裕徳稲荷神社で決意表明

正月二日目は、
お隣佐賀県の
裕徳稲荷神社へ
初詣。

毎年訪れている
にも拘らず、
沢山の人々が
参拝に訪れる
混雑を見たのは
ものすごく久し振り。

10数年前は、
家族で初詣が
当たり前のよう
だったのだけれども、
辺境の佐賀・長崎でも
それが崩れ去ろうと
しているのだろうかと
危惧している中。
久々の雑踏に
歩きにくさを覚えながらも
幾許かは安堵した。



裕徳稲荷神社は、
日本三大稲荷のひとつ。
とは幼い頃から
知ってはいたのだけれども、
いまいちその凄さを
知らなかった。
だいいち、後の
二つがどこか分からない。

大人になって
此処へ来ると、
改めて建物の
絢爛さというか
重厚さといおうか、
非常に興味深いもので
あることに気付かされる。
様々な神社を訪れてきたが、
確かに此処は規模が大きい。

しかし幼心に
そういった関心は
不要だったのかもしれない。
一番の関心ごとは、
家族みんなで
遠出ができるという
楽しみだった。
そしておみくじを引くこと、
大好きな小城（おぎ）羊羹を
買ってもらうこと。

もっとも、
暫く期間をおいて
今となっては、
それらの関心ごとが
別の意味で
再び高まってきたが。



参拝するとき、
願い事など
呟くようなことは、
大学に入ってから
やらなくなった。

なにも、
神さんへの信仰が
薄れたとか
そういった類ではない。

確か大学1,2年ごろは、
「健康」とか
「無事」などの
2文字の願いで
済ませていたが、
それすらも無くなった。

代わりに、
決意表明を
するようになった。
今年こそ
何某を達成したい。
それだけ。

今年はかなり
難題の解決を
誓うこととした。
かなり無謀なこと
のようにも思えるが、
けれども今のうちに
決めたいことがあった。

「自分が本当に
　やるべきという衝動に
　駆られるような
　仕事及び行き方に
　出会いたい。
　もしくは
　その糸口を掴みたい。」

こりゃ、
相当な難問である。
でも、あえて
ここでも誓おう。
神々に誓ったくらいなのだから。


こうして日は落ち
夜の帳（とばり）が
迫ってきた。

こんな感じで
2008年も
過ぎてゆくのだろうか。