ウツケンのたまり場

今月の目標。
ブログを引っ越す。

第2回 読書の秋 31日目 「メダロットナビ」

2006-10-31 23:58:31 | 
メダロットナビ


作者:フジオカケンキ
連載誌:ボンボン連載
巻数:全1巻

ラストはボンボン系「メダロット・ナビ」です。
表紙がボンボン系らしくないのが特徴です。

カスミには昔メダロットをもっていた。今はもう動かない友にまた会いたいと願うカスミは偶然メダルを見つけてそのメダロットを起動させるが、それは昔の友ではなかった。
カスミの話と人間になりたいと願うメダロットの話を中心に切ないひと夏の物語が展開されます。

今までのメダロットといえば、主人公とメダロットの関係を「友」とした友情ものという印象が強く感じられるのですが、この作品は全て「モノ」としての認識した上でのストーリーです。
メダロットも所詮は「モノ」、人も「モノ」ということにすることで、よりリアリティの増すことになります。
これはよりゲームらしいといった認識かと思います。

しかし、いつの間にかそれらがかけがえのない「モノ」として心の中に置かれることで重みがかわってきます。
自分はその人にとってどのような「モノ」として認識されているか、また相手を自分はどのような「モノ」として認識しているかを問いかける「妙」なテーマです。

淡いタッチで描かれるちょっぴり切なく、つかみ所のない作品です。





おわったー!

第2回 読書の秋 30日目 「ポケットモンスタースペシャル」

2006-10-31 23:47:36 | 
ポケットモンスタースペシャル



今回はタイムリーなネタとして「ポケットモンスタースペシャル」です。

これは小学館の学年雑誌(小学○年生)に連載されているもので、作家は1巻から真斗氏、10巻からは山本サトシ氏が担当。交代の理由は真斗の体調不良ということです。
正直真斗版の方がアクション部分が非常に面白いのでおすすめです。

物語はそれぞれのシリーズをモデルに複数の章に分かれています。おすすめは1~2章のカントーロケット団編から四天王事件あたりです。
1章は主人公レッドがポケモントレーナーとして旅立ち、リーグ優勝までがかかれていて、その間にロケット団との戦いが入ります。
赤と緑のストーリーの大筋がきちんとなぞってあり、ジムリーダーもゲーム登場の面々です。
特徴としてはジムリーダーが、ロケット団側とそうでない側に分かれていて、一部のジムリーダーはロケット団幹部とという位置にいます。
2章はレッドが四天王との戦いで行方不明になり、新たな主人公のイエローがレッドを探すたびに出て四天王と対決します。

アニメのポケモンなんかはバトルでもポケモンVSポケモンですが、この漫画ではポケモンの技を平気でトレーナーに与えてきます。本当に死闘です。

展開は終始シリアスで、トレーナーとの対決は非常に熱い展開になります。
小学○年生で連載してるとは思えない超展開です。

1章から続く面々も後の章で登場するなど、それぞれの章の関連性と非常にうまい伏線がはってあり、なんだかんだでおすすめの一品です。


いよいよラスト!

第2回 読書の秋 29日目 「劉備くんシリーズ」

2006-10-31 23:43:00 | 
劉備くんシリーズ


作者:白井恵理子
巻数:6巻まで?


今回は三国志4コマ漫画です。
劉備くん系は「STOP劉備くん」と「GOGO玄徳くん」それぞれ3巻まででています。

三国志キャラを使って時事ネタをやっていたり、10年以上いろいろな雑誌に掲載しているので現アレフのネタなど、その当時のネタが風化して残ってたりと少しだけノスタルジィに浸れます。

キャラクターはそれなりに一通り出てきてますが、やはりキャラクターのたたせ安いキャラが頻度は多いです。それと作者の好み。
そのせいか赤壁関係の連中、特に諸葛、周兪、諸葛謹が多いです。
三国志漫画で呉軍の出番が多い漫画はこれくらいだと思います。

それと、6巻まで?となっている件については、一応それぞれ全3巻となってますが、今「三国志マガジン」で連載中の分が単行本になりそうというということです。

とくに目を見張るものがあるわけで無し、ゆるりゆるりと見れる漫画です。

4コマ漫画って語りづらいね。

よし、あと2つ!

第2回 読書の秋 28日目 「仮面ライダーSD マイティライダーズ」

2006-10-31 23:36:02 | 
仮面ライダーSD マイティライダーズ


作者:あおきけい
連載誌:ボンボン連載
巻数:全2巻(朝日ソノラマ版)


そろそろ晒す本がなくなりつつあります。


さておき、今回は「仮面ライダーSD マイティライダーズ」です。
これはOVA展開やゲーム展開したSDライダーのテイストを多く含んだ方です。

RXを主役に毎回グランショッカーの作戦をライダーたちが打ち破っていく基本一話完結型ギャグ漫画です。

作者のあおきけいは現在もボンボンでドクターマリオ書いてるのですが、駄洒落キャラクターや駄洒落必殺技はこのライダーからすでに使われています。
おやっさんやインターポールの滝等の人キャラやそれぞれのライダーのキャラクター付けなどはしっかりしていてきちんとそれぞれのライダーが変な方向で差別化されています。

ちなみにボンボンKC版は結構レアな上未収録が結構あったりしますので朝日ソノラマ版をお勧めします。


第2回 読書の秋 27日目 「ステーシー」

2006-10-31 23:28:51 | 
ステーシー


作者:長田ノオト
巻数:全1巻


今回は大槻ケンヂ原作のステーシーです。
表紙の通り、グロ系ホラー作品です。

ある日突然起きたステーシー現象。15~17才の少女が突然死にゾンビとして動き出す奇怪な現象。
そしてそれらを再殺するための部隊に所属する学者は突然感情をもった話をするステーシーと出会う。

絵の方も非常にステーシーの世界にマッチした絵柄ですし、最後のキャンプファイヤーの前でのモモの語り「殺してくれてありがとう」はグッときます。

そのほかにオーケンの詩集「リンウッド・テラスの心霊ファイル」の中にある物語をコミカライズしたものもあります。

この作品自体は小説を幾分削っている部分もあり、非常に読み手を選ぶ作品だとは思いますが、小説のほうはお勧めです。基本は同じですけど。

第2回 読書の秋 26日目 「ロックンゲームボーイ」

2006-10-31 17:56:35 | 
ロックンゲームボーイ


作者:池原しげと
連載誌:ボンボン連載
巻数:全6巻


今日もゲーム漫画「ロックンゲームボーイ」です。
コロコロ連載といえば「突撃」や「ロッキー」といったゲーム大会などでの対決するパターンが王道ですが、そのような軽いノリに比べてボンボンのほうはヘビーです。

主人公、難波一の兄であり有名ゲーマーの翔が突然失踪してしまう。一は友人たちと兄を探すが、そのうちにゲーマーによる世界征服を企む組織「BUG」に行き着く。
洗脳された兄を助けるべく「BUG」に立ち向かう。

この作品はコロコロ系によくあるスコアを競うようなゲームはもちろんのこと、sagaといったRPGまで取り入れており、なおかつ各主人公がゲーム世界に入ることで(キャラになりきりる)、攻略の感覚で読める部分もあります。

敵組織のBUGもゲーム感覚で操作できる兵器を開発、ゲーマーを洗脳、誘拐して訓練させたりして世界征服を企むなど、思ったより本気です。


ことあるごとに仲間が洗脳されたり、ただのゲーム少年がBUGの船を自爆で沈めたりとゲーム漫画らしからぬ展開と「すれた」感覚がボンボンらしい作品です。



第2回 読書の秋 25日目 「ファミコンロッキー」

2006-10-31 00:55:18 | 
ファミコンロッキー


作者:あさいもとゆき
連載誌:コロコロ連載


今回はジャリっ子ゲーム漫画の定番「ファミコンロッキー」です。

コロコロのゲーム漫画というのはなぜか基本的に同じようで、主人公の轟勇気が必殺技を駆使してゲーム大会などでさまざまなライバルと対決します。
先日紹介した突撃ゲームボーイと同じく、彼にもゲーム拳50連打などといった業があります。

この作品の最大の見所は「本来ありえないことが起こる」というものであり、ありえない隠しキャラはもちろんのこと、バンゲリングベイでは謎の帝国の秘密兵器が出てきたり、忍者ハットリくんではハットリくんが巨大化します。
いまでこそフィクションなのはわかっているんですが、当時のお子様はかなりだまされたようです。

その後ロッキーはプロアクションリプレイ系のコード集のおまけとして「アクションロッキー」として復活しました。
ゲーム拳50連打で太鼓の達人してるさまに風原さんは沸きました。


次はボンボンのほうのゲーム漫画をやりましょう。

第2回 読書の秋 24日目 「居酒屋舌偵」

2006-10-31 00:04:14 | 
居酒屋舌偵


作者:土山しげる
巻数:全1巻

なにげに書きだめしている風原さんですこんにちわ。
今日は一風変わった食漫画です。

食と探偵を組み合わせたものは喰いタンが有名ですが、「トリック解明主体推理漫画」に比べて、こちらはどちらかといえば「火サス系殺人事件漫画」です。

こちらは探偵という職業でなく、居酒屋の店主で、居酒屋「アラカン」の店主は刑事の依頼で舌偵として事件を解決するのですが、その武器は「舌」です。
被害者の食べていたものや付着していた汁などでその料理をあて、再現できるというもので、料理の癖や郷土などから犯人を探し出したり、土地の味で改心させたりします。

食キング、喰いしん坊といった土山しげる食漫画のテーマである「食の心」を大事にしている作品で、薀蓄あり、人情話ありで喰いタンとは一線違う深みのある作品です。

第2回 読書の秋 23日目 「覇 road」

2006-10-31 00:01:28 | 
覇 road


作者:池上遼一
連載誌:ビッグコミックスペリオール連載
巻数:6巻まで


今回は現在連載中の漫画を紹介。
原作 武論尊  作画 池上遼一のおくる三国志漫画です。

三国志漫画ですが、主人公は倭人(日本人)です。
大陸にわたり、その様子を見た主人公が卑弥呼の誘いを断って単身中国大陸に乗り込んだ。
そこで出会ったのは劉備御一行。一応下働きということで行動をともにしたのはいいがこの劉備がまさに悪役。
剣の試し切りに人を使うは、張飛の女を寝取るわと悪行放題。

絶えかねた主人公は劉備の首をはねてしまいます。

そしてその後「劉備玄徳」となり覇権争奪戦に乗り出すのでした。

2、3話にして劉備が殺されるというショッキング展開。
その後も趙雲が女だったり、しかも呂布との間に子供が生まれてたり、さらにその子が関平と名づけられてたりといったトンデモっぷりです。

しかし展開は大味で爽快なので細かいことを気にしない人にはお勧めです。

でも、連載中いまだトウタクが死んでません。どこを引き際にするのかがまったく見えません。