川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

幹部職員の義務 沢山保太郎さんのブログ

2008-02-28 07:56:47 | 政治・社会
高知県東洋町の沢山保太郎町長のブログ(2月24日)
を紹介します。少し長いかも知れないけれど読んでみてください。
 
 高レベル放射性廃棄物の東洋町での騒動について幹部職員の責任

 http://sawayama.cocolog-nifty.com/blog/


 町民が未曾有の核騒動の中で右往左往しているとき、前町長のいいなりになって幹部職員としての義務を果たさなかった人たちへの沢山さんの強い問いかけです。

 「圧倒的多数の町民が必死にふるさとを守ろうとしているときに、一度も自分の意見を表明せず、汲々として自分の身分のみを考えていた、そういう公務員であったということについて、これから一生考え続ける必要があると思う。」

 僕は40年に亘って末端の公務員でありました。幹部ではありませんが「全体の奉仕者」としてその責務を果たし得たか、と思うことがあります。とくに残留孤児問題の最先端ともいうべき学校にいて、子どもたちや親の期待に応えられたかと自問すれば汗顔のいたりです。自分では精一杯やっているつもりでも結果は惨憺たるものでした。今もこれらの人々とささやかであっても共に歩いているのは問題が何一つ解決されていないからです。
 東洋町の課長連中だけではありません。たとえば都立高校の校長です。石原慎太郎知事の下、教育委員会が憲法をはじめとする法秩序を公然と無視し、やりたい放題の学校運営をしています。僕は組合や教員の言い分が100%正しいとは思っていません。厳しい選別体制のもと、勉強嫌いになった子どもたちを平然として切り捨てていく教員のなんと多いことか。そういう人たちが自分たちが弾圧され始めたら、生徒の味方面をするのは笑止千万です。
 しかし、多くは真面目に子どもたちと向き合っている「先生」達です。ぼくが悩んだと同じように、どうしたら日々の授業が意味のあるものになるのかと苦悶している人も少なくないでしょう。そのような若い教師の悩みに耳をかたむけて、どう生きたらよいか、語り合ってくれる坊城俊民さんのような校長はどこかにいるのでしょうか。
 都知事や教育委員会の命令に唯々諾々と従うだけの校長たちの存在を許してはなりません。教職員も生徒も親もそして私たち市民も東洋町の町民と同じようにNOという声を突きつけていかなければなりません。核のゴミを一方的に持ち込むことも、上意下達の教育を確立することも、ともにほんとうに怖ろしいことです。幹部職員たちよ、校長たちよ、自分の職責に怯えよ。

 

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1 コメント

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なぜ怒らないのか (げき)
2008-02-29 23:23:48
この国の政府のやってきたことに、なぜ人びとは怒らないのでしょう。ひとりでは何もできないと思わずに、なぜ声をあげないのでしょう。
声をあげ、仲間とつながっていけば、このむちゃくちゃな社会を少しずつ変えていけるのではないか、そう信じて、ここ1年半高知県で、原子力政策という国策に抵抗しています。
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