でネットカンニングの研究がいっそう進むことを期待しているのでしょうか。

京都府警は「偽計業務妨害罪」に当たると言ってこの青年を逮捕してしまいました。この逮捕は許されるのでしょうか。カンニングはいつから「犯罪」になったのですか。カンニングをよしというつもりはありませんが「罪刑法定主義」はどこへ行ったのでしょう。

 京都大学の学者たちもどうかしています。「大学の自治」はどこに行ったのですか。入学者をどうやって決めるかは大学の根幹に関わることです。カンニングにどう対応するか、は自分たちで考えるべきことです。法学部の学者は何も言わなかったのでしょうか?早々と告訴をして警察権力の介入を求める感覚は僕には分かりません。

【入試問題流出】
都内2高校生が関与 1人は外で中継 京都府警ほぼ特定

2011.3.2 13:55 (1/2ページ)

 京都大などの入試問題が試験時間中にインターネットの質問サイト「ヤフー知恵袋」に投稿された問題で、京都府警が、投稿に関与したのは東京の男子高校生2人とほぼ特定したことが2日、捜査関係者への取材で分かった。京大の受験生の答案の中に、「ヤフー知恵袋」に第三者から寄せられた回答と酷似した答案があったことや、携帯電話の発信記録などから総合的に判断したとみられる。

 投稿に使ったのは、NTTドコモの携帯と判明。京都府警は、一連の投稿行為が偽計業務妨害容疑にあたると判断し、同日中にも運営するヤフージャパンとNTTドコモに対し、投稿者「aicezuki」の端末のネット上の住所「IPアドレス」や通信履歴の捜索差し押さえ令状を取り、慎重に捜査を進める。

 捜査関係者によると、試験会場にいる受験生が携帯電話のカメラなどで問題文を撮影。会場の外で待機する人物がその画像を受信して携帯電話で質問サイトに投稿し、第三者からの回答を得て、再び試験会場にいる受験生に返信。返信手段にはメールを使ったか、会場内の受験生の携帯電話に直接電話、受験生は手に隠れるようなコードレスイヤホンを使って回答を聞き転記した可能性があるといい、いずれにしても複数犯という見方を強めていた。

 


 

※上記記事は3月2日午後1時55分に掲出しました。その後の展開については「仙台の予備校生を偽計業務妨害容疑で逮捕」などをご参照ください。

 

 

 


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