川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

伊藤くんの墓参り

2011-07-28 09:57:20 | 友人たち

 

 台風接近が伝えられたころから比較的過ごしやすい日が続いています。一応庭(玄関脇)のオニユリが次々と花を咲かせています。朝顔も弦を順調に伸ばしています。

 昨日は西東京市の本願寺ひばりヶ丘墓地に連れていってもらって伊藤卓也くんの墓参りをしました。18年勤めた池袋商業高校で最後にHR担任をした生徒の一人です。卒業後、99年7月30日に病気のため早世しました。今年は13回忌に当たるということです。

 久しぶりにあれこれと話をしました。残留孤児2世の生徒たちの仕事探しの相談に乗ってくれたことがありました。笑顔の優しい青年でした。94年交通事故死した章次郎くんの通夜の時に「説教」を求められたのを思い出します。病が篤くなって入院を知りました。もう言葉を発することはできなかったけれど来訪を喜んでくれました。

 あれから12年が経ち、同級生は40を過ぎました。墓石に線香代わりに置いたタバコが一本供えられていました。級友だった康三くんあたりが訪ねてきて語り合ったしるしでしょう。

 この学年で僕がHR担任をした生徒たちは卒業後、章次郎・仁・卓也と3人もの級友を相次いで喪いました。僕にとってもこんなことは初めて体験することです。親しかった同級生たちにとってはそれこそ生きている限り忘れられない痛恨事でしょう。毎年、墓参りを欠かさないという話を聞きます。

 伊藤や盛永や西田たちが生きていてくれたら僕の今ももっと賑やかだっただろう。たまには人生の話を聞かせてくれて夜を明かすこともあったかもしれない。盛永はある事情で今僕がパソコンに向かっている部屋でしばらく過ごしたことがあった。そんな遠い日が懐かしく思い出される。

 


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