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蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
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「その他」がメインのブログ。

長崎くんちの庭見世

2009年10月04日 | 自適休暇



 本日は、長崎くんち(今年は10月7日から9日まで)
の前に行われる「庭見世」を見に行きました。

 尚、文中でもちょいちょい説明しますが、
長崎くんちの詳しい説明については、
「長崎くんち」公式HP(長崎伝統芸能振興会)
ご覧になってください。

 * * *

 まず行ったのは、鍛冶屋町。
 ここは七福神の宝船(一番上の写真)と、
傘鉾のからくり人形の舞が奉納
(長崎の諏訪神社の前で、くんち当日に
 踊りを「奉納」するのです)されます。

 次に油屋町の川船(二番目の写真)、
そして今籠町の傘鉾(かさぼこ、三番目の写真)
を見ることが出来ました。
 飾りが実に細かく、そして派手で好いです。

 踊り町は他にもあるのですが、
都合この3町だけしか回れませんでした。
 しかしながら大変多くの人(地元の関係者や
県内外の観光客)で、凄い混雑でした。
 くんち本番前から、大変盛り上がっております。

 * * *

 ところで「庭見世」の「庭」とは、
長屋の中にある開けた空間のことです。
 長屋といえば、京都もしくは小京都
(例えば近江八幡や飛騨高山ですね)と
呼ばれる町にある細長い店舗兼住居です。
 江戸で言う「ウナギの寝床」です。
 ベトナムのホイアン(日本人町があった)でも
見ることが出来ます。

 その庭をこの日だけはオープンにして、
出し物の衣装や山車、もしくは
祝いの寄贈品などが展示されるのです。

 しかしながら最近は長屋の古民家が
珍しくなってしまいました。
(むしろ長崎に未だ長屋があったことが
 大変驚きでしたし、実に嬉しい事と思いました。)
 そのため最近では、店舗やガレージを
使って展示する所が多いようです。

 * * *

 展示されている贈り物は、
「栗饅頭」や「桃カステラ」といった
長崎名産のお菓子と、
柘榴や柿などの果物が一般的です。
 特に柿は「とんご柿」もしくは「ゴマ柿」
といって、長崎近郊でしか栽培していない
小ぶりでとても甘いものです。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しょうが)
2009-10-07 21:17:51
庭見せは元々は「庭」を見せる為の行事じゃなかったんだぜ。
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Unknown (yusui)
2009-10-08 23:54:09
ありゃっ、何でしょ。
ググっても分かりませんでした。

あんまし庭見せのことは、
ネットに出ていないものですね。
返信する
Unknown (しょうが)
2009-10-13 20:31:19
庭見せは元々、踊り町の中に隠れキリシタンがないないか、押し入れ、倉、諸々の中に入っている家財道具を一切庭に引っ張り出して身の潔白を証明するためのものだったのさ。
返信する

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