さて昨日の馬の画像で,飼育場のネットに貝が
取り付けてあるのにお気づきだろうか。
沖縄地方で魔除け,疫病除け,火難除けとして
使われるスイジガイである。
形が「水」の字に似ているので水字貝。
民家の門柱,玄関,軒下や家畜舎などに置かれて
いたりするのを見かけることがある。
ここでは道路側のネットには3~4個がしっかりと
結び付けてあった。
このスイジガイ,土産店では結構な値段。
もう一つ,コスモス畑を探している時に魔除けに
関するものを発見。
道路を横切る縄「道きり」である。
集落入り口の道路2か所にそれはあった。
つまり,悪霊進入禁止の願である。
しめ縄,道祖神,節分の鰯などと意味合いは
同じになる。
縄の中央には肉らしきものが結ばれていた。
旧暦1月16日祭(2月25日)に合わせて作られた
のではないかと思うが,来間島にはこういう習慣が
残っているのだと感じ入った次第。
魔除け,厄除けといえばシーサー,石敢當などが
知られているが,まだまだいろいろありそうだ。
ネットに結ばれたスイジガイ
道切り 1
〆の子(と言ってよいのか?)もあり
道切り 2
我が家はスイジガイの代わりにクモガイ