先週の週末、ペリカンのくちばしのように蕾を膨らませてい た、我が家の山百合が咲きました。空梅雨かと思わせた天候も、すっかり梅雨らしくなった薄暗い朝、そこだけが眩しく。
上総の山をカメラを担いで、崖をよじ登ろうとしたとき、ボロっと崩れた土といっしょに百合根が転がってきました。そう、りんどうの株といっしょに。ありゃ、すまんという思いもあり、また崩れそうな崖に戻すのは何かと、我が家へ連れて帰ってきたものです。その土の塊に百合根があるとはそのとき気がつきませんでした。(私は隣の空き地とかよく拾ってくるな・・・) 2年したあたりから、毎年、花茎を伸ばし、自らの重い頭を垂れんばかりの蕾をつけるようになりました。5月には支柱で支えてやるようにしてます。
「百合」というと、女性の名前とイメージします。吉永小百合さんはその代表でしょう。「小」がつくと淑やかな感じがしますね。無いと、夏をイメージした、元気な人柄を感じさせます。百合の花は、このとおり、立派で、艶やかですから。カサブランカみたいな女性ってどんな人なんでしょ?
百合も、山百合、鹿の子百合の系統、上を向いて咲くスカシユリの系統がありますね。どちらも夏の始まりを感じさせます。やはり百合の花は元気で、華やかなイメージでしょうか。え?「ウチのは鬼百合?」 そ、それはまた・・・。
公園や土手では、やぶかんぞうが咲き始めています。我が家の裏庭では、夕菅(ゆうすげ)の花が凉げに咲き初めています。キスゲやカンゾウも百合科のひとつの系統ということなのでしょうか?勉強不足なので、また、調べねば。