上総のRobin

Robinの写真日記

富士山・世界文化遺産に-2013年6月24日

2013年06月24日 | ニュース

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この写真を見る  日本の風景の象徴と日本の鉄道の象徴(2010年5月撮影)

富士山が世界文化遺産に登録されました。まずはめでたし!
_dsc5924bv2 今回は文化遺産としての登録です。、「日本の国家的な象徴で、その影響は日本を越えて及んでいる」と文化的価値が評価されました。一方、イタリアのエトナ山は世界自然遺産として登録されました。「過去2700年に及ぶ噴火の記録、世界でも類まれな火山活動、その名が何千年も前から知られていること(ギリシャ神話にも登場)、科学的重要性、文化的教育的価値」が評価されました。どちらも火山、どこが違うのでしょうか?どちらも裾野は開発の手が入っていると思いますが。今回の富士山の登録にあたっては、ユネスコ側から「開発の拡大防止」「登山者や観光客など来訪者の管理」が“宿題”として出されたとのこと。
とまれ、美しい秀峰が人の心を惹きつけるのは疑いの余地がありません。人間は均整のとれた円錐形を美しいものと認識すると昔聞いたことがあります。富士山は周りの山から離れ、すくっと聳える独立峰。まさに際立っていますよね。今回の評価の理由も納得です。私もチャンスがあれば、富士山をバックにした鉄道写真を撮りたい!そう思っております。
富士山と言えば、活火山。富士山が今の姿になったのは3000年ほど前だそうです。芙蓉峰とも呼ばれる、この美しい円錐峰は作られては崩壊を繰り返したようです。日本の文化が形作られて千数百年。そういう意味では、富士山1万年の歴史を文化に織り込んでいるわけではないので、いつか大きな変化を味わうことになるのでしょうね。ひょっとしたら木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)様は、ゴルフ場やら乱開発の跡を綺麗に更地にしてくれてしまうかもしれません。平安時代の貞観の大噴火みたいに。

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梅雨の晴れ間(九十九里の珈琲屋さんへ)-2013年6月16日

2013年06月16日 | まち歩き

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一宮川の河口近く、木の橋が架かっていた。砂丘の向こうは太平洋(i Phoneのカメラで)

細君のお友達からいつも美味しい珈琲豆をいただきます。そのお店は九十九里の長生村にあるとのこと。入梅したのに晴天が続いた先週、ちょっと行ってきました。
自宅から車で1時間弱。九十九里の浜に出て、一宮方面へ。バブルの頃別荘地として分譲された静かな住宅街が続きます。緑が濃くて、空が広いですね。

途中、細君が薦めるお店でランチをとりました。気持ちの良い庭のあるCURRENTという洋食20130608006_3 屋です。ここのランチの特徴は、魚かお肉を選ぶというのではなく、2品盛りの献立です。この日はヒラメのムニエルのトマトソース、牛ばら肉の煮込みドミグラスソース。どちらも美味しかったですが、添えられた地場野菜の温野菜が大変気に入りました。蕪、ブロッコリー、茄子、南瓜・・・。それぞれ丁寧に調理されていました。海から吹いてくる涼しいくらいの風を楽しみながらのデザートのケーキと珈琲も良かったですね。おひとり様1.2漱石はお値打ちでしょうか。

このあと、お目当ての珈琲屋さんへ。名前はKUSA CAFE。自家焙煎のお店です。ちょっと20130608008 入口が分かりにくいです。中に入ると珈琲好きにはたまらない良い香りが。ビンテージな釜で豆を炒っていました。ここのご店主、温和な感じですが、如何にも拘り感のありそうなひとです。定番のブレンドに、本日のストレート4種。今日はブラジルの何とか(忘れました)の深入りをチョイス。細君はその普通炒りのを。まるでビオトープのような野生的な庭を眺めながら待つこと数分。運ばれてきただけで心が躍る香りです。深入り好きにはたまらない美味しさでした。 帰りに炒りたての豆を買って帰りました。お目当てのガテマラが本日は無く、ご店主お薦めの中から、ケニアの何とか(これも忘れました~(笑))の深入りを。キリマンジャロは酸味が強いですが、深入りならバランスがとれるかな。(後日談ですが、これがまた泣かせるほど美味しい。焙煎の妙なんでしょうか) お値段ですが、200g 1.05漱石。豆の選択から、このあとの扱いを考えたらそんなにお高くはないですね。普段用でも常飲可な値段です。
ここは奥さんが焼くパンとお菓子も大層美味しいです。いつもお土産にもらっていたので、今回は、朝食用のスコーンとおやつにパウンドケーキを買いました。

さぁて、ぶらぶら帰るか。久しぶりに海岸を散歩しようかと思いましたが、細君が日傘を忘れたとのことで、またの機会に。カーナビの地図を見ると、一宮川が砂丘を隔てて運河のようになっています。面白そうなので、ちょっと寄ってみました。遠くに珍しい木の橋が渡されて、海岸へ行けそうです。勇躍いってみると、欄干が壊れていて通行禁止に。橋の向こうに太平洋に続く広い青空。気持ちの良い海風に吹かれてしばし、腹ごなしの散歩をしました。

Dsc0100120020505001 このあたり、もう昔のように海水浴で賑わうことはないでしょうが、逆に静かに長く続く砂浜の景色を楽しめ、大人の休日的には良いところですね。美味しいお店もありますし。
今日のレストランも珈琲屋さんも、後で知ったのですが結構有名なんですね。こだわりの東京の人が、なぜかこのような田舎でお店を開く。わからないではないですね。東京から上総へ引っ越した者としては。

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路面電車の走る街・長崎 -2013年6月2日

2013年06月02日 | まち歩き

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この写真を見る  異国情緒のある港町には路面電車が良く似合う。
Nikon D600 AF-S Nikkor 24-120mm f4 G ED VR f5.6 1/30 ISO100 WB Auto Raw

長崎へ行ってきました。毎年、この季節は細君と京都へ「青もみじ散歩」をしておりましたが、「卓袱料理」を食べたいね。ということになり出かけました。
長崎には、「長崎電気軌道」という路面電車が走っています。長らく100円電車で有名でしたが、2009年に値上げしたんですね。どこまで乗っても120円。これは今も日本一安い運賃です。
私は、路面電車の走る街が好きです。スローな交通手段が、愛され、生活の中に溶け込む。ウェットな街の雰囲気が好きです。
長崎電鉄(みなさんは通例そう呼んでいるようですね)には、お年寄りに優しいLRTも導入されていますが、手を差し延べて乗り降りを助けてあげる。そんな街であり続けて欲しいですね。
街はあじさい祭りに向け、色彩りどりのあじさいが植えられ、飾られていました。シーボルトの謂れもありましょうが、なんともこの街に合いますね。手をつないで歩く男女が多いなぁ。

20130524001 地の魚のお刺身と煮物、角煮、揚げパンのようなハトシ・・・、多国籍調で華やかな卓袱料理は美味しかったですが、甘いお醤油と、最後のお汁粉には往生しました。(笑)
そうそう、美味しい、こだわりの珈琲やさんが、狭いけど味わいのある路地にたくさんあるのが好印象でした。


長崎の路面電車・アルバムにしました ⇒<Nikon OnlineGallery へ>

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