森林セラピー山口では来る12月17日に「健康登山~火の山連峰~」の開催を予定している。
かずさんは当日リーダーらしきものを担うことになっているので、参加者により楽しく、安全に
歩いて歩いてもらうため、前回歩いた時のコース一部変更案の検証を行うため、3回目の下見の下見に
行って来た。前回と大きく変わったところは火ノ山~陶ヶ岳間の縦走路が篤志家により広くシダ刈を
されていたこと。よく見ると摩崖仏の手前の大岩にも摩崖仏があったことなど。
陶ヶ岳は観音山とも呼ばれ、山中には多くの参拝道の名残がある。陶ヶ岳の登山道も古くは観音様の
参拝道としてにぎわったのだろう。また山中に鳥居も数基残っている。これは奈良時代から江戸末期
までの神仏習合の名残とも言える。観音信仰は徳地の白石山、狗留孫山、要害岳などにその名残が
あるが、現世救済の仏様として各地域の厚い信仰により支えられていたのだろう。
陶ヶ岳の摩崖仏には個人名が記されている物も多い。一家の幸せを願う一心で作られたのだろう。
そういった過去の歴史に思いをはせて歩いてみるのも一興だろう。
さて、コースの一部変更の検証は終わった。後は当日スタッフの同意が得られれば変更案どうりに
実施ができるものと考えている。昨日確認したところによると参加申し込みは既に15名に達して
いるとのことでした。興味のある方は森林セラピー山口のHPより早めに申し込み下さい。
また、陶ヶ岳周辺の通過予定登山道に倒木が2本あり、後日、手ノコで切断するつもりだが、周辺の
旧参拝道も彷徨してみるかな?
コースタイム P→火ノ山登山口(10分)→展望テラス(30分)→火ノ山山頂(20分)→陶ヶ岳山頂
(50分)→P(50分) コースタイム計 2時間40分 休憩含む所要時間 3時間20分
今日の歩行ログ
駐車地より亀山を望む。
火ノ山登山口・・中央奥が山頂方面
展望テラスより陶ヶ岳
新たな名所?鷹の頭みたいな岩。
縦走路は広くシダ刈されていて、気持ち良く歩けた。
火ノ山山頂大岩テラスより、名田島地区の田園パッチワーク。
陶三ノ岳より陶ヶ岳方面
陶二ノ岳より左:陶一ノ岳、右:陶ヶ岳
陶一ノ岳より陶ヶ岳
摩崖仏、そのほとんどは個人名が記されている。
陶ケ岳登山口の松永邸旧薬草園の紅葉を愛でる。
セミナーパークの紅葉も愛でてみる。
ガマズミの紅葉と実。