風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

冬の日本海 ③ ≪五能線 「リゾートしらかみ」で北上≫ 

2017-03-06 | 小さな旅
以前から五能線を「リゾートしらかみ」に乗る旅をしたいと思い、一度は計画は立てたことはあったが、
実現しないままに終わってしまった。
ということで、今回の目的の一つは五能線に乗ること。


秋田駅から特別列車「リゾートしらかみ」に乗って青森方面に向かって北上。
この「リゾートしらかみ」は「橅」「青池」「くまげら」の3列車が走っており、今回は「青池」に乗車。


眺めのいい海側の席を取りたくて、秋田に行くことが決まって直ぐに予約したが、
実際に乗ってみると席車内はガラガラ状態。
季節は冬で、こんな寒い時に訪れる人はあまりいないのかもしれないが、
人気列車と思っていたので、ちょっと拍子抜け。



私達が乗った隣の車両はボックス席になっていて、ここは更に窓が大きいので外の景色がよく見える。
知らない人と向かい合うことになるので避けたのだが、今日は車両全部が空き状態。
車掌さんに許可を得て、私はここに移動。
独りゆったりと景色を楽しんだ。

 
途中駅で他の乗客が全て降りて、先頭車両には夫一人になった。
先頭の運転席の後ろにある展望席を独り占めして、パノラマ景色を楽しんでいた。
私もボックス席に座ったり、ここからの景色を楽しんだり、存分に楽しませてもらった

因みに、この「リゾートしらかみ」の料金は、乗車券にプラス540円だけという安さ
ただ冬とは言え、こんなに少ない乗客では、いずれ廃止ってことにならなければいいけれど・・・

                        


今晩の宿は、前後に海と津軽富士・岩木山を望む眺めのいいホテルで、
津軽三味線の演奏を鑑賞できるということで決めた。


一番前に陣取って、演奏に酔いしれる。
ジャジャンという津軽三味線の響き、伸びのある声、
やはり生の演奏は体にも心にも響いて感動!


と、演奏者からお呼びが掛かって、隣で太鼓を叩くようにとの指示が
ドンドンドコドンと単純なリズムで難しいことはないが、
広いラウンジに集まったお客さんの前では、ちょっと恥ずかしい
でもまあ「旅の恥はかき捨て」と開き直って、ドンドコと愉しんだ津軽の宿だった