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礼拝説教、聖書を読んで感じた事

変えてくださるイエス様

2017-09-10 16:52:46 | 礼拝説教
2017/9/10礼拝説教
【テーマ】  聖餐式
【説教題】 「変えてくださるイエス様」
【聖書箇所】 ヨハネ2:1-11
  2:1 それから三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があって、そこにイエスの母がいた。
2:2 イエスも、また弟子たちも、その婚礼に招かれた。
2:3 ぶどう酒がなくなったとき、母がイエスに向かって「ぶどう酒がありません」と言った。
2:4 すると、イエスは母に言われた。「あなたはわたしと何の関係があるのでしょう。女の方。わたしの時はまだ来ていません。」
2:5 母は手伝いの人たちに言った。「あの方が言われることを、何でもしてあげてください。」
2:6 さて、そこには、ユダヤ人のきよめのしきたりによって、それぞれ八十リットルから百二十リットル入りの石の水がめが六つ置いてあった。
2:7 イエスは彼らに言われた。「水がめに水を満たしなさい。」彼らは水がめを縁までいっぱいにした。
2:8 イエスは彼らに言われた。「さあ、今くみなさい。そして宴会の世話役のところに持って行きなさい。」彼らは持って行った。
2:9 宴会の世話役はぶどう酒になったその水を味わってみた。それがどこから来たのか、知らなかったので、──しかし、水をくんだ手伝いの者たちは知っていた──彼は、花婿を呼んで、
2:10 言った。「だれでも初めに良いぶどう酒を出し、人々が十分飲んだころになると、悪いのを出すものだが、あなたは良いぶどう酒をよくも今まで取っておきました。」
2:11 イエスはこのことを最初のしるしとしてガリラヤのカナで行い、ご自分の栄光を現された。それで、弟子たちはイエスを信じた。

○ 今日は聖餐式を致します。聖餐式にはパンとぶどうジュースが必要ですが、今日のテキストにはぶどう酒が出てきます。しかし、このぶどう酒は「ぶどうジュース」であってアルコール分の無いものだという説もあるのです。

Ⅰ.最初のしるし
A.大事なものが無くなった
1.ナザレから20km位離れているでしょうか、カナという町で婚礼がありました。どういう繋がりがあったのかわかりませんが、マリヤはそこにおりました。そして、イエス様も弟子達も招かれました。
2.ユダヤの婚礼は1週間続けられたと言いますから、食事の準備などは大変なものだったと思います。そして、大事なぶどう酒が切れてしまったということで、マリヤは花婿たちのことを気遣いました。

B.不思議な答え
1.マリヤはぶどう酒が無くなったことをイエス様に告げるのです。するとイエス様の答は不思議な答でした。 2:4 ・・・わたしの時はまだ来ていません と。 わたしの時 は十字架です。そのために最後の晩餐が弟子達と持たれ、その時にぶどう酒が回され、 マタイ26:27 また杯を取り、感謝をささげて後、こう言って彼らにお与えになった。「みな、この杯から飲みなさい。 26:28 これは、わたしの契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるものです。 と言われました。
2.このカナの婚礼は 2:11 イエスはこのことを最初のしるしとしてガリラヤのカナで行い、ご自分の栄光を現された とあるように、「しるし」です。単にイエス様が神様であるから奇跡を行うことができたという話では無く、イエス様の十字架の死を示している「しるし」なのです。

C.イエス様に話す
1.マリヤがイエス様にぶどう酒が無くなったという話を持ってきたように、私たちも問題があればイエス様のところにその問題を持って行くのです。
2.問題ができた時だけイエス様のところに行くのではありません。私たちはマリヤのように普段からイエス様に話しかけ、共に生活しているとイエス様にお願いすべきことがわかるのです。

Ⅱ.イエス様は神様です
A.この奇跡に証人がいる
1.第二列王記4章にはエリシャが困っているやもめのために空のツボ全てを油で満たす奇跡を起こしています。イエス様も当然空のかめにぶどう酒を満たすことができます。
2.しかし、ここでは6つの大きな水がめにしもべたちに水を入れさせます。それによってこのしもべ達は水がぶどう酒に変わったことの証人となったわけです。

B.イエス様が神であることを示す
1.ヨハネがこのことを記録したのはイエス様が神であることを示すためです。もちろん、この一件だけで神であることを証明できません。そこで、彼はこのこと以外にあと6種類の奇跡を記すことによって神であることを示すのです。
2.ヨハネが7種類にこだわったのは当時の完全数「神にだけ当てはまる数字」としてイエス様をそのことで神と証明するためです。しかし、もちろん奇跡だけで神であると証明することはできないでしょう。これはやはり最終的には信仰の問題です。
3.6つの水がめはユダヤ教の聖めのための水がめと言われます。これは不完全数です。その水をぶどう酒に変えられるということでイエス様の十字架の血による完全な救いが来ることを示されたと言えます。

Ⅲ.イエス様を愛している
A.イエス様を信じているから
1.私たちはイエス様が神であることを信じ、イエス様に救っていただいたことを感謝して聖餐式をいたします。聖餐式はぶどう酒(ぶどうジュース)を使います。それはイエス様が最後の晩餐で弟子達にパンを裂き、それがご自身の体であると、またぶどう酒を与えて、それがご自身の血であると言われました。
2.最後の晩餐の時にイエス様が言われた通り、私たちはこれを聖餐式として守り行っています。その理由はイエス様の十字架を忘れないためです。

B.救いを感謝しているから
1.カナの婚礼が喜びの婚礼であるように、私たちが現在行っている聖餐式はまさにイエス様との婚礼を祝う時ではないでしょうか? 教会は「キリストの花嫁」と言われるのですから、正に喜びの婚礼です。
2.イエス様はマリヤの願いを聞き、カナの婚礼で水をぶどう酒に変えました。イエス様が自ら十字架を選んでくださったことを示しているかのようにここで水をぶどう酒に変えられました。私たちはこのイエス様による救いを感謝して聖餐式を受けるのです。

★ 水をぶどう酒に変えられたように、私たち罪人を神の子に変えてくださいました。それが十字架のわざでした。ぶどう酒に象徴されるイエス様の十字架の血で私たちは救われたのです。イエス様に感謝して聖餐式を受けようではありませんか。

1.イエス様の「最初のしるし」は何ですか?

2.マリヤがぶどう酒が無くなったことをイエス様に伝えましたが、その時、イエス様は何と言われましたか?

3.イエス様は何をぶどう酒に変えられましたか?

4.聖餐式とは何ですか?

5.私たちはなぜ聖餐式をするのですか?