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礼拝説教、聖書を読んで感じた事

聖霊を悲しませないように

2021-01-09 18:19:44 | 礼拝説教
2021/1/10 礼拝説教
【テーマ】  クリスチャンの生き方
【説教題】 「聖霊を悲しませないように」
【聖書箇所】 エペソ4:25-32
4:25 ですから、あなたがたは偽りを捨て、それぞれ隣人に対して真実を語りなさい。私たちは互いに、からだの一部分なのです。
4:26 怒っても、罪を犯してはなりません。憤ったままで日が暮れるようであってはいけません。
4:27 悪魔に機会を与えないようにしなさい。
4:28 盗みをしている者は、もう盗んではいけません。むしろ、困っている人に分け与えるため、自分の手で正しい仕事をし、労苦して働きなさい。
4:29 悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。むしろ、必要なときに、人の成長に役立つことばを語り、聞く人に恵みを与えなさい。
4:30 神の聖霊を悲しませてはいけません。あなたがたは、贖いの日のために、聖霊によって証印を押されているのです。
4:31 無慈悲、憤り、怒り、怒号、ののしりなどを、一切の悪意とともに、すべて捨て去りなさい。
4:32 互いに親切にし、優しい心で赦し合いなさい。神も、キリストにおいてあなたがたを赦してくださったのです。

○ 「互いに仕え合う」というこの神の望まれる教会を立ち上げていくためには、私達の感情を超えたところで愛し合うということが必要になります。しかし、私達は感情の動物であり、嫌いな人のためには働きたくないものです。クリスチャンでイエスを嫌う人はいないとおもいますが、兄弟姉妹を嫌う人はいるでしょう。しかし、そこのところを克服することもクリスチャンとして必要なのです。
 
Ⅰ.悪魔に機会を与えてはならない
A.教会の中にもある悪しきこと
1. 偽りを捨て 怒っても 憤ったまま 盗みをしている者 悪いことば 無慈悲、憤り、怒り、怒号、ののしりなど という言葉がここに出てきますが、クリスチャンに無いように思える言葉ではないですか? そして、こういうことは道徳の時間にでも習うような話ではないでしょうか。これは教会外の人のことを言っているのでしょうか?
2.いいえ、この手紙は教会に宛てて書かれているのです。つまりクリスチャンに対してです。クリスチャンはイエス・キリストによってその全ての罪を赦されたのですが、罪を犯さなくなったわけではありません。盗みという言葉には驚くかも知れませんが、当時の教会の中ではこうしたクリスチャン達がいたということなのです。
3.では現代の教会にはこういことは無いのでしょうか? 現代のクリスチャンはこんな悪しきことはしないのでしょうか? パウロは当時の教会に起こっていたことを書いていますから、現代の教会にある悪しきことを書き始めたら少し違ったことが出てくるのかも知れません。脱税、ネット犯罪、DV、ストーカー、ハラスメント、いじめ、万引き等々。どうでしょうか?

B.悪魔の策略
1.パウロはここで何と言っているでしょうか?  偽りを捨て 真実を語りなさい 怒っても、罪を犯してはなりません 憤ったままで日が暮れるようであってはいけません もう盗んではいけません 悪いことばを、いっさい口から出してはいけません 当たり前といえば当たり前の話なのです。
2.「拉致はいけない、拉致された人を早く送り返しなさい」私達からすれば当たり前のことなのに、当たり前ではない国があるのです。悪しきことも神の言葉に対して無知であるとこういうことが起こります。教会ですら、神の言葉に無知でいると悪しきことに気づかなくなるのです。
3.こうしたことが 4:27 悪魔に機会を与え ることになります。誰も悪魔に機会を与えようなんて思っていないでしょう。しかし、悪魔は必死でその機会を探しています。聖書を学ばせず、神の言葉を軽く見るようにし、世の言葉や世の習慣を神の言葉のように置き換えようとします。

C.古い人を脱ぎ捨てること
1. 偽りを捨て この言葉を、ルターは「偽りを脱ぎ捨てなさい」と訳しています。それは前に見た 4:22 人を欺く情欲によって腐敗していく古い人を、あなたがたが脱ぎ捨てること と同じ言葉なのです。今までそれを着ていたから脱ぎ捨てるのです。そして新しい人を着るのです。
2. あなたがたは偽りを捨て、それぞれ隣人に対して真実を語りなさい。 と、私達は真実を語るのです。真実の中心はイエス・キリストです。福音です。私達は聖書を学び、福音を積極的に語り合うのです。
3.そして、続く 4:28 盗みをしている者は、もう盗んではいけません。むしろ、困っている人に分け与えるため、自分の手で正しい仕事をし、労苦して働きなさい。4:29 悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。むしろ、必要なときに、人の成長に役立つことばを語り、聞く人に恵みを与えなさい。 を実行するのです。

Ⅱ.聖霊を悲しませてはいけない
A.聖霊の悲しみ
1.さらに続けて :30 神の聖霊を悲しませてはいけません。 とあります。誰も聖霊を悲しませようとは思っていないでしょう。しかし、悪魔に簡単に機会を与えてしまうような生活は聖霊を悲しませてしまいます。
2.聖霊はクリスチャンの内側にすでに住んでいてくださるのです。そして、 あなたがたは、贖いの日のために、聖霊によって証印を押されているのです。 と、来るべき日のために「この人は神の人であるから天国へ入れてください」と保証してくださっています。
3.なのに、その聖霊を悲しませるような言動をとったとしたら、天国は保証されていますが、神は悲しまれるということです。内なる聖霊は「なぜそんなことをするんだ」「なぜそんな酷いことを言うんだ」と悲しまれるわけです。

B.聖霊の喜び
1. 4:32 互いに親切にし、優しい心で赦し合いなさい。神も、キリストにおいてあなたがたを赦してくださったのです。 これが聖霊の喜ばれる生き方です。互いに仕え合う教会は、 互いに親切にし、優しい心で赦し合 う、教会です。
2.親切、優しい心は誰もが求めているものでは無いでしょうか? 教会に初めて来られた方は特に緊張しています。親切にし、優しい心で迎えてあげてこそ、神に心を向けられるものです。

C.聖霊に敏感に
1.私達は聖霊と一つになって生きるようになったのです。聖霊が悲しまれるとき、私達も悲しいものなのです。しかし、古い人を着て、自分の肉の感情で生きるなら、聖霊の悲しみを感じなくなるかも知れません。
2.新しい人を着て、新しい生き方を始めるなら聖霊の喜びを感じ、自分の内側からも喜びが湧いてきます。そして、肉の感情にも影響を与え、霊肉共に喜びを持つようになるのです。

★ 肉に生きてはいけません。私達は新しい霊をいただいて生活を始めたのですから、新しい人を着て生活する決意をすべきです。


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